大人の肉ドリル

著者 :
  • マガジンハウス
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838727230

作品紹介・あらすじ

すべては、家で肉を最高においしく食べるために…。
数百に及ぶ論文など膨大な資料をひもとき、家庭で調理される肉料理を徹底的に考察。
定番から、ちょっと背伸びの変わりだね、あの店の味まで、
すべてにおいしい理由あり! の「全35の肉レシピ」を収録しました。
「焼く」「揚げる」「ゆでる」「蒸す」「煮込む」「混ぜる」「漬ける」など、
肉の調理に必要な手法の意味をあらためて検証し、それらをベースにレシピを構築。
さらに、日本における肉料理の歴史や背景もじっくり振り返りながら、
一般的なレシピにも応用できる、真似できる"肉の基本"を解説!
じっくり読んで、楽しく作る、おいしく食べる。
イエニクの結論がギュッと詰まった、新しい肉マニア本がここに登場です!

感想・レビュー・書評

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  • 肉の調理法ごとに、最適な調理温度について、科学的裏付けを元に書かれているが、とても読みやすいし、楽しい!作りたくなる!
    作者の肉付きに感化されること間違いない。
    肉のタンパク質の凝固温度について勉強になった。

  • 様々な肉料理について、詳細なレシピだけでなく
    重要なポイント、その根拠などにも詳しい。
    特に加熱に関しては温度ごとの物質変化のレベルで説明されている。
    基本的に肉は温度を上げすぎないことが調理のポイント。
    自分で肉料理を作るときまた参照したい。

  • 以前からずっと気になっていた「レシピ本」でしたが、ついにAmazonでポチって購入してしまいました。
    A5?サイズくらいの小型本です。
    内容は・・・「男の肉ドリル」の方が正確かもしれません(笑)
    Amazonの評価の分かれっぷりがすごく、どうも男女間でその差が顕著なようです。

    35のレシピとその間に多くのうんちくが書かれていますが、わたくし初めてレシピ本というものを通読しました。しかも数時間で一気に。
    読み物として頭から最後まで通読できるレシピ本って聞いたことがありません。

    「焼き」から始まりますが、最初から通読することで、肉の調理に関する基本的な考え方が身につくように書かれています。
    調理の工程、下ごしらえ、熱の加え方、挽肉のこね方など、全てにエビデンスを求めて文献を引用しています。
    今流行の「科学的根拠に基づいた」料理ですね。

    レシピ通り作りたい、またはレシピ通りにしか作れない、レシピ通りにしか作る気がない方には絶対に向きません。
    レシピにはきちんと分量も書かれていますが、本書を通読した後であれば、レシピをざっと復習するだけで適当にアレンジして絶品肉料理を作れるようになっていることでしょう。
    事実、本書を読んだ後作った肉料理は軒並み家族に大好評です(笑)

    料理にも科学的根拠を求める料理男子必携の一冊です!
    少なくともDancyu愛読者の方であれば間違いなく購入して後悔はしないことをお約束します。

  • 暮らし

  • すぐにでも塊肉買ってきたい!と思うほどおいしそうに紹介されている。
    ま、基本は「あまり火を通さない」で、かなりうまく出来そうな感じ。

  •  肉に関するうんちくとか、肉語りとか、肉への愛とか、そういうものでできている肉々しい本。
     著者さんは食に関するライターさん……なのかな、学者さんでも、お料理研究家でもないです。そのため、よくあるレシピ本とは興味の方向性が違う印象。レシピと共にたんぱく質の変成とか、架橋結合とか、pHとか、酵素の働きとか、そういう話題も扱ってくれるのは嬉しい。

     ネットで注目された新しい話題なんかを随所に混ぜつつ、著者さんの肉愛で構成された本。
     レシピコンセプトは、技術のかわりに便利道具と手間をかけ、お肉をおいしく食べる本、って感じです。
     ステーキ肉を柔らかく焼くとか、ハンバーグをつなぎ最小限でつくるとか。手数をかける覚悟があれば、テクニックなしでできる。

     論文を引用しながら展開される肉コラムが楽しかった。肉研究はまだまだ奥深い。肉を柔らかくする話は参考になりました。

     鶏はむや、ハンバーグなど身近なものもありますが、どっちかというと、いつもよりちょっとお高いお肉を買った時に役立ちそうです。
     珍しく100g400円のステーキ肉を買っちゃったけど、普段そんなお肉買わないので、どう扱っていいかわかんない、という時とか。

     コンベクションオーブンが欲しくなりました。

  • レシピは簡素に書かれており、時間などを適当に作っても美味しいレシピが満載。美味しいお肉を食べるためには手間暇がかかることを再認識させられました。
    とりあえずチャーシューを作りすぎてしまい、今はお腹がはちきれそうです。
    コラムがガチすぎて、著者の肉愛が伝わってくるとっっても素晴らしい本でした。

  • ステーキをこれで焼いたら、柔らかくてびっくり。他にも試したい!

  • このやり方で早くいろいろ作りたい

  • 家庭でできる限り肉を美味しく調理するためのレシピが書かれている。調理方法の検討には、きちんと調理科学分野の文献を参考にしており、科学的にも理にかなったものとなっている。

    美味しい肉を味わうために、手間がかかり気味なところは、やはり週末に趣味で行う料理という感じがした。

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著者プロフィール

調理の仕組みや科学、食文化史などを踏まえ、料理誌・一般誌・新聞・書籍・
ウェブメディアまで幅広く執筆・編集を手がける。テレビ・ラジオなどで
食トレンドやニュース解説、番組監修や企画も。エビデンスにもとづいた
実践形式で大量に焼く焼肉関連の企画も多い。『家で「肉食」を極める! 肉バカ
秘蔵レシピ 大人の肉ドリル』は、肉好きにとってのバイブルと呼ばれ、
ロングセラーに。ほかに『新しい卵ドリル』(以上マガジンハウス)、『ハイ
ボールとつまみ』(監修、主婦の友社)など。共著のレストラン年鑑『東京
最高のレストラン』シリーズ(ぴあ)では審査員を務めている。日本BBQ協会
公認上級BBQインストラクター。有限会社馬場企画代表取締役。
●Twitter @babakikaku_m ●Instagram @babakikaku_m

「2022年 『教養としての「焼肉」大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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