西洋絵画の見方がわかる世界史入門

著者 :
  • ベレ出版
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本棚登録 : 359
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860647117

作品紹介・あらすじ

絵画は歴史の中で描かれます。つまり絵画作品は、様式や傾向も含めて、歴史の動きや流れとなんらかの関係があると言ってよいでしょう。
本書では、作品が生まれた背景や歴史的位置づけ、そして絵画の見方について、世界史の流れや変化とともに解説していきます。近世から現代まで、どんな絵画や芸術運動が生まれ、それらにはどのような特徴があるのかを世界史の中で理解することができます。その過程で絵画の存在意義が問われ、「わかりにくい」と言われる「現代アート」が生まれていった理由も見えてくるでしょう。フルカラーで絵画と世界史の変遷が一緒に学べる「西洋絵画の世界史」です。歴史や美術鑑賞が好きな方はもちろん、教養を深めたいビジネスマンにもおすすめです。

感想・レビュー・書評

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  • 世界史入門というよりは西洋絵画史入門。
    だいたい知っていることが多かったが、
    それでも、こんな感じで時代経過とともに、
    紹介されるとワクワクします。
    そして、
    メジャーな作家のメジャーな作品が多い。
    まさに入門書に適切。
    世界史の部分は読み飛ばしてましたね笑

  • 一読目完了。
    歴史的背景とともに絵画を見ることで、作者がどのような意志や感情を作品に込めたかが少し理解できるようになったと感じる。今まで、西洋絵画は実物のように写実的に描いたものから、抽象的なもの、(反感を買う言い方だが)名画なのかピンとこないような特徴的な作品まで様々なものがあるな、くらいの知識しかなかった。だが、この本を読んで、なぜその描き方が賞賛を得たのかが分かった。
    最終章の現代アートの部分はまだ理解には及ばなかったのでいずれ再読の予定。

  • 西洋絵画の「○○主義・○○派」やそれぞれの画家・作品は、教養として知っておきたいと思いつつ敷居が高く感じていたのですが、歴史の流れに沿って理解できる分かりやすい入門書でした。
    ついでに「現代アートはよくわからん」という声にも応えてくれます。
    世界史の本などと一緒に、もう一度読んでみようかな。

  • 世界史と美術史の影響のしあいかたを理解したい
    そんなふうにずっと思っていた最適の一冊に出会った
    今まで読んだ美術本の中で一番わかりやすかった
    ベースにこの知識があると絵画鑑賞や
    他の美術本を読む時も助けになる

  • 2023.05.07 かなり深い学びになったと思う。扱っているアートそのものは多くはないが、歴史と共に、またその中での価値観の変化と共に絵画を理解することができる。素晴らしい本だと思います。感謝です。

  • 史実と技法の解説。作者についてもっと知りたかった。

  • 723.05/フ 

  • ある程度わかりやすい

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著者プロフィール

福村国春(ふくむら くにはる)
慶應義塾大学文学部東洋史学科、美学美術史学科を卒業。専門は世紀末芸術。在学中から世界史の講師として教鞭をとる。卒業後は都内に世界史専門大学受験塾 史塾 を設立、東大・京大・一橋・早慶を中心に高い進学実績を誇る。著書に『歴史の見方がわかる世界史入門』(ベレ出版)、『夢中になる東大世界史』(光文社新書)など。

「2022年 『西洋絵画の見方がわかる世界史入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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