LILY'S CLOSET

著者 :
  • マガジンハウス
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838731091

作品紹介・あらすじ

石田ゆり子さんのファッションに対する愛情いっぱい 
フォトエッセイ集! 

石田ゆり子さんのクローゼットの扉を開けてみたい!
そんな好奇心から生まれた企画が実現しました。
ご本人のワードローブとともに、ひとつひとつのアイテムに対する思いを綴ったフォトエッセイ集。
デザイナーへの探究心、お店の人との会話を大切にするショッピングスタイル、
ゆり子さんオリジナルなファッション哲学が感じられます。
創作ノートや、パリでのお買い物フォト日誌も併せて掲載。
今回、書籍制作はGINZA編集部が担当。
ゆり子さんの魅力がたくさん詰まっていますので、どうぞお楽しみください!

感想・レビュー・書評

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  • 石田ゆり子さんが自分の好きな服(持っている服)について語ったエッセイ本。

    とにかく服への愛情が満載で、読んでいる方もエモーショナルな気分になります。

    以下、気になった内容、フレーズ。

    _________
    ジュエリーは私にとって、「お守り」のようなもの。
    自分を外側から装飾するというよりも内側に入り込んで自分と一体化するようなそんなイメージです。

    →服が内面化して、統合されるようなイメージが素敵です。
    _________
    シルクの白いブラウスに小さなフリルがついているものが好き。
    フリルには「少年ぽさ」を感じる。王子様の男性ぽさ。
    → なるほど、そういうことか、昔の少女漫画的な、ポーの一族のような感じですね。
    _________
    「自分が好きなものには、自分から行かないと、人生は動かない」
    そんな言葉を最近自分のなかで何度も繰り返す。ドアをたたけ、されば開けてもらえるであろう、という幼い頃に祖母の部屋で観た聖書の言葉を思い出す。

    大げさなようだけど、服を着ることって、この言葉に通じるようなところがある。自分が何が好きで、どんな自分でいたいか。それはきっと自分だけを見つめ続けることではなく、むしろ自分を取り巻く世界の中に美しさをみいだすことに通じるように思っている。その世界の中のひとつぶ、として自分らしく、少しでも素敵でいたい。その気持ちがきっと、服を着ることの神髄のような気がする。
    _________

  • ゆり子さんのクローゼットは本当に素敵だ。
    でも、洋服、靴、アクセサリーに対するこだわりや想いはもっと素敵だ!

    お金を出せばどんな年代でも買えるけれど、(中略)日本人としての誇りを持ってお金を出したい。
    そんな言葉が心に残った。
    買うこと、使うこと、大切にすること…〝欲しい〟
    の先のことをちゃんと考えて買おうと思った。お手入れの仕方や、それに必要なもの。長く使うためのちょっとしたコツなんかも。

    ネットで何でも買える時代、コロナ禍で益々ネット需要が増えているけれど…試着して自分に似合い、気分が上がる物を少数持ちたい。
    私は私なりの素敵なクローゼットにしたいなぁと真面目に考えてみた。

  • 半年ぐらい図書館の予約待ちして、やっと手元に届いた本。

    自分を大切にしていて、決して若作りでない、憧れるお年の召され方されてて、いつも自然体…
    着ているものも質が良く、肌に心地いいもので、
    小物や服それぞれにこだわりと愛情を持っていることが良くわかる。

    自分に何が似合うか、どんな色どんな形がフィットするのかを知っていて、今着ているものが誰がデザインしたどういうものかを知っている… そこに知性をとっても感じた。


    ファッションの知識が凄くて、知らないブランドいっぱい出てくる。
    その都度調べて、値段に「⁉︎⁉︎」ってなって(想像よりゼロが1つ多い)、でもいつか欲しいなぁとも思う。

    実はこの本、わたしがセリーヌのかばんサングルが欲しくてお店に見に行った時に「この本の中でも紹介されてて…」と教えてもらったものでもあります。
    石田ゆり子は、サングルの黒を持ってた。
    (私は悩みまくって未だに買えてない)


    宝石のことを「地球そのものが作り上げる自然のもので、私がこの世からいつかいなくなっても、このまんまの形で遺るから、私と一緒に人生を歩んでまくれますか?」
    って…そんな風に考えたことなかったし、考えられなかった。とっても素敵だなぁ。



    〜いつか欲しいものたち〜
    エルメスのオーバーメイドのケリーバッグ
    レナードビジューのアクセサリー
    ドリスヴァンノッテンの柄×柄のセットアップ
    ダニエラグレジスのボートネックニット
    mattaのポンポンストールとワンピース
    ウィリアムウェルステッドのスライスダイアモンド


    “服を着ることは、
    「今日も元気で、前向きに生きてきます」という気持ちを世の中に伝えることだから。”

  • タイトル通りの石田ゆり子さんのお気に入りを詰め込んだクローゼットを覗かせて頂きました!
    という感じです。
    芸能生活も長いですからね。
    洗練されますよね。そりゃ~ね。

  • 洋服について、肌に近いところで何を着るか、自分がしっくりきたり、安心したり、心地よいもの、好きと感じるものを選び着ることで、健全な自己肯定感が育っていく。そんな文章が(正確に覚えられていないのですが)心に残りました。

    また世界の、年を重ねた女性の美しさを尊重するような価値観、ため息が出るような、この感じに近づきたい、そういう人になりたい、と思うような圧倒的な美しい一流のお店の様子が、文章から伝わってきました。

    住む世界が違う、好きなものが購入できて(購入していいと思えることも)いいな、業界の本という感じがするな、とも思ってしまったのですが、読めてよかった箇所もたくさんありました。

  • ゆりこさんのクローゼット、見ているだけで楽しい。私もシャネルの服が似合う大人になりたい!

  • 石田ゆり子さんがお気に入りの服やアクセサリーを紹介してくれる本。

    高級ブランドの服をこなれた感じで着こなす石田さんはかっこいい。とても知的。
    これは30代の時に買ったとか、20代から大切にしているとか、モノ一つひとつに思い入れがあるのも素敵。

    石田ゆり子さんみたいになりたいんじゃなくて、石田ゆり子本人になりたいんだ、という願望に気づかされる本だった。
    (本人になるのは無理だけど、知的な人には本当になりたい)

  • 石田ゆり子さんの生き方が好きで、昨年思わず本屋で手に取った本。今日という日に開きたくなって、パラパラとゆり子さんのクローゼットを通じて旅をした気分です。以前テレビ番組で、紙幣を経験に変える、と仰っていたのが何だかかっこよくて、真理だよなぁ〜と思ったことを思い出したのですが、一つ一つ身につけるもの、手に取るものに意味を見出せると、人生って何倍にも豊かになるのだろうなと思いました。

  • 美しい女性のクローゼットの中身はやっぱり素敵がいっぱい詰まっていました。
    石田ゆり子という女性、いつも自然体でファッションもナチュラルだ。
    だけど彼女のすごい所は、着ている服はみな高価な一流品ばかりなのに、先に服の方に目が行ってしまうということがまったくないこと。
    平たく言えば、服を着こなしているっていうことになるのだろうけれど
    自分に似合うものをちゃんとわかっている聡明さの証でもあると思う。
    服を選ぶときに、その服の歴史や背景、デザイナーの思いまでをキチンと理解したいという言葉に
    彼女の美しさの理由が少し見えた気がしました。

  • 善き。何度も見返したい!
    石田ゆり子さんがさらに好きになった。

    女優さんで、芸能生活長くて、洗練された大人の女性なのだろう。ただそれだけではなく海外ブランドの深い歴史、その国の文化を理解した上で失礼のないように、なったら買おう、そう思える大人は少ないかと。ステキなクローゼットを見させてもらえて幸せ!

    ドリスヴァンノッテンの世界、ビジューのアクセサリー、ポールハーデン、いずれも欲しい‼️いつか買うのが楽しみ❣️

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著者プロフィール

石田 ゆり子(訳)
1969年10月3日生まれ。東京出身。女優。

「2021年 『『海のむこうで』BOXセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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