世界を歩く、手工芸の旅

制作 : 青幻舎編集部 
  • 青幻舎
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本棚登録 : 260
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861527838

作品紹介・あらすじ

各地に残る手工芸を求めて
世界へ繰り出す、女性たちのエピソード

イランのおばあちゃんが編んだ冬の靴下、ナイジェリアで復活した伝統染織布アディレ・エレコ、
イタリアはサルデーニャ島に伝わるピビオネス織……。
日本から世界へ旅立ち、買い付けやものづくりをする人たちは、
どのような縁でその土地のものと出会ったのだろうか。
工芸品と、そこにまつわる人生の物語を収録。

巻末にSHOP LIST付き

◉収録工芸品など◉

ASIA
・イラン OKKO YOKKO:神田陽子「手編み靴下」
・タイ HuuHuu Onlinestore:浜田あい「チェンマイの民芸品」
・ミャンマー TATAA:栗原来美「チン族の刺繍と伝統布」など
・インド たまゆら:玉邑真由美
・インド HAFA:芝田悠未子
・インド TWO CHAPATI:伏見有起

EUROPE-LATIN AMERICA
・チェコ Violka:小川里枝「藍染布」
・ポルトガル CASTELLA NOTE:村瀬真希子「北部の織物」
・リトアニア Labdien:横川雅子「リネンと伝統工芸」
・イタリア La i ある海の美術館:林奈々子「ピビオネス織、貝の糸」
・東欧 東欧民芸クリコ:栗山かなこ「伝統刺繍や民族衣装」
・ロシア マリンカ:鈴木真理子「マトリョーシカやジョストボ塗り」など
・グアテマラ ILO ITOO:大久保綾「民族衣装や伝統刺繍」など

AFRICA
・チュニジア ダールヤスミン:道上朋子「バスケットやキリム」など
・ブルキナファソ・ガーナ biga:間瀬由理、牧野陽子「ボルガバスケット」
・ルワンダ Ruise B:小澤里恵「ルワンダバスケット」
・ナイジェリア SOLOLA:鈴木仁美「アディレ・エレコ(藍染布)」

感想・レビュー・書評

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  • 知り合いがちらほら載っていたので拝読。世界各国がほどよくまとまっているのがよい。ほどよくじゃないときりないでしょうから。

  • 18名の女性たちが旅と仕事で出会った世界の工芸品と今。

    世界の文化が均一化していく中、受け継がれてきた手仕事の技術や文化が消えていきつつある。

    本書で紹介されている手工芸は、各国の女性たちが生活の中で手掛けてきたものが多い。
    国や文化が違うから、その背景にある物語を想像することも楽しい。中には、悲しくおそろしいものもあるのですが。

    18人の女性たちは自分が納得したものを購入者に届けるだけでなく、現地の手工芸の技術の継承や発展、またその国の文化・経済発展にも心を配ったお仕事をされている。沢山の人の縁をつなぎ信頼を積み重ねていく姿とエピソードが詰まっています。

    仕事の工程や品物、町の風景の写真に心躍る。
    出かけたい、触りたい欲望が湧き出てくる。

    特に欲しい!と思ったの
    ・イランのくつした
    ・チェコの藍染の布
    ・ブルキナファソのカゴ

    あと、この本の遊び紙がめっちゃかわいかった。
    ずっと見てられる。ずっと触ってられる。うっとり。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      かとのひもさん
      お読みになられたのですね、猫も早く読まなきゃ!
      かとのひもさん
      お読みになられたのですね、猫も早く読まなきゃ!
      2020/11/17
    • かとのひもさん
      猫丸さん
      手元に置いておきたくなる本でした!
      リンク、いつもありがとうです。
      猫丸さん
      手元に置いておきたくなる本でした!
      リンク、いつもありがとうです。
      2020/11/17
  • 今週の本棚:『世界を歩く、手工芸の旅』=青幻舎編集部・編 - 毎日新聞
    https://mainichi.jp/articles/20200822/ddm/015/070/013000c

    単行本「世界を歩く、手工芸の旅」リトアニアリネンと雑貨★ラブディエン(Labdien)
    https://labdien.jp/?pid=151847336

    世界を歩く、手工芸の旅 | 青幻舎 SEIGENSHA Art Publishing, Inc.
    http://www.seigensha.com/newbook/2020/03/19113505

  • アジア・ヨーロッパ・南米・アフリカ、日本でそれぞれの雑貨を専門に扱う女性たちによる現地の造り手たちを訪ねる旅。どれも写真を見るだけでもウットリしてしまうような工芸品ばかりだった。

  • 世界各国の手仕事、それを日本に結びつけてくれている日本人の一人一人に焦点を当てて、紹介している。よく目にする国ではなく、なかなか辿り着けないような奥深い内容。こうやって大事にして、世界で守っていきたいものがあるって素晴らしいと気づかせてくれる。

  • 手しごとのよさはもちろん、人と人が尊重し合うことの大切さもわかる本でした。

    手しごとってやっぱりいいなあ。
    人の手でつくられたモノはじっくり使い続けたくなる。
    それと、世界中の手しごとの本だったから、その土地の文化も少し垣間見ることができて楽しかった。
    自分のことや自分の生活を何よりも大事にしていて、納期遅れやB品まみれなど日本人の尺度とは全然違うラフな生き方・考え方が、わたしにはすごく健全に感じられた。

    ほしいなあと思うアイテムは残念ながらなかったけど、伝統のモノに対する愛は深めることができた。

  • 色んな国のさまざまな手仕事を見れて、とても興味深かった。どれも素敵で欲しくなる。そしてそれらを買い付け、販売する方々の思いや経験にも感動する。
    やっぱり、手仕事っていい!

  • 脳内旅行に最適な本。観光地のガイドブックの類は「行きたいのに行けない!」って欲求不満がたまるけど、これは世界各国の手工芸品を眺めて、その背景を知り、ネットショップも探し出せるという優れもの。エスニックファッションのお店で買い物するのが好きな向きならとても楽しいと思う。

    ただ可愛いものを紹介するのではなく、作られている背景、お店のオーナーがその品物に惹かれたきっかけ、買い付けや製作注文にまつわる現地の人たちとのやりとりなどのエピソードが面白い。

    取り上げられているのは、タイの少数民族の刺繍、インドの木版プリント布、チェコの鮮やかな愛染の服、ロシアの塗り物のお皿、ルワンダの編み籠などなど。

    ネットショップで見ると、丁寧な手仕事にちゃんとリスペクトを込めたお値段がついているので、簡単にポンポン買えるものではないけど、ボーナスが出たらぜひこれを買って大事に使いたい!っていう目標ができた。

  • 世界各地にある手仕事を日本で販売する人たちの話をまとめたもの。
    主にアジア、ヨーロッパ、南米、そしてアフリカの物が紹介されている。
    アジアだと、中国の少数民族とか入るかなー?と思ってたら
    イラン、タイ、ミャンマー、インド×3というラインナップ。

    ショップのオーナーたちの話なので、商品の紹介とかお店の紹介がメインになるのかと思いきや、最初から最後まで彼女たちの現地に対する、そしてそこで生まれる物に対する愛情や、「自分たちで使う日用品」から「海外で売れる物」に昇華するための努力などが書かれていて面白かった。

    せっかく写真が多いので、文章で説明されてる位置に近いところで該当の物や風景が入るともっとイメージが膨らみやすかったかなー、とも思う。
    やっぱり、人の営みが分かる手工芸って写真で見てても楽しいなぁ。

  • 世界の国々から、様々な手工芸品を日本に紹介している女性たちがいる。
    彼らや彼らが紹介する品物を通して、その国の文化を知った。
    アジア、ヨーロッパ、アフリカと特長的な手工芸品は見ているだけで幸せな気持ちになれる。
    そして、長く受け継がれてきた素晴らしい文化はずっと続いていってほしいと思った。
    それに貢献するためにも、量産品ではなく手作りのものを購入したいと思う。

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