愛するものたちへ、別れのとき

  • 作品社
4.17
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 43
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861822681

作品紹介・あらすじ

アメリカの、ハイチ系気鋭作家が語る、母国の貧困と圧政に翻弄された少女時代。愛する父と伯父の生と死。そして、新しい生命の誕生。感動の家族愛の物語。全米批評家協会賞(自伝部門)受賞作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ゆっくりと読みこめば、面白い本だと思う。でも、今の私には読み切れなかった。ごめんなさい。

  •  最貧国といわれるハイチ、でも心は豊かだ。すさまじい抑圧のなかで、民族の誇りを失わす家族を大切にした伯父さん。その伯父さんを二人目の父親としてとても大切にしていたエドヴィージ。肉親の情愛がとても美しく感じられた。ミラにも幸せになってほしい。
     また、ハイチという国の歴史を知ることもできた。それにしても、日本も含めていろいろな国に占領を続けるアメリカという国に憤りを感じる。20世紀ずっと戦争をしてきた国だ。もういいかげんにやめてほしい。

  • 2010.03.07 朝日新聞で紹介されました。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1969年ハイチ生まれ。12歳のときニューヨークへ移住、ブルックリンのハイチ系アメリカ人コミュニティに暮らす。バーナード女子大学卒業、ブラウン大学大学院修了。94年、修士論文として書いた小説『息吹、まなざし、記憶』でデビュー。少女時代の記憶に光を当てながら、歴史に翻弄されるハイチの人びとの暮らしや、苛酷な条件のもとで生き抜く女たちの心理を、リリカルで静謐な文体で描き出し、デビュー当時から大きな注目を集める。95年、短篇集『クリック? クラック!』で全米図書賞最終候補、98年、『骨狩りのとき』で米国図書賞受賞、2007年、『愛するものたちへ、別れのとき』で全米批評家協会賞自伝部門受賞、2020年、『すべて内なるものは』で全米批評家協会賞小説部門と最もすぐれた短篇集に与えられるThe Story Prizeを受賞。邦訳に、『ほどける』、『海の光のクレア』、『地震以前の私たち、地震以後の私たち』、『骨狩りのとき』、『愛するものたちへ、別れのとき』(以上佐川愛子訳、作品社)など。

「2020年 『すべて内なるものは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

エドウィージ・ダンティカの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×