- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784847094651
感想・レビュー・書評
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英国人の旦那のため渡英し、田舎町カーライルで暮らす日本人妻のブログを書籍化したもの。ホームドクター制の問題や医療ケア不足など日本にとっても近未来の不安です。語学力ゆえの就職に苦労しますが、そもそも失業率は全国トップ、治安も悪い町です。アジア人差別も根強そう。また、職場のオバハン(30代から60位と幅広)たちは働かない、サービス精神がないと大阪弁でボヤき、ツッコんだりしてコミカルなのが人気のヒミツですね。ブログは現在も続き、コロナパニックを生き抜く日常を綴っています。逞しい愛すべき大阪のオバハンです。
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国際結婚をしてイギリスに住む事になった著者の日々の所感。「ありえへん!」多め。イギリスのえーっ!と言いたくなる所、イギリスには少しご縁があったので、分かるなあ、と。
ちょっとさすがにやだなぁ…それは酷い、と食傷気味になる所もあるけど、実際そういう面もあるんだろうな。時々ちょっと言葉が汚いかも。
そんな風にブログでも書いていないと、異国で1人でやってられん、、て思う事も多いんだろうなと著者の奮闘を感じます。心の葛藤や心温まる話などもあって、ほっとします。友人から話を聞いているような本。異文化に暮らす事のリアルな体験談。 -
英国人の夫とイングランド北部カーライルという田舎町で夫婦生活をする関西弁の日本人「ババア」の厳しい英国への批判の目!また東洋人への差別も激しいという。英国のばかばかしさを面白おかしく関西弁で表現しているところは愉しいが、英国人を馬鹿にしていないか?…。と思わないでもない。確かに出産の際の産婦人科医、看護師、助産婦のいい加減さは著者が書くように驚きではある!。ババア、オッサンとの言葉が頻出することには少し違和感。一方で、義父母への暖かい気持ちや優しい対応をしてくれた老夫人へのほっこりした気持ちの記述があることが救いだった。車で10分の距離がスコットランドであり、言葉がかなり違っているのは現地経験ならでは!
そして「英語が完璧でなくて何が悪いねん」という強靭な精神性の必要は全くその通りだと思った。
英国人の月~金まで一生懸命働かないサイクルは実に面白い。実は日本でも?! -
「イギリス毒舌日記 ウィルトモ ワニブックス 2016年」もう5、6年は読んでいるイギリス在住日本人のブログを書籍化した本。どれだけイギリスが酷くて笑えるか、面白すぎる一冊。嫁ぎ先のクレージー姑が残念ながらコロナで今年亡くなられたり、イギリス生活の苦労が書かれているブログです。
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イギリス人と国際結婚した大阪の日本人が、イギリスの田舎町カーライルに移住し、そこでの生活を書いた本。
ブログをまとめたものらしい。
海外の田舎のゆるい感じや不便さがよくわかる。
日本人やアジア人に対する差別や、各種手続きの大変さ、海外田舎での生活の大変さなどが生の声として書かれている。
きっと、ロンドンならここまで不便なことはないとは思うが(ロンドンに住んでた友人たちから不便さは聞こえてこなかったから)、日本は便利な国だなあと痛感させられる。 -
読了。
イギリスあるある。笑った笑った、そしてグッと来る。
面白いだけでなく、彼女の言葉にグッと来る。 -
自分の意思とは関係なくホームドクターが決定される。ホームドクターの予約は早くて2週間後。ホームドクターの診察を受け、そこで処置が無理なものは紹介状を書いてもらう。受入れ患者の人数制限を越えると、ホームドクターの診察は受けれない。国民健康保険センターに電話して、家の近くの受け入れ可能な別のクリニックを探してもらう。
学校に掃除の時間がないため、ごみが目の前に落ちていても、清掃員が掃除すればよいと考える。自分が掃除するという感覚がない。
British National Party(BNP)。イギリス国民党。移民増加に反対。死刑復活に賛成。教師の体罰容認。 -
私はイギリスのダメなところも引っくるめて大好きだ。日本は反対に大嫌いだ。けど、この本を読んでサービスの良さは日本がいいと悔しく思いながら認め…るか。こういう毎日のちょっとしたイギリスの顔を見たい。生活のリアルを知れて良かった。
ただ、なんだか嫁姑問題やら嫁同士の喧嘩やら、新しく家族を作るのは異常にストレスフルで嫌だと思った。この作者さんは忍耐強すぎる。 -
大阪人のツッコミを挟みながら英国の異文化を語るスタイルに爆笑。
現地で悪戦苦闘しながらがんばってる方の話を読むと、パワーをもらっているようで、読み終わった後はいつも以上にポジティブな気分になれました。
ウィルトモさん……エエ嫁や。