やさぐれるには、まだ早い! (MF文庫 ダ・ヴィンチ と 2-2)
- メディアファクトリー (2011年12月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840143295
作品紹介・あらすじ
秋田から上京して20歳で作家になった豊島ミホ。初めて彼氏の居るクリスマス、ひとり花火大会、同棲問題…東京っぽくない東京暮らしの悲喜こもごも。順調そうに見えた彼女は、なぜ結果的に恋と仕事を失い、秋田へと帰ることになったのか。そして、いまどんな心境で再スタートを切ろうとしているのか。一人の作家が人生に逡巡するさまを赤裸々に綴った実録880日エッセイ+現状報告。
感想・レビュー・書評
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やさぐれる。
なかなか使わないこの言葉。
18歳ぐらいの頃にこの本に出逢って
『やさぐれる』って言葉を知った。
都会を離れ、女として、社会人として
いろんな事を考え模索して
必死に生きようとする女性の人生模様が
不器用で不甲斐なくて、それがいいのだ。
そう、人生はこれからだ!
やさぐれるのは、まだ早い!!(笑)
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秋田から上京して20歳で作家になった著者の東京で失った恋と仕事、そして再出発。一人の作家が人生に逡巡するさまを赤裸々に綴った実録エッセイ。
年齢を重ねたから感じることだが、人生の価値のひとつは経験だと思う。その引き出しが多ければ多いほど、困難に立ち向かうことができるし盾にもなる。豊島さんの作品が読めなくなってもう何年も経つが、この経験を活かした作品を是非私たちに伝えてほしい。待ってます。 -
4/20読了。ありのまま生きてる、って感じ。
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再読ですけれどもね…いや、単行本の方は読んでいたんですけれども、今回、文庫化もされているということで読んでみました…
僕と著者は性器の差こそあれど同じ人間…著者の類稀なる文章センスに脱帽しました…!!
とは言い条、脱帽なんてしてませんけれどもね。 ←え??
さすがに言い過ぎました…だけれども、元気付けられたのだけは本当です…! 著者はワケあって小説家を辞めてしまったのですけれども、これを読んで復帰…とまではいかないまでもちょこちょこ、こういったエッセイとか書いてくれないかなぁ~と思いました…。
20代女子の等身大の姿が表れているやうな、そんなエッセイでした。おしまい…。
ヽ(・ω・)/ズコー -
読みやすい。切ない話、自虐的な話も多いが、全体に流れる、それでも前を向く感じが心地よい。
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後半から一気に面白くなってくる。
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所々、激しく共感しつつ読み終えました。
彼女のエッセイなら、連載とか毎回読んじゃうな(苦笑)
世代が近いので余計にそう感じるのかもしれません。
楽しかったです。
ただ、やっぱり私は東京には住みたくないな(笑) -
まさしく、このタイトル通りの感想。
こんなエッセイを書く人が、なんの発信もしなくなるのは惜しすぎる。
幸いネット上では活動を続けておられるみたいなので、今後も楽しみにしています。漫画もよさそう。 -
豊島さんとお友達になりたい。
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地方出身者として共感できる部分が多かった。