レシピがいらない! アフロえみ子の四季の食卓

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838730216

作品紹介・あらすじ

第5回料理レシピ本大賞【料理部門】
エッセイ賞受賞の
『もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓』
待望の第2弾!

四季折々の食材を使えば、
一汁一菜でもバリエーションは無限。
一年間のリアルな食の記録を、
たっぷりの写真と共にお届けします。

作ってみたくなる、アイデア料理が全40品。
もちろん、大さじ◯杯、などの表記はないので、
エッセイを楽しく読みつつ、気楽に試していただけます。



アフロえみ子の食卓に欠かせない、
ぬか漬け、梅干し、味噌の手作りの仕方も載ってます。

この一冊で、食生活ががらっと変わります!


こんな食べ方あったんだ! 驚きの調理法を一挙公開。

干し大根おろし
ピーマンと干し椎茸のそば粉天丼
イワシのぬかみそ炊き
油揚げと切り干し大根のトマト味噌汁
ぬか漬けキュウリとバジルと麻の実の冷や汁
ナスとぬか漬けミニトマトの味噌パスタ
干し野菜のパエリヤ
渋皮付き栗ご飯
トウモロコシと干しダコの炊き込みご飯
練りゴマ焼きリンゴ
紫キャベツと玉ねぎのリゾット
トマト入り精進すき焼き
サツマイモ入りさつま汁
ホワイト鍋
煎り黒豆ご飯
金アジの梅酢干物
酒粕フレンチトースト
ネギと干しナメコのおから汁

●もくじ

<春の食卓>
一食200円で、ぜいたくな「一汁一菜」 
「干し大根おろし」は、炊きたて玄米ごはんの究極の友  
おじや万歳! ごはんと味噌汁の合体が実にウマい 
ごはんに酢を混ぜれば、立派な寿司! 2日目ご飯の大変身 
鍋振り不要! ダッチオーブンで作る、絶品焼き飯 
ベランダ栽培のピーマンで、限りなくタダに近い天丼定食。 
ごはんにも晩酌にも必須の「汁」。出汁なしで作る、究極の方法 
花粉症対策、究極のデトックスメニュー、「ぬかみそ炊き」 
手作り「桜の花の塩漬け」で、いつもの料理が春っぽく変身 

<コラム*ぬか漬けづくり>
ぬか漬けは生き物。「飼う」という気持ちで末永くおつきあい。

<夏の食卓>
乾物を醤油と酢で煮るだけで、混ぜ寿司の具が完成! 
夏のスペシャル、うま酸っぱい、具沢山のトマト味噌汁 
ベランダ栽培のバジルとオリーブオイルで、イタリアン冷や汁 
オリーブオイルで、そばサラダ。そば湯味噌汁が、またイケる! 
ニンニクなしでもイタリアン。全粒粉ならパスタ湯でスープも 
魚介はなくてもパエリア。炒めて炊けば、玄米もすぐふっくら 
夏は見切り品大盛況! すかさず、簡単調理でぱくり 
旅に出ても大丈夫! ぬか床保存のコツ、教えます 
密かな流行。ぬか漬けに、オリーブオイルとチーズと黒胡椒 
こんにゃく、アボカド、たけのこ。ぜ~んぶぬか漬けになります 

<コラム*梅干しづくり >
梅を塩で漬けて干すだけ。失敗しないし、失敗したっていいじゃないか。

<秋の食卓>
渋皮つき、ほんのり赤茶の栗ご飯、玄米だからウマいんです 
芯もヒゲも炊き込む、秋の絶品! トウモロコシご飯 
キノコはなんでも干してみよう! マツタケご飯を超える美味 
オーブンがなくても大丈夫。練りゴマと日本酒で焼きリンゴ 
ワンプレートに秋の彩りを盛る。主役は紫キャベツのリゾット 
野菜の甘味でがんもどきを煮て、ささっと二品完成 
ダッチオーブンで作るわが家の「機内食」。今日は銀杏ご飯だ! 

<コラム*味噌づくり>
手前味噌づくり、実践編。材料はおからと豆乳と麹です!

<冬の食卓>
一人鍋はわびしくない! 稲垣流すき焼きはダッチオーブンで 
ぽっかぽかにあったまる、わが家のさつま汁は、サツマイモ入り 
なんと大人っぽい味。冬野菜の激安御三家で作る「ホワイト鍋」 
干せば甘みも弾力もアップ! 冬の華やぎ、赤カブの酢漬け 
一年でいちばんおめでたい日の、ごちそうカボチャ 
すまし汁に青菜のみ。もはや禅的ともいえる、我が家の雑煮 
炒った黒豆をそのまま炊き込む。正月明けのごはんのうまさよ 
フグのぬか漬け(のぬか)で炒めキャベツ。発酵定食の完成 
初の海釣り。ぴちぴちの「金アジ」を、梅酢で干物にしてみたら 
熟成酒粕で作るフレンチトースト。これぞ大人のスイーツ 
肉も魚もOK。恐るべし、味噌漬けと粕漬けの威力 
無敵の手前味噌で、干し白菜と厚揚げの味噌炒め 
究極の美容食、おから定食の実力をとくと味わう! 
炊きたてごはんを白木の弁当箱に詰めるだけで、究極の美味 

あとがきにかえて 

感想・レビュー・書評

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  • またまた、アフロ稲垣えみこさん
    今回は、毎日の献立をのぞかせてもらった

    前作にあったように、冷蔵庫も炊飯器も電子レンジもないえみこさんの食品の保存方法は
    「干す」か「漬ける」実にシンプル

    シンプルなのは保存方法だけではない
    毎日の献立も土井善晴さんが提唱される一汁一菜

    ご飯は3日に一度炊いて、おひつに入れておく(夏場を除く)
    一日目は炊きたての玄米ご飯、二日目は、焼き飯か寿司
    三日目はおじやのローテーション
    味噌汁の具は、外に干していたいろんな野菜
    そして、バラエティに富んだぬか漬け

    今日は何にしようかと悩むこともないとのこと
    それでいて毎日飽きない
    夕飯が楽しみで仕方ないとおっしゃる

    すべてカラー写真付きなのだが、本当にシンプルで美味しそうなのだ
    ぬか漬けと味噌の発酵食品と玄米ご飯、栄養バランスも良さそうだ
    干し野菜は太陽の恵みを受けて、旨味も凝縮され栄養価もアップしているだろう

    1年間四季にわたっての献立を紹介されているが、一度も卵、肉が出てこなかった。魚も数回のみ
    これが冷蔵庫を持たないということなのか

    育ち盛りの子供がいたら、これでは済まないだろうし、
    高血圧気味の夫がいる私としては、毎日ぬか漬け、味噌汁では、間違いなく塩分過多だろうが、参考にしたいことは、多々あった

    納豆とトマトにオリーブオイルと胡椒をかけて
    ぬか漬け野菜を使った豊富なバリエーションの冷や汁
    蕎麦湯の味噌汁
    熟成酒粕作り(酒粕を常温に置いておくだけ)
    熟成酒粕を使った粕漬け
    味噌漬け
    おから漬け・・・

    何よりも楽しさが伝わってくる。自分のためにこんなに楽しく料理できるなんてすごいことですよね?
    だって、夫が
    「今日は外で飲み会があるから、夕飯はいらない」
    と言ったら、やったー!じゃ、私だけなら簡単にお茶漬けでいいやというのが、世の奥様方じゃありませんこと?

    自分で料理を作り、それを心からおいしいと思って食べられる自分がいれば、人生は全くもって何とかなっていくのじゃないでしょうか?
    と語られる稲垣さんの底抜けに明るく、ユーモアに富んだ軽妙な語り口
    ファンになってしまった




  • レシピなし×調理10分×1食200円で完成!食生活がガラッと変わる『アフロえみ子の四季の食卓』 | ほんのひきだし
    https://hon-hikidashi.jp/live/65489/

    『レシピがいらない!アフロえみ子の四季の食卓』 — 稲垣えみ子 著 — マガジンハウスの本
    https://magazineworld.jp/books/paper/3021/

  • 発酵食という日本で定番の文化を垣根低く紹介していく食日記。味付けは個人差があり数値化できない、してもしょうがない、ならば、身をもって確かめていく。うまいと思えばうまいんだし、もうひとつだなと思えば味付けを足せば良い。そもそも正解はひとつではないし果たして誰がジャッジするのか、それが自分なんだと気付けば気は楽になる。ってな具合で思案している間も菌は発酵に勤しんである。ありがとう、こちとら左うちわだよ。

  • ぬか漬けがやってみたくなり、セットを購入。
    読んでいると、いろいろと楽しみながら、試してみたくなる。
    これまでの食事の概念が変わってしまった。

  • 良かった!図書館で借りたけど、買います。

  • 彼女の食生活は私のバイブル。
    ぬか漬け買ってみました。

  • 美味しいものとはそもそも毎日食べることを前提として作られているものではないんじゃないか、というのには唸った。なるほど。

    幸せってそんなに大変な思いをしなければ手に入らないものなんでしょうか、という問いにドキリとした。そうだよね。もっと手軽に味わえるものだよね。

    以前レシピ本はもういらない、という本を読んでおもしろかったので影響されて、干し野菜の味噌汁、ぬか漬け、ご飯、をしばらくやっていた時期があった。
    ぬか漬けの味が慣れなくて続かなかったけど。
    地元ではぬか漬けは無い。その本で初めて知ったくらい。
    なので西日本辺りだと食べ慣れてるのかも。
    その後にレビューを見たら、けちょんけちょんにけなす人の文を読んでショックを受け、それもあって止めた。
    でもまたぬか漬けやってみたくなったし、以前から味噌を作りたいとも思っていたのでやってみようかな。

  • ぬか床買ってきてぬか漬けし始めた♪♪

  • しみじみ味わい深くて面白い。
    出てくる料理がしみじみ美味しそう。
    贅沢ってこうゆうことをいうのではないかと思う。
    同時に色々なくても十分なんだなーと思わせてくれる。
    文章も面白くて読みやすい。
    パラオラ読み返したい1冊。
    とりあえずぬか漬け始めてみようかな。

  • はまっている稲垣えみ子さん。稲垣さんの献立については別本を読んでおおよそは知っていたけど、今回のは写真付きなのでよりイメージしやすい。ご本人がおっしゃってる通り、飯・汁・漬物の地味飯だ。玄米だし、そこに乾物とかいろいろ混ぜたりしてるので、まぁ色見は悪い。でも前この人にはまった時は真似して干し野菜作ったり、ぬか漬けも試したりしたなーと思いだした。今回はおから漬けとかおから味噌なるものを知って、やってみようかと思った。つーか、またおから食べよう。あと冷めたご飯をおいしく食べるべく、曲げわっぱが欲しくなったけど、おにぎりでいいやと思い直す。こないだ読んだ年収100万生活の人とは大違いだけど、生きるのにそんなにお金はいらない、ということが分かるのは良いことだと思う。

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著者プロフィール

一九六五年、愛知県生まれ。一橋大学社会学部卒。朝日新聞社で大阪本社社会部、週刊朝日編集部などを経て論説委員、編集委員を務め、二〇一六年に五〇歳で退社。以来、都内で夫なし、子なし、冷蔵庫なし、ガス契約なしのフリーランス生活を送る。『魂の退社』『もうレシピ本はいらない』(第五回料理レシピ本大賞料理部門エッセイ賞受賞)、『一人飲みで生きていく』『老後とピアノ』など著書多数。


「2023年 『家事か地獄か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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