- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838775019
作品紹介・あらすじ
モノが捨てられない― それもまたいいではないか。
著者自身の「捨てない生活」から、仏教の「捨てる思想/捨てない思想」、「この国が捨ててきたもの」までを語り、モノを捨てることがブームとなっている現代社会に一石を投じます。
人生の後半生は、モノに宿った【記憶】とともに生きる黄金の時代なのです!
●ふえゆくモノたちと、どう暮らしていくか
●シンプルライフにひそむ「空虚さ」
●モノは「記憶」を呼び覚ます装置である
●「ガラクタ」は孤独な私たちの友
●生き生きと老いていく
●人づき合いは浅く、そして長く
●法然と親鸞が捨てようとしたもの
●過去を振り返ってこそ、文明は成熟する etc.
感想・レビュー・書評
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五木寛之さんの作品、ブクログ登録は12冊目になります。
五木寛之さん、どのような方かを、ウィキペディアで再確認しておきます。
五木 寛之(いつき ひろゆき、1932年9月30日 - )は、日本の小説家・随筆家。福岡県出身。旧姓は松延(まつのぶ)。早稲田大学露文科中退。
現在、89歳になられています。
で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)
モノが捨てられない― それもまたいいではないか。
著者自身の「捨てない生活」から、仏教の「捨てる思想/捨てない思想」、「この国が捨ててきたもの」までを語り、モノを捨てることがブームとなっている現代社会に一石を投じます。
人生の後半生は、モノに宿った【記憶】とともに生きる黄金の時代なのです!
●ふえゆくモノたちと、どう暮らしていくか
●シンプルライフにひそむ「空虚さ」
●モノは「記憶」を呼び覚ます装置である
●「ガラクタ」は孤独な私たちの友
●生き生きと老いていく
●人づき合いは浅く、そして長く
●法然と親鸞が捨てようとしたもの
●過去を振り返ってこそ、文明は成熟する etc.
最近の、断捨離ブームに一石を投じるような内容になっています。
捨てなくてもいいじゃない、という考え方は、ホッとするものがあります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
断捨離が流行る昨今、このような考え方もよいな、とは思う。
しかし、わが家はもう片付けなければいけない限界にきているのである! -
確かに、何でも捨てて思い出や記憶まで消え去ってしまうのは勿体ないし寂しいことですね。
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断捨離が流行っているが、モノには色んな思い出や愛着があって、ある年齢になるとそれらが生きていく支えになったり、生活の中の幸せになったりする。なんでも捨ててしまわないほうの生活を語ったエッセイ。要らないものは全て処分するのが世の中の流行りで、捨てられない事が罪悪のようになっている世の中に、ちょっと違うのでは?と思う人が、うんうんとうなづく部分が満載。五木寛之さんが語るからいい、というだけではない、考えさせられる、ほっとする本でした。
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五木寛之さん、捨てない生き方も悪くない、と。人生100年と言われる時代ですから、60歳から90歳の時代をいかに大切に生きるが問われています。そのためにも、様々な思いがこもっているモノは、欠かせないパートナーなのでは、と気づかれたようです。モノは、古い物語への依り代、ではないか、とも。モノに囲まれて暮らすことで、記憶を呼び戻すことができる、という所には、納得です。御年90歳の五木さんの呟きに、★四つであります。
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記憶のよすがになるモノたちに囲まれて生きる後半生もまたよし。
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断捨離だけがすべてじゃない。捨てない生き方もあっていい。そんなメッセージだった。断捨離できなくて苦しんでいる方に読んでほしい。