カラスの補習授業

著者 :
  • 雷鳥社
3.90
  • (17)
  • (24)
  • (21)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 348
感想 : 23
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844136866

作品紹介・あらすじ

カラスの基礎知識の復習から生物学的観点からの応用編と番外編。カラス以外のこともわかる本。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前作「カラスの教科書」よりかなり専門色が強い内容。
    動物はよく「◯歳児の知能」と言われることがあるが、
    なるほど、掘り下げてよく考えてみると一概には言えないよなぁと納得。
    今まで考えもしなかった角度から、物事を考えるヒントを与えてもらった。
    そんなこんなが書かれた「脳トレの時間」と、
    フィールドワークの苦労がよく分かる「野外実習の時間」が特に興味深かった。
    好きじゃなきゃこんなこと絶対できないよ!

  • 前作の「カラスの教科書」の補習授業。

    カラスとの対比のためか、他の鳥の説明もかなりあった。
    そのため、前回ほどカラス色が強くなくなっていて、
    残念に思った私は結構なカラス好き!?

  • <目次>
    授業の前に  朝礼での伝達事項
    1時間目   歴史の時間
    2時間目   カタチの時間
    3時間目   感覚の時間
    4時間目   脳トレの時間
    5時間目   地理の時間
    6時間目   社会Ⅰの時間
    7時間目   社会Ⅱの時間
    実習     野外実習の時間

    <内容>
    カラスを愛する『カラスの教科書』の著者の第2弾。筆がかなり滑っていて、著者の別の趣味(アニメなどのオタク系)が知れ渡っている気がするが、大丈夫なのだろうか?それはともかく、最初の系統のところはやや難しいが、最後の野外実習を含めて著者のカラス愛がよく伝わるし、調査の大変さや生物研究の深さがわかった。もちろん、カラスの生態がよくわかるので本書を片手に野外をめぐるといいと思う。

  • 私、カラスはそんなに嫌いじゃないです。
    ゴミ漁ったりとかを見るのはちょっと…てのはありますが。
    補習授業を先に読んでしまいましたが、その前に教科書もあるようなので、それとも読んでみたいと思いました。
    カラスって、頭がいいんだか、悪いんだか、よくわからないみたいですね。

  • カラスに対する知識、経験もだが、何よりも文章が面白い。
    ぜひ、読んで確かめてほしい。

  • 前作『カラスの教科書』よりも踏み込んだ内容。カラスの分類など自分には難しい点もあったが、学問の世界ではこのような考え方をするのかと知る良い機会になった。ハシボソガラスとハシブトガラス、つい最近までは「カラス」と一緒くたにしていた両者の「ちょいと微妙」な関係はとてもおもしろい。相変わらずカラスくんのイラストが可愛らしく、カラスくんの漫画などあったら読みたいと思ってしまった。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB20290196

  • 2軒目のコンビニの肉まんが売り切れていたら、
    京都は滅亡していたかもしれない…
    往々にして観察者って絵が上手だよね。

  • いちばん身近で、しぶといカラス。
    きっと、地球が異常気象になっても、
    最後まで生き残るのは
    ゴキブリじゃなくてカラスかな。

  • もう、イラストが可愛すぎですね。内容濃いめですね。カラスのことがかなり好きになります。20170825

全23件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1969年、奈良県生まれ。東京大学総合研究博物館特任准教授。
京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科博士課程修了。
理学博士(京都大学)。専門は動物行動学。
著書に『カラスの教科書』『カラスの補習授業』(雷鳥社)、『カラスと京都』(旅するミシン店)、『カラス屋の双眼鏡』(ハルキ文庫)、『カラス先生のはじめてのいきもの観察』(太田出版)など。

「2018年 『鳥類学者の目のツケドコロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松原始の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
原田 マハ
辻村 深月
森見 登美彦
村田 沙耶香
本谷 有希子
平野 啓一郎
又吉 直樹
リンダ グラット...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×