ちゃっかり温泉

著者 :
  • カンゼン
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862551573

作品紹介・あらすじ

平日の真っ昼間から、温泉入ってひとり飯!?『孤独のグルメ』『花のズボラ飯』の原作者による、狡賢エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 休日などに気楽に読むのに最高の本。表現がツボにはまって思わず独り笑いしちゃう箇所多数。こんなに笑える本、なかなかないな。漫画の原作者って商売が成り立つのかなぁと思ってたけど、この人ならさもありなん。

  • 作者と私の生活圏が大変似ている時点で、読んでいて楽しい。書いてある風景が容易に目に浮かぶので。

    仕事の合間や締切の合間に「ちゃっかり」温泉に浸かることを愉しむレポート。
    私も行ったことのある温泉もあり、はたまたぜひ行ってみたいと思ったのは戸越銀座温泉。
    そしてずっと気にはなっていたけど、もう今後は気にしない(いかない 笑)と思えたのが、箱根のかっぱ天国。

  • 股間ネタが多くて笑えます。
    人物描写、裸体描写、股間描写(笑)のユーモアセンスがいい。

  • 久住氏の温泉エッセイ。
    温泉と言っても、都内か、もしくは近郊の温泉にまつわるエッセイである。
    どこかで連載していたもののようだ。
    第一話が、綱島温泉だもの、買わない訳にはいかなかった。

    文体は今までの著者のエッセイの中でも一番好きかもしれない。

    [more]
    内容紹介
    平日の昼間から温泉入ってひとり飯!?

    温泉につかって体の心まで温まったあと、
    キューっとビールで一杯飲るもよし。
    甘いもので小腹を満たすもよし。
    温泉着く前におやつラーメンを食すもよし。

    「なんかちょっと罪悪感のようなものがあるんだ。
    贅沢し過ぎのような」

    原稿催促の電話が入った午後1時。
    「すいません。今書いているところで、夜には必ず送ります」 と言いながら、
    タオルと着替えをバックに詰め、向かった先は温泉っ!???
    「花のズボラ飯」「孤独のグルメ」の原作者として注目集まるの久住昌之氏が
    次に題材にしたのは、温泉から飯屋へのご機嫌な散策。
    情報を検索して、宿の予約を入れて、荷造りして。
    準備を整えてから行くのが“温泉”だとばかり考えていたら、人生損しているのかも。
    非日常のオアシスは案外身近! 案外手軽!
    ちゃっかり温泉”ってのもありじゃないですか!?

    【目次】
    第一話 綱島温泉と焼き鳥
    第二話 高井戸温泉と回転寿司
    第三話 笹塚温泉とじゃがいも塩ゆで
    第四話 箱根かっぱ天国とシフォンケーキ
    第五話 浅草観音温泉と牛すじ煮込み
    第六話 蒲田温泉と生ハムサラダ
    第七話 深大寺温泉と天盛り蕎麦
    第八話 花小金井の湯とアイスクリーム
    第九話 戸越銀座温泉とクレソンのサラダ
    第十話 麻布黒美水温泉と焼きそば

  • 笑える。ふりちんの描写などはさすが久住さん。このゆるい感じが何ともたまらない。先ずは綱島の温泉にでも行って見ようかしら。

  • SPA!

  • いやはや面白かった。
    仕事の合間にちゃっかり温泉に行く著者。
    本書に登場する温泉は、全部で十か所。
    著者が、仕事の合間に行けるような場所なので、東京もしくは東京近郊の温泉だ。
    もちろん温泉についても書いてあるが、なんといっても鋭い人間観察が面白い。
    温泉にいる人種の描写が、かえって温泉の雰囲気を伝えている。
    温泉&食事と紹介されているのもいい。
    そこからもその町の雰囲気を感じる。
    わたしもちゃっかりと温泉に行ってみたいな。

  • なにが一番ちゃっかりしているって
    息抜き(ですよね?)をネタにして本にしてしまっているところでしょう

    表紙裏
    「ダメだ。笑顔が漏れてしまう。楽しい。
    申し訳ないが、楽しい。」
    もうこの言葉につきるでしょう。

    ディープな温泉(スーパー温泉)が多くて笑えます
    (あまり電車内で読まないほうがいいかもしれません)
    唯一意見が違うのが、お風呂あがりはもうそのままビールにいってしまいたい。
    コーヒー牛乳もおいしいですけどね

  • ”ダメだ。笑顔が漏れてしまう。楽しい。申し訳ないが、楽しい。”と、ひとり小ズルく温泉につかって背徳的な気持ちよさにほくそえんでしまうような「ちゃっかり圏」をつづったエッセー。

  • 都内の温泉銭湯めぐり.
    良さそうなところが多いけど,よくそんなとこ行くなぁというところもある.

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著者プロフィール

1958年生まれ。マンガ家/ミュージシャン。美学校出身。滝本淳助とは、『タキモトの世界』や「東京トワイライトゾーン」(「タモリ倶楽部」内のコーナー。1989年に日之出出版から書籍化)などでコンビを組んだ。

「2015年 『滝本夢絵日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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