いのちの食卓 (マガジンハウス文庫 た 2-1)

著者 :
  • マガジンハウス
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838770113

感想・レビュー・書評

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  • もっとスープ作ろう!!

  • 定有堂さんで見つけた本
    最初からわかってたけど、
    とてもほっこりする本でした。
    レシピもいろいろ載っていて
    作りたいなーと思えた。
    第三章は共感する部分が多かった。
    「人のいのちを確かに守り育てうる食べものの向こうには、必ず信頼に足る人物が存在している」
    最近考えていたこととがっちりはまった。

  • 辰巳さん食の大切さを語る。

    ハウスキーピングではなくライフキーピング
    子どもたちにも料理を見せる、手伝わせること。一人暮らしを始めても困らないように。生きてゆけるように教えてあげること。


    大切な言葉を得た気持ちです。
    しかしやはり、よい素材を得るには経済的に厳しいなと思いましたし、手間も時間もかかるので大変だという思いが上回りますね、、、
    自分一人の食事でも、何か手作りするよう心がけるところから始めます。

  • 「人間の「食」は呼吸と等しく、いのちの仕組みに組み込まれている」

    コンビニの食べ物を時間がないときの非常食ではなく、常用食にしていて、その感覚にすっかり慣れきっている。
    けれど、日々の一食一食が体を作っていく仕組みの中で、食への心構えってそれでいいんだっけ?
    麻痺していた部分を叩き起こされる。

  • 「食」とは何か。
    著者の思いが込められた本だと思います。

    毎日の食事を考え、作ることに疲れてしまう日もあります。
    手抜きして、チャチャッと作ったり、
    惣菜を買ってお皿に並べてみたり。
    外食してみたり。
    そんな日が続くと、無性に罪悪感も募ります。
    要因が、この本の中に、いくつかちりばめられているような気がしました。

    しかし、辰巳さんのように、すべてを手作りで、とはいきません。
    なので、できることをできる範囲で、やって行こうと思います。
    年々、年を取るので、食事の量も減りつつありますし。
    じっくり、食材と向き合う時間も作ろうかしら。

  • 食=命を説いた本

  • 非常に大切な事が書いてあります。
    「食」とはいのちの仕組みにくみこまれているもの。
    この言葉を見たときにこの本を読もうと思いました。
    子育て中の人にも読んで考えて欲しいけれど、これから老いる人。
    老いた人をお世話するであろう人にも読んで欲しい本です。

  • 食材や食事のたいせつさ
    いのちにつながるということに
    気付かされた本
    レシピもいくつか載っていたので出来そうなものから始めてみよ!

  • 「生物と無生物のあいだ」の福岡伸一が訳したルドルフ・シェーンハイマーの論文に我が意を得たり、と感動したらしい。食べるものは大事ってこと。しかしこの人の考え方の基礎は生活の安定したブルジョア育ちに基づいているんではなかろうか

  • ふつうの生活を ふつうの料理を 丁寧に。当たり前だったことが 出来てない自分を見直す本。

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著者プロフィール

料理研究家、エッセイスト。1924(大正13)年生まれ。料理研究家の草分けだった母・辰巳浜子のもとで家庭料理を学ぶ一方、西洋料理の研鑽も重ねる。父親の介護を通じてスープに開眼する。鎌倉の自宅や周辺の施設でスープ教室を主宰し、高齢者や病気の方へスープを提供できるよう指導している。「大豆100粒運動を支える会」会長を務める。 著書に『辰巳芳子の旬を味わう -いのちを養う家庭料理』、『辰巳芳子 慎みを食卓に -その一例』(ともにNHK出版)がある。

「2020年 『辰巳芳子 ご飯と汁物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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