大根の底ぢから!

著者 :
  • フィルムアート社
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本棚登録 : 23
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845917129

作品紹介・あらすじ

ウームうまい、ワッハッハまずい!

食いしん坊のリンボウ先生が煩悩する
折々の美味、そして珍味怪味なるエッセイ集



日本人が感じる、自然 な素材の「底ぢから」を愛してやまないリンボウ先生。
四六時中「食べる」ことを思い、日本全国を行脚しながら、未知の美味・珍味に出会います。

日本という多彩な食材、調理法、調味料に恵まれた国で、
決して豪華ではなくとも、季節の食材を味わい、
なつかしい思い出や旅先の味を感じながら、独特のユーモアで綴っています。

[全61編のエッセイと、リンボウ先生による描き下ろしのイラストを多数収録]

感想・レビュー・書評

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  • 著者と私の年代の差、でしょうか、
    面白い内容のはずなのに、なぜか面白さが伝わってこないんです。
    ごめんなさい、この星評価1は、時間がたてばもっとおもしろく感じる日が来るかも。

  • 1949年生まれの作家、国文学者で大学教授の筆者。戦後のまだ日本が貧しかった頃の食の思い出から、最近の筆者自身の食生活などのエッセイ集。料理はなかなかの腕前のようで、自ら作った料理についても触れている。

    少年時代の家庭は比較的裕福だったのがエッセイから伺え、その後もエリートコースを歩んでいる。エッセイは時たま日本人の食に関する考え方をチクリと刺す所はあるものの、全体的にゆったりとした雰囲気で書かれている。

    留学先のヨーロッパの日本食レストランで父親から寿司を腹一杯食べさせてもらい、同じように筆者の息子にも寿司をご馳走したというエピソードが妙に印象に残った。

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著者プロフィール

1949年東京生。作家・国文学者。

慶應義塾大学文学部卒、同大学院博士課程満期退学(国文学専攻)。東横学園短大助教授、ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』(平凡社・文春文庫)で91年日本エッセイスト・クラブ賞。『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(Pコーニツキと共著、ケンブリッジ大学出版)で、国際交流奨励賞。学術論文、エッセイ、小説の他、歌曲の詩作、能作・能評論等著書多数。『謹訳源氏物語』全十巻(祥伝社)で2013年毎日出版文化賞特別賞受賞。2019年『(改訂新修)謹訳源氏物語』(祥伝社文庫)全十巻。ほかに、『往生の物語』(集英社新書)『恋の歌、恋の物語』(岩波ジュニア新書)等古典の評解書を多く執筆。『旬菜膳語』(岩波書店・文春文庫)『リンボウ先生のうふふ枕草子』(祥伝社)、『謹訳平家物語』全四巻(祥伝社)『謹訳世阿弥能楽集』(檜書店)『謹訳徒然草』(祥伝社)等著書多数。

「2021年 『古典の効能』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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