高野聖 (お風呂で読む文庫 32)

著者 :
  • フロンティアニセン
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本棚登録 : 17
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861970320

感想・レビュー・書評

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  • 幻想的で圧倒された。息が止まりそうになる。

  • 男って美女に弱い

  • 2012年3月11日読了。iPhoneの青空文庫リーダーアプリにて読了。お風呂で読んだわけではないのだが。旅の僧が語る不思議な体験談。山奥で一夜の宿を求めた僧をもてなす「女」の魅力・ふるまい・哀しさに僧の心は乱れ動くが・・・。幻想的で美しく、身も心も浸りきってしまいたくなるが「このまま行くとヤバイぞ」と思わせるこの感覚を、「旅の僧の一人語り」という形式の文章で描ききった作者の技巧に酔わされる。これは面白い。私は泉鏡花には初めて接したが、是非もっと多くの作品を読みたい。(iPhoneで全部読めてしまう、今の世の中は便利だなー)

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著者プロフィール

1873(明治6)年〜1939(昭和14)年)、小説家。石川県金沢市下新町出身。
15歳のとき、尾崎紅葉『二人比丘尼色懺悔』に衝撃を受け、17歳で師事。
1893年、京都日出新聞にてデビュー作『冠弥左衛門』を連載。
1894年、父が逝去したことで経済的援助がなくなり、文筆一本で生計を立てる決意をし、『予備兵』『義血侠血』などを執筆。1895年に『夜行巡査』と『外科室』を発表。
脚気を患いながらも精力的に執筆を続け、小説『高野聖』(1900年)、『草迷宮』(1908年)、『由縁の女』(1919年)や戯曲『夜叉ヶ池』(1913年)、『天守物語』(1917年)など、数々の名作を残す。1939年9月、癌性肺腫瘍のため逝去。

「2023年 『処方秘箋  泉 鏡花 幻妖美譚傑作集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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