FORM+CODE -デザイン/アート/建築における、かたちとコード
- ビー・エヌ・エヌ新社 (2011年4月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861007514
作品紹介・あらすじ
本書は、すべてのクリエイティブな分野におけるソフトウェアの利用について詳細に紹介しています。グラフィックデザイン、タイポグラフィ、データマッピング、アート、デジタルファブリケーション、インタラクティブメディア、ゲーム、人工知能、人工生命、およびすべての新しいメディア・表現に現れる「かたち」から、過去60年にわたって300点以上の重要な作品を、素晴らしいビジュアルとともにまとめています。
感想・レビュー・書評
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様々な作品のキュレーションにより、コードで思考することの楽しさを感じられる。道具自体が表現アウトプットを規定する。その道具自体を生み出すにはコードによる思考は大切である。
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コードを使った視覚表現や構造設計の考え方やパターンについて述べられている。事例や図版もあるが割と抽象的な話が多いように思った。事例についてのもっと具体的な実現方法が解説されていたり、サンプルコードが充実したりしていたらもっと使いやすい本になっていたと思うが、今のままではちょっとぼんやりとしている。
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読む?見る?参照する?
ちょっと使い方が難しい本。通読しても読み手の興味に引っ掛かりがなければ何も役に立たないし、かといってレファレンスとして使うには各論がおおざっぱすぎる。
データとコンピュータグラフィックスの結ぶ表現の世界観をざっとつかむには使い勝手がいいのかもしれない。疲れた時にボーッと眺めるとなにか湧いてくるかも。 -
サンプルコードまで含めて良い本。
コンピュータとアート、建築のかかわり合い歴史、今後が端的に良くわかる。 -
とにかく美しい本。感想はそれにつきます。
建築、アート、デザインとコードの関係を包括的に理解できる本です。
プロセッシングというプログラムを理解する為の副読本として読んでおこうと手に取りました。
コードの基本的な考え方を知ることが出来ました。
基本的にコンピューターを使ったデザインの可能性として、単純な計算の繰り返しがあると思います。
その繰り返しにどのような考えにもとづいて変数を加えて行くのか?
を多数の図やインスタレーションを観ながら理解することができます。
図解がとっても綺麗です。
複雑に絡み合った線や色が、まるで意思を持ったかのように生成されたイラストは、アートやデザインの可能性を広げてくれるのに充分ですね。
コンピューターを使ったアートに興味のある人にお勧めの本です。 -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784861007514 -
Processingの開発者ケイシー・リースを中心に執筆されたもので、デザイン/アート/建築分野におけるソフトウェア利用の可能性について、その歴史・理論・実践を総合的に紹介しています。とても良い本でした。過去の上記分野におけるソフトウェア利用例が数多くまとめられています。また、最終成果物のビジュアルの美しさが際立っており、メディアアートの教科書的な位置づけにもなる本だと思います。実質的なプログラミングには一切触れられていないので、そういったものが苦手な方にも読み易い内容になっています。
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コンピューターソフトウェアを用いたデザイン表現のパターンを、アーティスト・デザイナーの作品を例に挙げながら優しく解説する本。
ただしプログラミングの解説は掲載されておらず、あくまで「表現方法」を示すことに特化することで、学生にもわかりやすくなっています。
FlashやProcessing、HTML5などに興味がある方はもちろん、その他のデザイナーにもオススメ。