神様の用心棒 ~うさぎは梅香に酔う (マイナビ出版ファン文庫)

著者 :
  • マイナビ出版
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本棚登録 : 125
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839975494

作品紹介・あらすじ

時は明治――北海道の函館山の中腹にある『宇佐伎神社』。
戦で命を落とした兎月は修行のため宇佐伎神社の用心棒としてよみがえり、日々参拝客の願いを叶えている。
春までの間、貿易商アーチー・パーシバルの屋敷の隣に社を移し、兎月もパーシバル邸に居候させてもらっている。
雪深い冬の朝、生前の戦の夢を見た兎月。それは目の前で仲間を失う悪夢。
これまで蓋をしていた想いを断ち切るため、ひとり五稜郭へ向かうことに…。

和風ファンタジー待望の第三弾!

感想・レビュー・書評

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  • まず、間違えて初刊だと思い込んで購入(;^_^A

    五稜郭とかねぇ、私のトキメキスイッチを押してくるものだから。

    ですが、ここから読んでも問題はなかったです。

    明治維新後の北海道での神と人と巫が対峙する妖退治ものという感じでした。

    土方さんが気になるので前の巻も読もうと思ってます。

  • 3.7

  • 表紙の土方さんの後ろ姿に泣き、最初の五稜郭のお話に泣き、最後の梅の花に泣かされた3巻。
    今回は土方さんの直接的な出番はないけれども、なかったからこそ印象的なシーンが多かった。
    梅の句は自分も大好きな句だ。

    今回は五稜郭の話は勿論、兎月では祓えない存在の登場や2種類の恋の話も印象的だった。
    恋の話はどちらも結ばれる話ではないけれども、ただ悲しいだけではない、登場人物の優しさや友情、そして人ならざるものの初恋という切なさも感じるいい話だった。
    パーシバルの姪っ子が活躍する話も可愛いやら、ハラハラするやら。

    でもやっぱり五稜郭の話が本当に胸に刺さって……暫く抜けそうにない気がする。
    ああいう話にめっぽう弱い。
    そして、そこに土方さんがいない展開もまた、たまらない(いないことが、あることの証明になるので)

  • 913-S-3
    文庫

  • #読了 シリーズ第三弾。飽きずにサクサク読める。兎月が五稜郭を訪れる話が好きだったな。五稜郭の歴史はあまりよくわからないんだけど、ちょっと調べてみようかなって言うきかっけになってくれたかも。
    新キャラのリズちゃんがおてんばで可愛い。まさかツクヨミと取っ組み合いができるとは……ドルイドのすごすぎ。
    4巻が待ち遠しいな。

  • 一、二巻と読んで待望の三巻目!!

    4話構成で
    笑いあり涙あり面白く
    読みやすかったです

    もうすでに新刊が待ち遠しい!

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著者プロフィール

■著者
霜月りつ(しもつき・りつ)
富山県生まれ。駒澤大学卒業後、編集者、ライターを経て作家デビュー。
著書は『神様の子守はじめました。』(コスミック出版)、『あやかし斬り 千年狐は綾を解く』(小学館)、『百華後宮鬼譚』(ポプラ社)、『探しものは妖怪ですか?』(新紀元社)など多数。

「2023年 『神様の用心棒 ~うさぎは星夜に涼む~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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