薔薇よ永遠に: 薔薇族編集長35年の闘い

著者 :
  • 九天社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861671142

感想・レビュー・書評

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  • 雑誌に寄せられた読者からの便りが多く掲載されているが、同性愛に悩むご本人からのものばかりではなく同性愛者の夫を持つ妻からのものもありどちらにしても苦悩の様子が伝わってきた。同性愛者だとしても結婚し子どもを望む人もいる。少年愛についての記述もあり、法に触れるからといってそういう嗜好の人たちからいろいろな表現をすべて規制し排除してしまうのはどうかというような記述もあったが、確かに取り上げてしまえば犯罪が減るかといったらそうではないだろう。どのような嗜好があってもいいと思う、理性と相手に対する思いやりがあれば。

  • 何故か図書館のおすすめ図書コーナーに(笑)哀しくやるせなくそして美しい愛の物語もあり。不思議な余韻に浸れる。

  • 面白い本なのですが、この表紙は電車の中で読むのを躊躇させます。結局読んでしまいましたが。

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著者プロフィール

(いとう・ぶんがく)
1932 年東京生まれ。出版社の経営者、雑誌編集者。
日本初のゲイ雑誌『薔薇族』の創刊者・編集長。

祖父は救世軍士官で廃娼運動(女郎の解放運動)を
おこなった伊藤富士雄、
父は第二書房の創立者である伊藤禱一。
先妻は前衛舞踏家の伊藤ミカ、
末の妹はノンフィクション物語『限りある日を愛に生きて』
『ぼくどうして涙がでるの』に登場する伊藤紀子。

趣味は西洋アンティークや古着の収集で、
ロマンの泉美術館の設立、同館での蔵書票の
展示などにも携わった。

「2015年 『【オトナのぬりえ】やらないか!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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