Encyclopedia of Flowers―植物図鑑

著者 :
  • 青幻舎
4.10
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本棚登録 : 258
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861523557

作品紹介・あらすじ

瞬く間に朽ちゆき、死への時間を刻んで姿を変容させていく花々。
東信と椎木俊介の二人は、365日、こうした花々の生き死をその手で触れ、対峙し続けてきた。昨年刊行した初作品集にして記念碑的な『2009-2011 Flowers』につづく第2弾となる本書は、作家表現や作品集といった枠組を超え、あまねく多くの人々に、自然のみが有する美しさ、その尊い生命を伝えることに徹底して取り組んだ普及版であり、さながら、現代における「植物図鑑」のスタンダード版である。

本書では200点を超える写真を収録し、収められた植物は、数万本、1600種を下らない。それらは、現在、世界最大の花卉市場である日本で育てられた花々は勿論のこと、遠く遥かアマゾンの熱帯雨林やアジアの湿地帯、厳しい自然環境に原生する植物が、海を渡り、季節を越えて東京に集められたものである。

■200点を超える写真と1600種以上の植物を収録。
■巻末には、実用性を考慮し、掲載植物をすべて特定し、学名・和名を記した索引を付す。

著者プロフィール
東信[あずま・まこと/1976]と椎木俊介[しいのき・しゅんすけ/1976]は、2000年より共同し、花や植物を用いた作品を制作しはじめる。2002年には、注文に合わせて花材を仕入れ、花束をつくるオートクチュールの花屋「JARDINS des FLEURS」を構える。こうした花屋としての活動に加え、2005年頃から、東の花や植物による造形表現が、海外から注目を集めはじめるようになる。
ニューヨークでの個展を皮切りに、パリのカルティエ現代美術財団での実験的なアートパフォーマンスやデュッセルドルフのNRWフォーラムといった美術館やアートギャラリーでの作品発表を積みはじめる。
時を同じくして椎木は、花や植物のみが有する自然界特有の色彩や生命力、神秘性を鋭く切り取っては、刻々と朽ちゆき、姿かたちを変容させていってしまう生命のありようを写真に留める活動に傾倒していく。

感想・レビュー・書評

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  • 植物図鑑と言うタイトルに釣られて手に取ったが、裏切られた!
    なんて色気のある植物たちの姿。
    陰影と色彩と、曲線、直線のリズムが素敵です。
    お値段高めだけど、迷わす購入してしまいました。

  • この本最高!シンプルに花がキレイだし、いずれは朽ちてしまう花を見てると、色んな感情が渦巻いてきたなぁ・・・!椎木さんの花の写し方もカッコ良かった!こういう本が本棚にあったら最高だなぁ・・・!

  • 目の保養

  • 普段、お花屋さんで見かける花って定番はカスミソウとかあるかもしれないけど、マイナーチェンジされてるよな。そんなマイナーチェンジで消える花々を図鑑にしてある。どれもこれもきれいで、消えゆく儚さというか、毒を感じる。

  • サイエンス

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB09868383

  • 古本屋で見かけて購入。どこかで見た名前だな、NHK仕事の流儀に出てた人だ、と白衣の写真を見て気づいた。
    花の名前が知りたいとかではなく、ただページをめくるのが楽しそうなので買った。
    いろんな色があり、その上ピントがしっかりあっているのでじっくり見ていても楽しい。
    この寒い冬の静かな夜中に読んでリラックスするのに最適だと思う。

  • Yotsuya

  • 色彩がとてもあざやか
    自然の花の色なのだろうが とても強烈 である
    人為的な組み合わせにも圧倒される
    ハイブリッドは組み合わせの技の妙
    統合はカオスだ
    枯れる花の散りぎわのうつくしさ 花粉のみだらさも妖艶である

  • 資料ID:81201275
    請求記号:793||A
    配置場所:工枚教員推薦図書

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著者プロフィール

フラワーアーティスト。ニューヨークでの個展を皮切りに、ヨーロッパを中心に実験的な作品を数多く発表するほか、2009年より実験的植物集団「東信、花樹研究所(AMKK)」を立ち上げ、世界各地で作品発表を重ねる。独自の視点から植物の美を追求し続けている。

「2021年 『Encyclopedia of Flowers 植物図鑑Ⅴ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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