新幹線ガール

著者 :
  • KADOKAWA(メディアファクトリー)
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840117821

作品紹介・あらすじ

新幹線が好き、人に喜んでもらうのは、もっと好き-。1日に300本以上の列車が走り、40万人近くが利用する「日本の大動脈」東海道新幹線。その多くの車両で働いているのが、全社900名の新幹線パーサーたちだ。その厳しい訓練ぶりと哀歓、日々の仕事のやりがいを豊富な写真とともに紹介。

感想・レビュー・書評

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  •  1964年から始まった新幹線の車内ワゴン販売は、グリーン車をのぞき、2023年10月31日で終了。長い間、お疲れ様でした。激職務にかかわらず、丁寧な接客、笑顔、タイムリーな商品の販売、本当に有難うございました! 徳淵真利子「新幹線ガール」、2007.3発行。接客の5S(基本):study(学習)、sincerity(誠実)、smile(笑顔)、apeedy(迅速)、smartness(機転がきく)。 接客の5A(実践):アタマニクルナ、アワテルナ、アセルナ、アキラメルナ、アテニスルナ。

  • 2016/04/16

  • 新幹線の販売員(パーサー)の方の本
    実体験をベースに時系列の体験記のような形
    写真も多く、文章も平易でとても簡単に読める本

    内容としては接客のポイントなどを期待したのだが、
    パーサーの仕事の話がメインでポイントみたいなものはまとまっていなかった。
    また、以前東北新幹線のパーサーの方の本を読んだことがあるので、体験記自体には目新しいものもなかったため★2つ

  • なんというさわやかな読後感!
    自分の仕事を愛しそれに誇りを持っている女性は、とても美しく見える。
    輝いて見える。
    だから日向あずみも美しく輝いているのだ(と強引に自分の好きな人の名前を出してみるテスト)。

    若いうちに自分の好きな仕事を見つけられた人はとてもラッキー。
    1日の殆どの時間を仕事に拘束されるのなら、
    自分の好きなこと・興味を持てること・自分のためになること・自分の成長につながることを仕事にするのが断然いい。
    充実した人生となるだろう。
    ものすごくうらやましい。
    自分の好きなことだったら、多少の嫌なこともあまり苦にならない。

    最近、プロレスを見るために大阪へ2度も出かけることになった。
    往復に新幹線を使った。
    でも、車内販売は1度も利用しなかった。
    惜しいことをした。
    この本を前もって読んでいれば、
    絶対何か買ってパーサーさんとの会話を楽しんだのに!
    年内はおそらく新幹線に乗る用事もないだろう。
    いつかまた乗る機会があったら、
    ぜひ何か買おう。
    そして徳淵さんを探そう!

  • 新幹線のワゴン販売をほとんど利用することがないのです。
    というのは以前嫌な思いをしたことがあるので
    乗る前に必要なものは買っておく習性になりました。
    でもなぜか(?)この本を手にとってみました。

    なるほど…と思うこともありますが
    もう少し沢山、情報があるといいかな、と思いました。

    以前の嫌な思いも、今の会社、体制になってからは改善されているといいのですが…
    (この本もちょっと古くて2006年の本ですけれど)

  • よかったです。
    新幹線パーサー豆知識と、上から目線ではない「接客の心得」の両方を知ることが出来るお得な一冊。
    これからも、著者の徳渕さんのご活躍をお祈りします。

  • ■書名

    書名:新幹線ガール
    著者:徳渕 真利子

    ■概要

    新幹線が好き、人に喜んでもらうのは、もっと好き―。1日に300本
    以上の列車が走り、40万人近くが利用する「日本の大動脈」東海道
    新幹線。その多くの車両で働いているのが、全社900名の新幹線パー
    サーたちだ。その厳しい訓練ぶりと哀歓、日々の仕事のやりがいを
    豊富な写真とともに紹介。

    ■感想

    新幹線パーサーという、普段意識しない職業の方の本です。

    パーサーという普段意識しない職業だっただけに、非常に面白く
    読む事が出来ました。
    また、この文章を書いた方(本人、出版社の方)は、さわやかな文章
    を意識して書かれており、終始読みやすかったです。

    ただし、この人の何が特別なのか?売り上げ一位になったその"具体
    的"な方法は何なのか?という部分については、記載はありません
    でした。

    これは、推測となりますが、はじめに彼女が言っている通り、彼女
    自信としては、特に特別と思っていないで実践している内容がいくつ
    もあり、それが積み重なった結果なのだと思います。

    そして、その"特別と思っていないもの"は彼女自身も意識をしておら
    ず、人に説明できる類のものではないのだと思います。

    本当に、"天性のパーサー"というべき方なのでしょう。

    恐らく、今後この方が上司になり、下にノウハウを教えるにつれ、
    それらの特別な方法が彼女の中で、具体的になっていくのだと思い
    ます。

    その時に、また、本を出すと面白いかもしれませんね。


    最後に、本の間の写真、意味のわからないものが多いような気がし
    ます・・・・
    かわいらしい方ですが、別にアイドルじゃないんだから、そんなに
    写真はいらないでしょう・・・


    こういう他の職業のプロフェッショナルの本は、面白いのが多いの
    で好きです。

    ■気になった点

    ・絶対言ってはいけない言葉として

     「お釣りのほうになります(○○のほう)」
     「このお弁当でよろしかったでしょうか(過去形)」

     があります。

    ・慣れた時が一番危ない。

    ・注意事項は細かすぎるほどあります。
     でも「何でこんな細かいのかな?」ではなく、「どういう理由で
     細かい注意事項を設けているのか」を考えるようにインストラクター
     から言われました。

    ・自分の想像力の範囲だけで判断してはいけない

    ・どうすれば(乗り物の中で)新幹線を選んでいただけるかを考える
     かは、乗務員の務めです。

    ・お叱りを受けるというのは、いい兆候です。
     この程度と思っている相手には注意をしません。

    ・この制服を着ている以上、お客様に「知らない」は言ってはいけ
     ない。

    ・サービスを第一に考えれば、売り上げは後からついてくる。

    ・基本に忠実に仕事をすることが、一番難しいと感じるようになり
     ました。

  • 新幹線パーサー(ワゴン)の仕事エッセイ。
    普段ワゴンを利用しないけれど、偶には使ってみようかなと思った。

    ただ、マナーとか「売るだけにならない」とかは、
    特に新幹線に限らないことのような気がする。
    もっと裏側・新幹線独特なことが知りたい。

  • 高校時代にホテル常務にあこがれて専門学校を卒業後一流ホテルに
    就職したのだが、夢と現実の違いに挫折して一年で退職。
    その後アルバイトとして働き出した新幹線パーサーだったが、わずか2年で売り上げトップに・・。

     とても面白くて参考になる本だった。
     読んだ後は元気が出るし、私も頑張ろうって思えたし、良い本だ♪
     参考になった箇所を書き出しておく。

     笑顔の条件
     「目が優しいこと」「口角が上がっていること」「心がこもっていること」
     「健康であること」
     ・・・本当にそのとおり。作り笑顔はすぐにばれてしまうもの。

     接客の5S
     study「自学、学習」 sincerity「誠実」 smile「笑顔」 speedy「迅速」
     smartness「機転がきく」
     ・・これも本当にそのとおりだと思う。常に勉強するのは当然だけど、 
     機転がきくってこともすごく大事。これは努力だけじゃなく経験で養われ
     れることかもしれないけど。

     接客にあたっての5A
     「頭にくるな」「「慌てるな」「焦るな」「諦めるな」「「あてにするな」
     
     参考になるだけでなくお客さまとの一期一会のエピソードにはじ~んと
     してしまった。人を相手にしているからこそ、辛いこともあるけど、
    うれしいことも多いのだ。私も頑張ろう~♪

  • ホームページに感想を書きました。
    「読み終わる頃に意外な情報が…」
    http://www.ne.jp/asahi/behere/now/newpage151.htm

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