ソニア・ウェイワードの帰還 (論創海外ミステリ)

  • 論創社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846016043

感想・レビュー・書評

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  • そんなに古い作品とは思わなかったが解説を読んだらとっくに亡くなっている作家でびっくりした。確かに携帯電話もインターネットも出てこないが全然不自然に感じなかった。
    夫がその場凌ぎのアホすぎる。

  • 女流ロマンス小説家の妻が急死し、その死体を海に捨てた夫のペティケート大佐。それを隠そうと…、という感じで始まる本作ですが、久しぶりのマイケル・イネスは面白かった。ノンシリーズ作品ですが、H.R.F.キーティングの「海外ミステリ名作100選」にも選ばれていたりなどしており、待望の翻訳です。訳者さんも解説者さんも訳注が多いことを気にかけていましたが、それは気にならず、読みやすかったです。
    予想の斜め上の展開にページをめくる手も速まり、(第一部第五章の展開にはビックリしました、)さすがに終盤になると何となく結末も予想できるのですが、シニカルなラストにニヤリとした一方、このペティケート大佐の小物っぷりが身につまされるというか、他人事ではないというか、なんだか自分自身の姿を見ているような気がして。。。でも、だからといって卑屈になることはありませんでしたが(汗)

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著者プロフィール

本名ジョン・イネス・マッキントッシ・スチュワート。1906年、スコットランド・エディンバラ生まれ。オックスフォード大学を卒業後、リーズ大学で講師と英文学を教え、アドレード大学に赴任後は英文学教授として教鞭を執った。36年、渡豪中の船上で書き上げたという「学長の死」で作家デビュー。46年にオーストラリアより帰国し、クイーンズ大学やオックスフォード大学で教授職を歴任する。94年、死去。

「2019年 『陰謀の島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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