- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861826979
作品紹介・あらすじ
翻訳家の日常、翻訳の裏側
迫りくる締切地獄で七転八倒しながらも、
言葉とパチンコと競馬に真摯に向き合い、
200冊を超える訳書を生んだ翻訳の巨人。
知られざる生態と翻訳哲学が明かされる、
おもしろうてやがていとしきエッセイ集。
感想・レビュー・書評
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翻訳家であり故人である東江一紀氏のエッセイを死後にまとめたものらしい.残念ながらブログのレベルを出ることができていないように思った.
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面白いけど、なんだか、もういいです。
翻訳の沼に入り込んだ苦悩とか工夫とかを勝手に期待した自分が悪いんだけど。
文芸翻訳家同士の傷の舐め合いと言ったら言い過ぎでしょうか。
でも今まで拒否していた翻訳本は再度挑戦します。 -
英語をなめたらあかんぜよ、翻訳をなめたらあかんぜよ!
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冒頭ニッカ好きとわかり(おお同志)と読み始めてみたら…タイトルから予想できることだった…ダジャレとおやじギャグのオンパレード。その中にあまりにも多忙な仕事ぶりと安い原稿料へのちょっぴりの恨みつらみと生活の大変さとそんな中でのまじめな死後ぶりが浮かび上がる。読んでいる途中苦しくなって(これでは病気になるんじゃないか)と思っていたら、案の定精神的にも、そして最後には肉体的にも病んでしまわれた。後進の育成にも心を砕いておられたようで、こうした方のおかげで海外作品好きの私たちが今読書を楽しめているのだとただ感謝。翻訳者の環境、改善されていると良いのだけど。
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しつこい駄洒落も親父ギャグも、全てひっくるめて愛らしい人柄が偲ばれる、面白おかしいエッセイ本だった。
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翻訳の話と比して、駄洒落のパンチがこれでもかと続く異色の本であるが、何とも言えない独特で知的な雰囲気に包まれる。
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やっぱり「翻訳修行の冬」おもしろいなー。おもしろいといっていいのかどうかわからないけれど、すごい話だと思う。
おやじギャグの連発と一口にいってしまうと、なーんだ、という感じですが、その親自虐じゃなかったおやじギャグ(伝染るんです)のひねり具合がはんぱじゃない。まねしようとしてもなかなかできないのですよ。
でもなんだかんだいって、そのギャグと自虐(これもたっぷり)のあいまにさりげなくこめられている翻訳論がおもしろかったなー。勉強にもなるし。