- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862381934
作品紹介・あらすじ
資生堂とサントリーの広告を中心に、数々の名コピーを世に送り出してきた宣伝文案制作者が回想する広告とコピーの時代。
感想・レビュー・書評
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ことば
ビジネス -
コピーライターがコピーライターに集中できた時代の追憶。
能力として、戦術にかかわる専門性と戦略にかかわる大局観両方を求められのは厳しいが、クリエイティブに関わる人達はみんなそうなのかも。
飽食の時代、成熟社会になったからかな?
増やしたいと思うものは普遍的かもしれないが、減らしたいと思うものはひとりひとり違うからなー。 -
小野田さんの自叙伝。資生堂時代から、コピーライターとして独立して「恋は、遠い日の花火ではない。」が生まれるまでの物語。作品集や簡単なhow to本じゃないので、読みやすかったし、心にも残っている。
そのときの心の葛藤だとか、思った頃、名作が生まれた瞬間に立ち会える本だった。多少、後付けかもしれないがこんな風に日常の中からコピーを考えられる人になりたいと思った。30年以上一つのことを続けているというのは強みだ。
継続して続けていきたいと思った。 -
35/268
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面白い。
でも特に何が面白いわけでは無い。
ただコピーライターと言う仕事の中身、伝えたいことをどう言葉にするか、そのプロセスはやはりクリエーティブで共感できる所が多かったので★4つ。
「時間よ、止まれ」(資生堂)、「恋は遠い日の花火ではない」(サントリー)など未だに印象に残っているコピーを生み出した筆者の、言葉にこめる思い、簡潔にかつキャッチーに伝えるための苦しみが、痛いほど伝わって -
資生堂を使い始めた頃から、まだ、コピーライターという職業を知らなかった頃から、小野田さんのコピーは、本当に印象に残っていた。
この本は、コピーの紹介だけでなく、小野田さんの仕事の進め方が書かれている。
広告の制作は、いろいろな立場の人が数多く関わっていて、それぞれがプロで、しかも、案件ごとにメンバーが異なる。
その中で、これだけの作品を残した小野田さんの仕事ぶり、成功例だけでなく、うまくいかなかった例が興味深い。 -
『恋は、遠い日の花火ではない。』
たったひとつのコピーで、世の中のサラリーマンを勇気づけた。
このコピーは、著者である小野田さんの代表作となっているが、資生堂時代には他にも数多くの名作コピーを生み出している。
この本のいい所は、後づけかもしれないが、なぜそのコピーになったのか、という思考のプロセスをわかりやすく書いてくれているところ。
コピーの説明をコピーで書くなんて、凡人にはなかなかできないと思う。
当時の広告の時代性や熱、現場の雰囲気などが伝わってくるとてもいい本だ。 -
小野田さんみたいなコピーは、まだまだ書けないと思うけど、
目指しつづけることはできるなと思った。
美しい情緒ある映像がみえるコピー。
それでいて、きちんと機能しているコピー。
そういうコピーを書きたいと、それだけはいつも思っている。 -
発想力をつけよう。