人生が変わる! 無意識の整え方 - 身体も心も運命もなぜかうまく動きだす30の習慣 - (ワニプラス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847094101

作品紹介・あらすじ

眠ったままの9割の力が、あなたの人生を劇的に変える!無意識と深く関わるエキスパート4名との対話を通じて著者が発見した「無意識が整うコツ」を教えます。

感想・レビュー・書評

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  • 心理学の分析上、「幸せになろう」とするより、「誰かを幸せにしよう」としている人の方が圧倒的に幸福。

    ビジネスで相手の目を見て話すのはNG。相手にプレッシャーを与えてしまうし、いろんなチャンスを見逃す。相手の鼻あたりを見ると、相手の表情も周囲の状況もよくわかり、多くの情報量を得られる。

    氣や無意識に入れる為の知恵などは、原理では説明できなくとも、実際にできる事が大切。

    無意識に入るまで「型」を繰り返し稽古する。

    プラスの言葉を使い、プラスの記録をつける。

    不安を感じたらフッと息を吹いてマイナスの観念を吹き飛ばす。

    心と体を一つに用いる「心身一如」を心がける。

    自然で安定した姿勢を理解し、実践する。

    臍下の一点に心を鎮め、深くて静かな呼吸を行う。

    「集中」はするが「執着」はしない。

    わたしは空としてある。そのものに実体はないが、あらゆるものとのつながりの中にある。つまり、私が私というコアを持って独立したものとしてあるという考えは幻想。

    私たち個々の存在は、綱の結び目のようなもの。結び目としての実体があるわけではなく、ひもとひもの結節点が仮にそう呼ばれている。ひもを縁を見るならば、一人一人の存在は個々が独立した実体としてはなく、縁と縁の結び目に仮に成り立っている。

    「前後際断」とは、前の事と後ろの事を連続的にとらえるのではなく、一瞬一瞬を新鮮な気持ちで大切に生きていく意味。

    念仏を唱える。コーリングを聞く。

    自分の存在を「ご縁」で成り立っていると認識する。

    感情を手放し「○○の感情が湧いてきたようだねぇ」と客観視する。

    毎朝、「今日が人生最後の日だったら何をするか」と考える。

    呼吸や身体感覚に意識を向け、「今、ここ」にいるようにする。

    必要最小限のものだけを持ち、シンプルに過ごす。

    掃除したり、ものをあるべき場所に置いたりして環境を整える。

    真剣であっても深刻になり過ぎず、「これでいいのだ」と思う。

    委ね、手放し、任せる。

    ゆっくり歩き、ゆっくり話し、ゆっくり呼吸する。

    感覚を鋭敏にして開き、考えずに感じる。

    わかろうとし過ぎず、わからないままにしておく。

    漠然とした思いつきに名前をつけ、忘れないようにする。

    一点を注視するのではなく、ワイドアングルビューで観る。

    「森だったらどうするだろうか」と考えてみる。

    森に行く。

    日本では、茶道や華道といったあらゆる「道」を学ぶ事で、心身一如が当たり前に身につく。心を整える事が体を整える事であり、体を整える事が心を整える事になる。

    米国型の競争社会に飲み込まれずに、別のレイヤーに行く事。美という価値観を受け継いで有効に活用する事。

    子供の頃に考えていた根源的な問いを思い出す。

    古来の伝統や学問に親しみ、その本質を再発見してみる。

    美や芸術に触れ、道を究め、人間性を深める。

    「みずから」と「おのずから」のあわいを感じる。

    宇宙の視点と量子の視点を行き来する。

    自分の体や心と対話する。

    自然と触れ、自分がその一部である事を感じる。

    合理主義、進歩主義、自由意志、脳一元論、弱肉強食、要素還元主義といった近代以降のパラダイムが重視されずぎた現代社会から、世界と身体と心のつながり、調和とバランス、オープンな循環、分野横断型の知の集積といった思考へ。

  • 良い本だ〜。本当に、しみじみ、良い本。素晴らしいです。副題は、ビジネス書にありがちな「まとめました」的な感じですが、内容はその道のエキスパートへのインタビュー4人分で、すべての方のお答えが、それぞれ、とても深いのです。
    個人的には、心が疲れたとき、大きな樹がたくさんある森のようなところに行くと、なぜだか「大丈夫」と思えることがわかっていて、それは自分だけの実感かと思っていたのですが、ちゃんとその道にもエキスパートがいて、それが無意識に働きかけていることもよく分かって、ああ、間違ってなかったんだと思えたのも、とても嬉しかったです。そっか、ゆっくりでいいのか、と納得することもできました。これからも、何度も読み返したいです。

  • トークショーにいったあと、山田さんと稲葉さんのとこから。いやあ、稲葉さんの教養の深さが滲みでてますねえ笑 全体的にこのトーンで無意識って語れるんだと関心し、より興味が湧きました!

  • たしかに今は何でもかんでも早いのが正義みたいになってる。食事や歩行、話す、呼吸などなんでもゆっくりにしてみることで、感覚を開くことができる。

    心身分離より心身一如の方が能率が上がる。
    心身分離の例
    ・行きたくないと思いながら仕事
    ・スマートフォンを見ながら歩く
    ・心のこもっていないありがとう

    無意識に入るまで型を繰り返し稽古する。
    たしかにスポーツでも、言葉で説明されても実際にできるまでは時間がかかる。頭で思い描いても、先生の見本を見ても、すぐにできるわけではない。

    ”意味性を感じられない言葉を人生の傍らに置いておくのが大切。言葉を開いていけばその背景に物語がある。意味を紐解けば、理解もできる。でも音としては無意味にも聞こえる。その無意味さが重要。"

    たしかにネットがあれば田舎に移住はできる。でもそれは特別なスキル(Webデザインとかコンサルとか投資とか)を持った人だし、いくら都会より生活費が安いと言っても車の維持費はかかるし家族を養うのは厳しいのでは。よっぽど稼げる人ではないと。それに家にこもってフルタイムでPCしてたら、何のために田舎に住んでるのかわからない。やはり農業とか人とのコミュニケーションとか、人間らしい生活がしたいもの。ほどほどに、週3くらいでそこそこ稼げる人だけの特権のような気がするなあ。

  • 4人のエキスパートとの対談集です

  • 「無意識を意識すること」

    この矛盾しているようなことを考えることによって、様々な発見がありました。

  • ・合気道=気の交流。自己と他者を繋がりやすくする。
    ・個と外界は繋がっており、極論同じ。呼吸、食事、五感情報etc不可分なものと考える。
    ・悟り=結局わたしというものはないので悟ったわたしもない。わたしを手放す訓練。
    ・水平の道(物語)と垂直の道(変容)。
    ・森に入る効果。自然の一部である事を感じる。
    ・意識・無意識という二元の見方ではなく、自(みずか)らと自(おのず)からのあわいで捉える。

  • 図書館で借りて読んだが、その後購入。

  • 対談で読みにくい

  • 私たちの行動を本当に決めているのは脳の無意識であり、意識はその決定を約0.35秒後に受け取って「自分が決めた」とエピソート記憶しているだけとする「受動意識仮説」を提唱する前野隆司教授が合気道家、僧侶、コーチング(森で実施)のプロ、医学者(民俗学者の様でもある)との対話を通して無意識を新たな切り口から掘り下げます。無意識が決めているとは言っても運命決定論では無く、ここにタイトルでもある「無意識の整え方」があるとして、対談ごとにまとめられてます。とても引き込まれる内容で全体を通した意味合いを感じ取れた(無意識に刻めた)ような気になりました。

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著者プロフィール

慶應義塾大学SDM研究科教授・ウェルビーイングリサーチセンター長、一般社団法人ウェルビーイングデザイン代表理事。1962年山口県生まれ東京工業大学理工学研究科機械工学専攻修士課程修了、キヤノン入社。カリフォルニア大学バークレー校Visiting Industrial Fellow、慶應義塾大学理工学部専任講師、同助教授、同教授を経て2008年より現職。『幸せのメカニズム―実践・幸福学入門』(講談社現代新書)、『幸せな職場の経営学』(小学館)、『ウェルビーイング』(前野マドカ氏との共著・日経文庫)など書著多数。

「2023年 『実践!ウェルビーイング診断』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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