- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784845620272
感想・レビュー・書評
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90年代、00年代前半の日本語ラップ好きな人にとっては面白いと思う。
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面白い!!ーー
一見レコードガイドのように見えるが、ヒップホップの内側からみたシーンの「実際」をつれづれなるままに綴ってある。
取り上げられたアルバムの話もそっちのけで他のトピックに脱線したり。夥しい人物、作品、挿話が登場し、みんな感心したりゲラゲラ笑ったり。
日本語ラップに詳しくないと楽しめないところも多々あるが、いまだ知らない深い世界へ踏み込んでみるのもありかも。
懐かしくも麗しい思い出の数々。やはりそれは「青春」というのが最もふさわしい。 -
128/2013.11.7読了
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90年代のHipHopシーンを、いわゆる“Heads”として過ごした上野氏と東京ブロンクス氏による回想記。「あのときこんなことがあって~、あいつはこうして~、おれはそのときここに居て~」という私的なエピソードから沸き立つ現場の空気感らしきものにワクワクさせられる。ただの名盤、レジェンド紹介ではなく、周辺のカルチャーも含めて自分の目線(≒ストリート)から語るところが、まさにHipHopであり、さすがラッパー。90年代をヴァイナル(ってかCD)でしか知ることのできないおれにとって、珠玉のエピソードは非常に楽しく、少し羨ましくもある。
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サ上の日本語ラップ愛が伝わってくる一冊。この本だけでも面白いけれど、サ上とロ吉の「日本語ラップKILLA★」という曲と合わせて1つの作品だと思います。
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ラインナップはキングギドラ、ライムスター、ブッダ、オジロ、スカーズなど。
内容は日本語HIPHOP初心者向けではなくHIPHOPマニア向け。そこそこの事前知識が無いとわかりにくいかも。
本書の最後のほうにも書いてますが「音よりMC、DJの人となり」について書かれてい部分が多い。誰と誰がつるんでたとか。
面白いところは面白いんだけど、身内話っぽいのがあまり好きになれなかった。
でも最後の宇多丸との対談まで行く頃には日本語HIPHOPの一連の流れはつかめてました。