- Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861992063
作品紹介・あらすじ
これは、人類の未来のために過酷な宇宙で奮闘する人工衛星たちの感動の物語である。
感想・レビュー・書評
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空に興味を持ち出した長男に買いましたが、図鑑の名の通り、ぎっしり膨大な日本語量にハナっから放置。なので私が自分で読書。
日本がこれまで打ち上げた人工衛星を、かわいく擬人化し、素人にもわかりやすく解説しています。
擬人化されているせいか、人工衛星娘に感情移入してしまい、大きな使命を背負って飛び立った衛星たちが、最後に壊れたり燃え尽きたりしてしまうところは、涙なくしては読めません(本当)。
ハレー彗星に近づくも、たった1ミリの砂粒に当たるだけで体勢を立て直すのが大変だったり、イトカワに着陸するのは至極困難なことだったり、
本当に衛星に関する様々なことが、著者の衛星への愛を持って書いてあります。
いい本なんだけれど、息子には日本語の壁が高すぎる・・・。(T_T)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
同人展開から始まった作品を商業化にあわせて大幅に加筆修正した一冊。
衛星の擬人化とはいえ、内容は事実に基づいてガチで書き込んであるので、表紙の萌え絵に騙されるとかなり損になる。萌え、ではなく燃え&泣き。
ストーリー仕立てになっているが衛星である以上「最後は必ず運用停止」が待っている物語なので、擬人化させると涙腺がヤバくなるのもむべなるかな。
当時はちょうどはやぶさブームの真っ只中でもあり、飛ぶように売れていた。(そして気軽に通勤電車で読み始めた人の涙腺を壊しまくって、大変なことになった人が多かった) -
サイエンス
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良書です。見かけのもえに惑わされてはならんです。目から汗がだらだら出ます。枯れそうです。
はやぶさのイオンエンジンにときめく! -
ひまわり,はやぶさ,かぐや等,日本が開発・打上・運用した宇宙機を「さてらい娘」として紹介。絵よりも文字情報が多く,内容は真面目でしっかりしてる。擬人化本初めて読んだけど,こういう本なら歓迎。出版は2009年で,ちょうど満身創痍のはやぶさが翌6月無事に帰還するか?というタイミング。
ハレー彗星探査機さきがけ・すいせいの章では,同時期にともにハレーを目指した米ソ欧の探査機も併せて紹介。ロゼッタの彗星着陸が記憶に新しいが,当時のハレー艦隊の物語もとても魅力的だ。 -
「ひまわり」から「かぐや」まで。はやぶさ以前にも様々なストーリーがあった。監修がしっかりしてて、関係者全員に愛があるので読んでいてとても気持ちが良い。我ながらキモいが、擬人化するとスルスル頭に入るんだよなあ。
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ポップなイラストを交えながら,観測機器・推進方法についての技術的・専門的な部分についても詳説されている.
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萌という名前にしては中身がしっかり書いてあって勉強になる。
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ひさびさに再読。
どうしても「この子」と呼びたくなってしまう。
日本人の、機械に対する感性は独特だと言われるらしい。
手間暇かけて作ったものが、創造主の希望通りの働きをして、また、想定以上の結果をもたらすんだから、まるまんま子育てじゃないか。
日本の宇宙開発は、メインストリームのど真ん中じゃなくて、誰にも真似できないニッチな方向に進んでほしいなぁ。技術の多様性は必要です。
先立つものがなければ、可愛い我が子への教育費も捻出できません。
この本に出てくるようなメンコい子らが募金箱抱えてたら、間違いなくサイフの小銭を注ぎ込むね。代わりに図書を購入したのさ。