Scaling Teams 開発チーム 組織と人の成長戦略 ~エンジニアの採用、マネジメント、文化や価値観の共有、コミュニケーションの秘訣~ (Compass Booksシリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839970451

作品紹介・あらすじ

急成長に伴う難問を乗り切るために ―― 米IT企業の「実証済みの解決策」を集約!


たとえば、以下のような問題に悩んだことはありませんか?

「よい採用をするために、面接で質問すべきことは?」
「どの規模になったら管理職を設けてよいのか?」
「管理者とエンジニアのキャリアパスは分けるべきか?」
「エンジニアの昇進はどうやって決める?」
「アジャイルやスクラムと併用できる組織設計とは?」
「KPIの達成を給与と連動させるべきか?」
「会社のコアバリューはどうやって見つける?」
「社内のコミュニケーションを必要最小限に抑えるには?」


このような問題に心当たりのある方には、本書がきっと役に立ちます。


本書は、IT企業の幹部、とくに、ソフトウェア・エンジニアリング、製品管理、デザイン、品質保証などの担当幹部を対象にしています。
規模で言えば、スタートアップや、一定以上の規模の組織で新たに結成された10人から250人のチームが主たる対象です。

そのなかでも、規模が急拡大中のチーム、俗に言う「ハイパーグロース」を遂げつつあるチームのニーズに焦点を当てています。

もっとも、本書で提案されている戦略は、これほど成長の速くないチームにも役立ちます。
そして、製品開発の担当チームと密接に連携するチーム(たとえば技術営業、マーケティング、カスタマーサクセスなどの担当チーム)の管理者にも、さらにはIT以外の分野の管理者にとっても、大いに役立つものです。

本書は、著者2人が複数の企業で急成長中のチームを管理した経験を下敷きにし、各種分野の高成長企業の創業者や幹部(Google、Amazon、Twitter、Slack、Spotifyなど)にもインタビューし、その成果を組み込んで書かれました。さらに他業種のリーダーたちの著書や記事も参照、引用して作られています。

問題が起きたときに慌てて極端な舵切りをするのではなく、すでに成功を遂げた他社の実証済みの解決策を参考にしながら、それを自社独自の状況から生じた特有の問題に応用できるようにする――そうした「実証済みの解決策」を集めたツールボックスが、まさしく本書なのです。

※本書は、米オライリーメディアから2017年に発行された『Scaling Teams -Strategies for Building Successful Teams and Organizations』の翻訳です。

感想・レビュー・書評

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  • 採用から退社まで、管理体制、組織設計、文化、コミュニケーションなど、組織が草創(そうそう)期から大きくなるにつれて生じる組織的な課題についての具体的な事例やプラクティスが書かれていて、実用性のある内容になっている。
    カバーする領域が広く、前提やストーリーの記述がなくいきなり結論であるプラクティスが書かれることが多いので、同じような課題に直面した経験がないと実感を持って読むのは難しいのではないかと感じた。関心のあるテーマについて、ふとした時に読み返すといずれかのプラクティスが課題解決のきっかけになるかもしれない。

    Kindle版では本文のコピーができないので、文章中のURLにあるコンテンツを参照しながら読み進めることができない。短縮URLを手打ちしてコンテンツをブラウズするしかなく、これが補足となるストーリーが不足していると感じる要因の一つだろう。

  • ベンチャー企業が成長していく際の人事の教科書的な本
    一覧としていろんなことに触れているけどまとまりみたいなのがわかりにくくなんか読みにくい。それぞれ良いことは言ってるんだけど。
    規模大きくするのも大変だなあ。

    採用募集、面談、合否、オファー。管理者。チーム構成。スケーリング。文化。コミュニケーション。

  • 定石が短く背景含めてまとまっており、人事や組織に新たに携わることになった新人マネージャーに読んでもらう本としてちょうど良い。オススメ

  • 採用や文化の部分は参考になる。またコラムも役立つ

  • 急激に成長するチーム、組織への指南書。ベンチャー企業や、組織内ベンチャーに属したときにまた手に取りたい本。コミュニケーションの部分は成熟した組織でもありえる課題。開発チームでは非技術職の肩身は狭いけど、こういった状況を分析して改善していく旗振り役として生きていくしかないか。

  • ‪IT企業の組織を成長に伴う規模拡大=スケーリングという観点から解説した一冊。想定読者が採用や組織編成の権限を持つ幹部クラスということで、自分にはレベルが高く難しい内容も。末端の管理職的には第6章以降のチームビルディングや文化、コミュニケーションの話が日頃の仕事に近い内容で読みやすかった。‬

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著者プロフィール

Twitter、ブックマーク共有サービスXmarks、検索技術を専門とするAmazonの子会社A9 、Amazonの各社で技術チームを率いていた。現在は、父親業、スタートアップへの助言、新任管理者のメンタリング、執筆にいそしんでいる。

「2020年 『Scaling Teams 開発チーム 組織と人の成長戦略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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