検証アベノメディア

著者 :
  • 緑風出版
5.00
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 11
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846117016

作品紹介・あらすじ

それにしても安倍政権の支持率は衰え知らずだ。その理由には、安倍政権の巧みなダメージコントロールがある。確かに、2016年5月のオバマ米大統領の広島訪問、12月の米ハワイの真珠湾の訪問などテレビ画面や紙面の先にいる視聴者、読者を意識したメディア・イベントの演出は、歴代首相の中では図抜けている。
そして放送内容への介入やテレビの停波発言など「恫喝」の一方で、新聞界の要望に応えて消費増税時の軽減税率を適用する「懐柔」によって、安倍政権は、マスメディアを支配しようとしている。そうした状況全体を「アベノメディア」と名付けて、タイトルにした。
安倍氏が、小泉政権だった2003年9月に、わずか当選3回で自民党幹事長に抜擢され、政治の主舞台に上がってから2017年で15年目になる。本書は、その間に安倍氏とマスメディアの間で起きたことを中心に、筆者の毎日新聞記者時代からの資料や、執筆した記事を手繰りながら追加取材して、まとめ直したものである。(2017.1)

著者プロフィール

臺 宏士(だい ひろし) ライター、メディア総合研究所の機関誌『放送レポート』編集委員、特定非営利活動法人報道実務家フォーラム副理事長、新聞労連ジャーナリズム大賞選考委員。1990年毎日新聞社入社、2014年フリーに。
著書に『報道圧力 官邸 VS 望月衣塑子』『アベノメディアに抗う』『危ない住基ネット』(いずれも緑風出版)、共著に『メディア、お前は戦っているのか メディア批評2008-2018』(岩波書店、著者の「神保太郎」は共同筆名)『エロスと「わいせつ」のあいだ 表現と規制の戦後攻防史』(朝日新書)など。20年春から「メディアウオッチ」(週刊金曜日)を連載。

「2022年 『「表現の不自由展」で何があったのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

臺宏士の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×