最新! 腸内細菌を味方につける30の方法 - 健康・長寿・美容のカギは腸内フローラと腸内細菌! - (ワニブックスPLUS新書)
- ワニブックス (2015年8月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784847060847
作品紹介・あらすじ
2015年2月のNHKスペシャル『腸内フローラ』放映以来、数々のテレビ、雑誌で腸内フローラ、腸内細菌のことが取り上げられています。腸内細菌については世界中で研究が進み、「3年前の常識は、ほとんど通用しなくなっています」と著者が語るほど、日進月歩で新事実が明らかになっています。腸内フローラ、腸内細菌をめぐる最新事情を紹介し、腸内細菌を味方につけて健康になるための方法を伝授します。
感想・レビュー・書評
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腸内細菌が健康や老化に大きく関与していることを知り、また現代医学の話題の一つでもあり興味があったので、読みました。
人体の中に、約1000兆個という膨大な数が存在し、「もうひとりの自分」とまで言える腸内細菌叢は、ヒトの生涯のどのタイミングで、いかにして形成され、日々の食事やストレスでどう変化をし、そのため我々は何に気をつけるべきか。
毎日の食生活についての為になる情報が、具体的な食物をあげて説得力を持って、たくさん書かれていました。
ひとまず、納豆や酢玉ねぎをよく食べて(他にも腸内細菌に良い食物や食べ方が数多く挙げられています)、両親にこの本をプレゼントしようと思います。
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いい本だった。
かなり勉強になった。
藤田先生の本は他にも読み漁りたい。
「食物繊維の重要性」
食物繊維はかつて食べ物のカスと言われていたが、今では第6の栄養素と言われいて無くてはならない存在。
食物繊維は腸内細菌の最良のエサで、短鎖脂肪酸などの成分を作り出し、同時に腸内細菌の仲間を増やす。
イメージとしては、食物繊維が腸内細菌を活性化させ、栄養素の吸収率や排泄力を上げてくれる。
「腸内細菌達が優等生になるか不良になるかに分かれる食べ物」
優等生になるのが、水溶性食物繊維で、豆類、海藻類、野菜類、芋類、豆類、果物など。
不良になり悪さをする様になるのが、高糖質、高脂肪、低食物繊維といった類。
腸内細菌は優等生にしておきたい。
「幸せホルモンのセロトニンとドーパミンを減らしてしまう状況とは」
セロトニンとドーパミンの原料となる前駆体は腸で作られているので、腸内環境が良くないと、リラックス作用をもたらすセロトニン、やる気を起こす作用のドーパミンなどの放出が少なくなる。
「水分不足が脳に与える影響」
体内の水分量が1〜2%減るだけで脳の意識レベルが低下する。
加齢によって喉の渇きを感じる能力が衰えてしまうので、意識的に摂る様にしなければならない年頃な自分です。
因みに水道水には塩素が含まれていて、腸内細菌にダメージを与え活性酸素を増やしてしまうのでご了承あれ。
「乳酸菌が特に好むのがオリゴ糖」
オリゴ糖を摂取すると腸内のビフィズス菌が増える。
しかし摂取をやめると減ってしまうので、オリゴ糖は毎日摂りたい。
オリゴ糖が豊富に含有されている食品は、豆類、ゴボウ、玉ねぎなど。
オリゴ糖製品もいいけど、不純物が入っていない物を選びたい。 -
腸内細菌の大切さをこの本でより実感した。有名な先生の本ですが、読みやすくすごく参考になった。
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2021/9/17
・玉ねぎ→腸内細菌の餌となるオリゴ糖や水溶性食物繊維を含む。悪玉菌の異常増殖を防ぐ
・酢→短鎖脂肪酸(大腸の活動エネルギー源、大腸の粘膜を刺激し蠕動運動促進)
・セロトニン
トリプトファン(魚卵大豆乳製品)
+ビタミンB6(腸内細菌が合成)
・オリゴ糖を毎日取る(熱や酸に強い、胃酸や消化酵素に分解されない)
→玉ねぎ、大豆=酢玉ねぎや納豆キムチが◎
・ヨーグルト
乳酸菌の多くは胃酸に弱く死んでしまうが、乳酸菌のいた溶液を腸に届けることが意味がある
(溶液に自分たちの仲間を増やす因子が入っている) -
勉強になった
要点もわかりやすく解説してあって良い -
大便の60%は水分、20%は腸内細菌とその死骸、15%は超粘膜細胞の死骸、5%が食べかす。
キレイはキタナイ、キタナイはキレイ。あまり清潔にしすぎると感染しやすくなる。
腸内細菌のおかげで腸が短縮され、エネルギーを脳に回せるようになった結果、脳が発達できた。
大便の量が少なくなる=腸内細菌の増殖力と活動力が低い。
納豆を毎日食べる。
腸内細菌のために太る。
宿主は寄生生物にコントロールされている。
腸内細菌が体に悪いものを食べたくさせている。
酢玉ねぎ=玉ねぎを酢で就けたもの。
食物繊維こそ大事な栄養素。腸内細菌のためには水溶性の食物繊維を食べる。ワカメなど海藻、ゴボウ、キャベツ、オクラ、納豆、きなこ、アボカド、バナナ。こんにゃく。
ピロリ菌が食欲の制御に役立っている。
酵素のために腸内細菌が重要。
海藻の消化につかう酵素は日本人にはある。
抗生物質は腸内細菌に悪影響がある。
腸の健康は脳の健康=脳腸相関。幸せホルモンのもとは腸でつくられる。
腸内細菌で水素が作られる=活性酸素を中和できる。
水道水は塩素が入っているので腸内細菌に悪影響がある。非加熱の天然水、鉱水、温泉水、弱アルカリ性。
乳酸菌を摂るよりオリゴ糖でマイ乳酸菌を育てる。
大豆ごぼう玉ねぎ。毎日とり続ける。
みそ汁は食べる点滴。
味噌と納豆とテンペ=抗酸化物質。
白い炭水化物は人間の体に適応していない。
脳は好むが蝶は好まない。
オメガ3脂肪酸をとる=青魚、アマニオイルなど。 -
ここ最近で読んだ腸内細菌の本の中で一番読みやすく、勉強になった。
やはり、過剰に清潔にすること、抗生物質はよくない。 -
腹の状態が気になっていたため。
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藤田先生の本はこれで3冊目。2015年に何冊も本を出していて、さすがに3冊目となると内容に重複している部分が多く見られた。