これからを生きるあなたに伝えたいこと

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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838728282

作品紹介・あらすじ

1960年代より半世紀以上の親交がある作家・僧侶の瀬戸内寂聴と歌手・俳優の美輪明宏が、ふたりの出会いから、三島由紀夫、横尾忠則などとの交流、才能や不思議な力、戦争、仏教、人生、女性の生き方、結婚など、これからを生きる日本人へ伝えたいことを縦横無尽に語り合った一冊。共に戦争へと突入していく日本の姿を見てきたふたりが、今の日本に何を思うのか。戦後70年という節目を迎え、日本が再び戦争という過ちを繰り返さないためにはどのような道を歩んでいったらよいのか。先行き不安なこの時代、強く賢く生きるにはどのような心構えでいるべきか。また、家族や老いにはどう向き合えばよいのか。
――ここでしか味わえない含蓄のあるメッセージが心に深く響くとっておきの対話集。

感想・レビュー・書評

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  • 悟りを開いた人々の対談話

    何事にも感謝するという心の癖をつけるといい。

  • 対談になっていて、読みやすい

    2人の意見が違うところも当然出てきて
    それが面白かった

    改めて仏教がすきになった

  • 瀬戸内寂聴さんと美輪明宏さん。
    大好きなお二人の対談本です。

    テーマは、出逢い、教育、戦争、老い、女の生き方など。

    稀有な人生経験を積んだお二人ならではの人生論が、柔らかく、厳しく語られてます。

    『知性も感性も育まれていない日本人では、
    知力の戦いにおいても、たちまち敗戦してしまいます』(美輪)

    戦争の不幸を嘆かないこれからを目指して。
    強く賢く、生きねば!育てねば!
    ココロに 活を入れられました。

  • お二人の言葉だからこそ、スッと心に落ちてくる作用もあるなぁと。
    酸いも甘いも経験した人生の大先輩だからこそ。
    本の中には、新興宗教についても触れている部分があって…何だか、色々なことを見据えて話しているようで驚きました。

  • 本物思考になるためにも、本を謙虚に読み続けたい。感性と知性を育みたい。

  • 戦争に関連した対談と思うが、他の話も多い。テンポ良く読み進められます。考え方に同意できるところが多かった。

  • 追悼 寂聴さん
    99歳。波瀾万丈な人生。
    笑顔と優しい語り口調しか思い浮かばない。
    「縁」という部分が一番響いた。

  • 才能や不思議な力、戦争、仏教、人生、女性の生き方、結婚など、これからを生きるひとへのメッセージを、瀬戸内寂聴さんと美輪明宏さんが語らいあってます。

    横尾忠則さんや、遠藤周作さんや、三島由紀夫さんとの交流など含め、
    ユニークに進んでいく対談集。
    リアルに聞けたら、もっと良かったんだろうなあ。

    とにかく、戦争は絶対にダメです。

    【本文より】
    ・恐ろしい事件の報道を受けて、対岸の火事だと平気でいたらダメですよ。
    自分がそういうことをしないで済んだということに対して、感謝しなければ。何かが守ってくれているから、しないで済んでいるんですよ。(瀬戸内)

    ・人の世は妬み、嫉み、僻みの塊。どう処理するかにはコツがある。腹を括って淡々と生きることです。(美輪)

    ・結婚すればいろいろな問題が起こりますけれど、試練という名の嵐の中で、互いに支え合い、手に手を取って乗り越えて行く。(美輪)

    ・多くの人は厳しい試練を恐れますけど、本当は大きな試練に見舞われるは、エネルギー体としての純度を高めるための大チャンスに恵まれたということなんですね。(美輪)

    ・何事に対しても腹八分ならぬ腹六分。それが、人生をしなやかに生きるための秘訣です。(美輪)

  • 崇拝すべしお2人のトーク、かみしめて読みました。
    見えるものは見なさんな、見えないものを見なさいー

  • 瀬戸内さんが93歳、美輪さんが80歳。

    びっくりするほどお若い!、というよりも生命エネルギーにあふれていますね。

    対談も軽妙でありながらも非常に深いメッセージが多く勉強になりました。

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著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎純一郎賞、11年『風景』で泉鏡花賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月、逝去。

「2022年 『瀬戸内寂聴 初期自選エッセイ 美麗ケース入りセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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