やさぐれるには、まだ早い! (MF文庫 ダ・ヴィンチ と 2-2)

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  • メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840143295

作品紹介・あらすじ

秋田から上京して20歳で作家になった豊島ミホ。初めて彼氏の居るクリスマス、ひとり花火大会、同棲問題…東京っぽくない東京暮らしの悲喜こもごも。順調そうに見えた彼女は、なぜ結果的に恋と仕事を失い、秋田へと帰ることになったのか。そして、いまどんな心境で再スタートを切ろうとしているのか。一人の作家が人生に逡巡するさまを赤裸々に綴った実録880日エッセイ+現状報告。

感想・レビュー・書評

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  • やさぐれる。

    なかなか使わないこの言葉。
    18歳ぐらいの頃にこの本に出逢って
    『やさぐれる』って言葉を知った。

    都会を離れ、女として、社会人として
    いろんな事を考え模索して
    必死に生きようとする女性の人生模様が
    不器用で不甲斐なくて、それがいいのだ。


    そう、人生はこれからだ!

    やさぐれるのは、まだ早い!!(笑)

  • 秋田から上京して20歳で作家になった著者の東京で失った恋と仕事、そして再出発。一人の作家が人生に逡巡するさまを赤裸々に綴った実録エッセイ。
    年齢を重ねたから感じることだが、人生の価値のひとつは経験だと思う。その引き出しが多ければ多いほど、困難に立ち向かうことができるし盾にもなる。豊島さんの作品が読めなくなってもう何年も経つが、この経験を活かした作品を是非私たちに伝えてほしい。待ってます。

  • 4/20読了。ありのまま生きてる、って感じ。

  • 再読ですけれどもね…いや、単行本の方は読んでいたんですけれども、今回、文庫化もされているということで読んでみました…

    僕と著者は性器の差こそあれど同じ人間…著者の類稀なる文章センスに脱帽しました…!!

    とは言い条、脱帽なんてしてませんけれどもね。 ←え??

    さすがに言い過ぎました…だけれども、元気付けられたのだけは本当です…! 著者はワケあって小説家を辞めてしまったのですけれども、これを読んで復帰…とまではいかないまでもちょこちょこ、こういったエッセイとか書いてくれないかなぁ~と思いました…。

    20代女子の等身大の姿が表れているやうな、そんなエッセイでした。おしまい…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 読みやすい。切ない話、自虐的な話も多いが、全体に流れる、それでも前を向く感じが心地よい。

  • 後半から一気に面白くなってくる。

  • 所々、激しく共感しつつ読み終えました。
    彼女のエッセイなら、連載とか毎回読んじゃうな(苦笑)

    世代が近いので余計にそう感じるのかもしれません。
    楽しかったです。

    ただ、やっぱり私は東京には住みたくないな(笑)

  • まさしく、このタイトル通りの感想。
    こんなエッセイを書く人が、なんの発信もしなくなるのは惜しすぎる。
    幸いネット上では活動を続けておられるみたいなので、今後も楽しみにしています。漫画もよさそう。

  • 豊島さんとお友達になりたい。

  • 地方出身者として共感できる部分が多かった。

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著者プロフィール

2002年、新潮社「女による女のための『R-18』文学賞」で読者賞を受賞し、同年『青空チェリー』刊行でデビュー。著作に『檸檬のころ』『夜の朝顔』『リテイク・シックスティーン』などがある。

「2010年 『神田川デイズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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