- Amazon.co.jp ・マンガ (159ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840145565
感想・レビュー・書評
-
「枕草子」の清少納言と、藤原行成のエピソードが中心。才女ゆえに夫に疎まれ、離縁された清少納言が当時の恋人、藤原実方の勧めで宮中入りし、中宮定子に仕える程才覚を現していく…。
清少納言の兄と末の松山の恋はせつない。父・元輔が代わりに詠んだらしいですが…
藤原の道隆と貴子のお話も良かった。この夫婦から中宮定子が生まれる訳です。
君をおきて あだし心を わが持たば
末の松山 波をこえなむ(末の松山)
ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつ
末の松山 波こさじとは(清原元輔)
かくとだに えやはいぶきの さしも草
さしもしらじな 燃ゆる思ひを(藤原実方朝臣)
忘れじの 行く末までは かたければ
けふを限りの 命ともがな(儀同三司母)
これは今の自分の心境に近い(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館借。 学生の頃、授業でさらっとしか触れない枕草子。正直、清少納言に対して、小生意気な女の自慢話を書いた人くらいにしか当時思ってなかったけど、草子に込められた想いを考えると切なくなる。 人の儚さ、世情に対する鬱憤、人の想いは、時代が変われど思う所は、それほど変わらないのかと。 頑張ろうっと思えた。
-
行成がすごく好み。見た瞬間は父親にクリソツだと思ったけれど、中身はそうでもなかったです。少納言はよくそんな冗談に付き合えたなと尊敬します。
-
清少納言と藤原行成の友情物語がすごくイイ!
切なくて胸に残る。いいお話でした。 -
高内侍の「忘れじの・・・」の歌が、とてもステキ。一番幸せな瞬間に、死んでしまいたい、という気持ちは、わかる気がするよ。。。ほろり。
あと、三巻は、定子様がはかなくてかなしくて、でも、そうね、中宮定子と言えば、枕草子の定子様が一番に思い浮かぶね、と納得。。。
清少納言は、オモシロイ解釈だし、実方様はイケメンだし、行成くんは不器用だし、かわいらしい。。。
オモシロカッタデス。-
「清少納言は、オモシロイ解釈だし」
へぇ~もう3巻目が出ているんだ。もっと人気が出て文庫にならないかな?
・・・どんな風に面白いのかなぁ、気...「清少納言は、オモシロイ解釈だし」
へぇ~もう3巻目が出ているんだ。もっと人気が出て文庫にならないかな?
・・・どんな風に面白いのかなぁ、気になる(読むしかない?)2012/05/07
-
-
待ってました、うた恋い。第3巻!!
今回は枕草子の作者、清少納言にまつわるお話。
今回もきゅんきゅんで切なくって、本当に大好きなお話がいっぱいでした!
大好きな義孝・道隆コンビも登場、活躍でとっても嬉しかったです。
前の巻に登場した人物が絡むお話になっている構成、良いですよね~。
義孝さまの息子・藤原行成、それから藤原実方も大好き。イケメン!(笑)
特に、「かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな 燃ゆる思ひを」の実方の詠んだ歌が大好きになりました。
高内侍の「忘れじの…」の歌も改めて素敵な歌だなぁと思いました。
清少納言については、なんでも開けっ広げに書いちゃうさばさばした感じに何か通じるものがあって親近感がわくというかw前々から結構好きな女性だったんですけど、今回これを読んでもっともっと好きになりました。
しかし、慎み深いところはちゃんと慎み深く、また学が深いというところは私とは正反対だ、という事がわかったのでw私も精進せねばと思いました(笑)
余談ですが…アニメ化は個人的には余計なお世話だ、と思うんですが(笑)
アニメ化しても、まだまだ続巻希望です!!
欲張りですが、100首全部の物語を見てみたいなぁ。 -
*登録漏れ