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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846016043
感想・レビュー・書評
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そんなに古い作品とは思わなかったが解説を読んだらとっくに亡くなっている作家でびっくりした。確かに携帯電話もインターネットも出てこないが全然不自然に感じなかった。
夫がその場凌ぎのアホすぎる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
女流ロマンス小説家の妻が急死し、その死体を海に捨てた夫のペティケート大佐。それを隠そうと…、という感じで始まる本作ですが、久しぶりのマイケル・イネスは面白かった。ノンシリーズ作品ですが、H.R.F.キーティングの「海外ミステリ名作100選」にも選ばれていたりなどしており、待望の翻訳です。訳者さんも解説者さんも訳注が多いことを気にかけていましたが、それは気にならず、読みやすかったです。
予想の斜め上の展開にページをめくる手も速まり、(第一部第五章の展開にはビックリしました、)さすがに終盤になると何となく結末も予想できるのですが、シニカルなラストにニヤリとした一方、このペティケート大佐の小物っぷりが身につまされるというか、他人事ではないというか、なんだか自分自身の姿を見ているような気がして。。。でも、だからといって卑屈になることはありませんでしたが(汗)
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