バカな経済論

著者 :
  • あさ出版
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本棚登録 : 94
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860636586

作品紹介・あらすじ

「大暴落」「沈没」「崩壊」に漂う"うさんくささ"、財務官僚は財政再建のことなど考えていない、株価で経済を読もうとする間違い、「ふんわりした理論」が誤解を招く、金融政策は「お風呂のお湯」と同じこと。シンプルに考えれば、経済がうんとわかりやすくなる。「余計なもの」をそぎ落とせば、最後に残るのは真実のみ。世にはびこる「バカな経済論」を、シンプル思考によって論破する。

感想・レビュー・書評

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  •  語り口があまり愉快ではないので途中放棄。
     自分がこの著者の言うほどのバカじゃなさそうなことが分かっただけでもオッケー、かな。

  •  しっかりした根拠に基づき、シンプルにものを捉え、考える力をつければ、政治家や官僚やマスコミや「バカな経済論」者を喝破できる、という本。

     著者自身が、マスメディアの情報や書籍を鵜呑みにするなと強調しているので、この本についても鵜呑みにするつもりはないが、内容的にはとても説得力のあるものだった。

  • 財務省に腹が立った。
    それ以上に無知な自分に腹が立った。
    それと同時に世界が広がった。
    最終的に作者に感謝。

  • これはとても解かりやすく経済論を勉強できる一冊です。巷に溢れている、トンデモ論に惑わされないための指針になります。

  • 142 人事院、マスコミOBがはいっていた。3人の人事官
    合議制
    日本のマスコミはレベル低い
    経済の真実は一次資料の中にしかない
    検証不可能な言い方をしているものには目を向けない
    英語は勉強しておくべし
    翻訳できない天下り、日本独自の変な仕組みだから
    川を上れ、海を渡れ

    同じ著者の前に読んだ本と似通っている
    まあ復習と思えばいいのだろう

  • 高橋 洋一先生著

  • 経済関係のベストセラー本を見て、暗澹たる思いになることが多い。
    原理原則に忠実に、真面目に考えられたものほど脚光を浴びず、”根拠の乏しいトンデモ本”の類ばかりがもてはやされているように見えるからだ(p14)

    この本の冒頭に書かれています。そして僕も同じ気分を共有しています。普段は謙遜していますが、僕は一応「経済学士」なわけでして。一応の経済学の基本原理は知っているつもりです。そんな僕から見ると、日本の自称・エコノミストの本のほとんどは、矢追純一やコンノケンイチなみのトンデモ本にしか見えません。
    「大暴落」「沈没」「破綻」などという言葉で不安をあおって、自分だけ印税を稼ごうなんて太い野郎だ、と思っています。
    高橋先生、僕はちょっと誤解していたようですが(苦笑)もの凄くまっとうな経済論を展開されています。

    <目次>
    第1章 まず、「どう考えても当たり前のこと」から説明しよう
    第2章 経済効果を「シンプルな視点」から評価する
    第3章 「デフレの正体」と日本経済回復への道のり
    第4章 狡猾な官僚と浅はかなマスコミが「トンデモ経済論」を流布させる
    第5章 あなたがダマされずに「現実を読みとる」ために

    つづきは⇒ http://amba.to/NDWxVw

  • 分かりやすく一刀両断で、デフレとインフレを説明してくれる。金融緩和でデフレを脱却。

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著者プロフィール

1955年東京都生まれ。数量政策学者。嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科教授、株式会社政策工房代表取締役会長。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)などを歴任。小泉内閣・第1次安倍内閣ではブレーンとして活躍。2008年に退官。菅義偉内閣では内閣官房参与を務めた。『さらば財務省!』(講談社)で第17回山本七平賞を受賞。著書はほかに、『正しい「未来予測」のための武器になる数学アタマのつくり方』(マガジンハウス)、『高橋洋一式「デジタル仕事術」』(かや書房)、『国民のための経済と財政の基礎知識』(扶桑社)、『理系思考入門』(PHP研究所)、『国民はこうして騙される』『プーチンショック後の世界と日本』(徳間書店)など多数。YouTube「高橋洋一チャンネル」でも発信中。

「2023年 『日本の常識は、世界の非常識! これで景気回復、安全保障は取り戻せるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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