キーリWILD AND DANDELION

著者 :
  • メディアワークス
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本棚登録 : 196
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840231909

感想・レビュー・書評

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  • キーリの絵本です。綺麗なイラストがメインで、ハーヴェイのエピソードが書かれています。戦争中のお話だけれども、最後はちょっとほんわかする気になるやさしいお話だと思いました。

  • よくわからない話だけど、ハーヴェイがかわいいからすべてよし。

  • 「キーリ」シリーズの短編ビジュアルノベル

    読了日:2008.04.26
    分 類:ビジュアルノベル
    ページ:48P
    価 格:1400円
    発行日:2006年1月発行
    出版社:メディアワークス
    評 定:★★★+


    ●作品データ●
    ----------------------------
    主人公 : キーリ
    語り口 : 3人称
    ジャンル : ビジュアルノベル
    対 象 : 子供~一般向け
    雰囲気 : 暗め、幻想的
    結 末 : ややプラス
    イラスト : 田上 俊介
    デザイン : 鎌部 善彦
    ---------------------------

    ---【100字紹介】-----------------------
    駅の片隅でキーリは、その植物を見つけた。
    名前も知らない。みすぼらしくて滑稽で、
    でも一生懸命に見える植物。
    気付くとキーリは、荒野にいた。
    それは夢なのか、それとも…。
    美しい絵とともに描く、ビジュアル短編。
    ------------------------------------------

    全9巻のキーリシリーズの、書き下ろし短編ビジュアルノベル。ビジュアルノベルというのは…この場合は絵本ですね。でも、絵本というには、文字が多い!ので、絵本とノベルの合いの子みたいな気分で、ここは「ビジュアルノベル」と表現しておきます。(菜の花ルール?)

    内容は、もちろん初出です。シリーズ全体に漂っていた、ちょっと物憂げで、何かを諦めているような、うーん、幻想的で退廃的な雰囲気と言いますか、そういうのが滲み出た感じのお話&イラストです。原色をそのまま使っているところなんてどこにもなくて。落ち着いた雰囲気の色使いと、ふんわりとしたやさしいイラストが文章にとても合っていて、いいですね。

    物語は、ちょっと淋しいような、でもどこかに希望があるような、いつものあの感じです。ありがちかなー、という気もしなくはないですが、お約束なのもいいじゃない、キーリの世界観が好きだから、という方には是非、お勧めです。


    ---------------------------------
    文章・描写 :★★★+
    展開・結末 :★★★+
    キャラクタ :★★★
    独 自 性 :★★★+
    読 後 感 :★★★
    ---------------------------------


    菜の花の一押しキャラ…ハーヴェイ

    「なんか似てるよな、お前。ちっちゃいくせにたくましいところとか」(ハーヴェイ)

  • 田上さんのイラストだから購入w
    でも、田上さんの絵は初期の頃の方が好きでした…
    昔の絵の方が可愛かった気がいたします…

  • タンポポ好きになる本。

  • ヴィジュアル ノベル

  • ギザギザ、っていうとこが可愛い。
    私たちが誰でも知っている植物が、もう名前も忘れられてしまう植物だという設定が、何か考えさせてくれます。
    田上さんの優しく綺麗なイラストが本編にはない感覚を齎してくれます。

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著者プロフィール

第9回電撃小説大賞〈大賞〉を受賞し、2003年『キーリ 死者たちは荒野に眠る』でデビュー。その他の著書に、『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち』(電撃文庫)、『エンドロールまであと、』(小学館)など多数。

「2009年 『NO CALL NO LIFE』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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