- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784847071300
作品紹介・あらすじ
大人気の女性お笑いグループ「ぼる塾」の育休中のメンバーが描く笑いと友情エッセイ
100ページ以上を書き下ろし&スペシャル企画も!
2020年11月からnoteで連載中のエッセイ、待望の書籍化。
「じつは、自分たちの面白さに気づいていない3人を知ってもらいたくて書きはじめた」と著者の言う通り、育休中のメンバーならではの絶妙な距離感によってぼる塾の魅力と楽しい日常が優しい言葉で描かれています。
今回、エッセイに加筆・修正し、書き下ろしもたっぷり収録。1章まるごと“酒寄さん編”として、初めて自身のことを語っています。他、メンバーのコーナーやぼる塾漫画などスペシャル企画も! 4人で楽しく作った、ぼる塾の集大成ともいえる本に。
・話の途中なのにトイレに行くはるちゃん
・特に頑張ってないのに自分へのご褒美を買う田辺さん
・笑いをとれないから水着NGのあんりちゃん
・子供を生み、育てたいからお休みする酒寄さん
……みんなそのままで大丈夫。
あなたの罪悪感を吹っ飛ばしてくれる。令和女子の癒しの1冊。
「私は、あんりちゃん・はるちゃん・田辺さんのおかげでぼる塾であることに自信を持ちました」
発行:ヨシモトブックス
発売:ワニブックス
感想・レビュー・書評
-
又吉氏のツイートで知り、前から気になっていた芸人だったので読んだ。新しいスタイルの芸人エッセイでめちゃくちゃオモシロかった。ぼる塾というユニット自体がこれまでの女性芸人の枠では語りきれなくて何故これだけ人気があるのか、その片鱗を少し理解できた気がする。
このエッセイが画期的なのは当事者語りではない点。現在育休中で第4のぼる塾のメンバーである著者が見たり聞いたりした残り3人のエピソードがほとんど。(著者のエピソードも後半に収録されているが)これだけSNS含めた自分語りの時代において身近な人のオモシロい様子をつぶさに観察して表現している。そこにお笑い芸人のエピソード特有の打算性がないところが好きだった。すべらない話が産んだエピソードトークのフリオチカルチャーに対して鮮やかにカウンターを決めていて、その点ではハライチ岩井氏のエッセイと同じ方向だと思う。つまり派手なことはなくても日常生活にオモシロいことが多分にあるということを教えてくれる。
とは言ったものの、やはり、ぼる塾のメンバーは皆それぞれの着眼点があって、それが最大の魅力だと思う。本著では各メンバーごとにチャプター分けされていて、それが読みやすいしキャラクター把握しやすくて良かった。なんてことないエピソードを読者に報告する文体で書かれているので、カフェで友人から話を聞いているような感覚になる。特に田辺さんのご飯に関するエピソードはどれもオモシロくて、本当に食べることが大好きで食事に対する惜しみない愛が伝わってきた。こんなに本を読んでいて癒されることもなかなかない。
終盤は著者の自分語りになり、ぼる塾の結成秘話や育休にまつわるエピソード、自らが不在の状況で売れてしまった現在の葛藤など、赤裸々に語っている点も興味深かった。今でも十分オモシロいけど4人になった完全形態を見れる日を心待ちにしている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これを読むとぼる塾が好きになります。田辺さんのおもしろエピソードが最強なんですが、いや、あんりちゃんとはるちゃんも相当おもしろいな!?酒寄さんの目線と筆致がすごくよくて、何度も笑ってたまに泣けた。酒寄さんの出産の時のLINEで私は本当に笑いと涙が一緒に出ました。
-
定価にて購入。
ホッとしながら読める1冊だった。
また疲れた時に読み返したい。 -
22.5.23
-
酒寄さんのnote「育休中に相方がめちゃくちゃ売れた」がバズってたから読んでみたら見事に号泣。ぼる塾のこと全然知らんかったのにYouTubeとかも観るようになり、吸い込まれるようにこの本を購入。めちゃくちゃ可愛くて楽しかった~~~~!!!!!!買ってよかった~~~!!!!!!
今ではすっかりぼる塾が好きになった。全員かわいい。そんでおもしろい。変な人が書いた変な人の観察日記みたいだ。楽しいね。 -
ご褒美みたいな本の、酒寄さんのぼる塾日記読み終わっちゃった。
もともと芸人さんの書く小説やエッセイが好きなんやけど(阿佐ヶ谷姉妹のエッセイが特にだいすき)、この本、めちゃくちゃよかった!
小さな幸せやハプニングで溢れてて、笑えて癒された。最後の酒寄さんパートはとんとん拍子に今の日常にたどり着いたわけじゃないんよなと思って泣けた。( i _ i )芸人さんて運命共同体で奇跡よな。
平凡で素敵な毎日を過ごそうと思ったし、酒寄さんたちにも楽しい毎日がずっと続いてほしい。
ぼる塾、リスペクト&大好きになった!またライブ行く -
楽しくてほろっとする良い本でした。
-
ぼる塾ファンの友人が面白いからと貸してくれたので読みました。
自分はぼる塾はテレビに出てる人程度の認識しかなく、正直この本を読むまで3人組だと思っていたしグループの成り立ちもわかりませんでした。
読んだ感想としては、酒寄さんは何気ない毎日の中の普通の人なら見逃してしまうような楽しい事を切り取るのが本当に上手。
田辺さん、あんり、はるちゃん皆の事が好きなのがとにかく伝わるし、4人がそれぞれを尊敬し合っているんだなと感じました。
田辺さん関連のエピソードはとにかく笑えます。
中華料理屋の話とスーパー銭湯の話がお気に入り。
酒寄さんのnoteも今度から読んでみようと思いました。
自分のような特にぼる塾ファンじゃないって人にもおすすめです。