ほめる生き方

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838724314

作品紹介・あらすじ

「ほめる」「ほめられる」ことで、人も組織も元気になり、活性化する。「ほめ達!」(ほめる達人)が増えれば、日本はもっと元気になる。

感想・レビュー・書評

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  • 人を褒めるということを専門とした本に興味があったので読んでみました。
    結論からいうと、とってもいい本でした。

    「褒める」という行為は、
    ・人に関心を持つこと
    ・ポジティブな面をもつこと
    この二つを徹底しないとできません。

    ということは、褒めるという行為は「感情が伴っていないとまるで意味がない」ということがわかります。小手先のテクニックで褒めても人はお見通しです。

    褒め上手になるためには、まずは感受性を豊かにすることが大事ということ。
    世の中に溢れている「人・モノ・出来事」の素晴らしさにいちいち気付いて感動することが最重要だということです。

    例えば、
    ・朝起きて太陽が輝いていることに感動する
    ・めんどくさいなと思われる仕事にもやりがいを見出す
    ・コンビニの店員さんが夜中にそこに立ってくれるだけで感謝など

    こうした価値に気付ける人間になるということです。
    考えてもみてください。そんな素晴らしい人と友達だったら誇らしくないですか?
    あなたがなるんです。
    ぼくはそうなりたいです。

    【TODO】
    ・いい面に気付いたときは噛みしめる時間を作る
    (感動する時間を作ろう)
    ・人の悪い面に目を向けない
    (目を向けてしまっても脳内で訂正をきちんとする)
    ・人の良いところを見つけたらその人に教えてあげる
    (見返りを求めない、あくまでさりげなく)

  • 「ほめ」についてほめ技術だけ、ということではなく、コミュニケーションや生き方そのものについてけっこういいことを言っている。具体例やチャンクの話はよかった。

  • 心のコップを上に向けるには、褒めること。全ての人の可能性と成長を信じる。全ての出来事は必要、必然、ベストと考える。

  • とても面白かった!いまの世の中は褒めるという行為の供給が圧倒的に足りない。褒めれば上手くいく!という気になります。
    早速子ども、仕事で実践していこうと思います。褒めるポイントを探すことを習慣化して、マイナスな出来事にプラスの価値を見出す!

  • ほめカツ❗️なる言葉を生み出し、ほめカツ検定まで生み出した著者は、本当に素晴らしい‼️ 日本の救世主❣️ほめる、徹底的にほめる❗️ほめっぱなしにしない、というのも勉強なりました。
    ほめかつ検定受けるぞ❗️

  • よくある自己啓発系の本のひとつと言ってもよいが、この本は「ほめる」に特化している。
    ただ、ほめっぱなしではだめで、ほめた後にフォローなりアドバイスがないと意味はない。
    それが一番大事なのではないだろうか。
    いわゆるパラダイムの変換の例のひとつだが、百円玉は丸いか四角いかどちらか?という質問に対し、答えは両方ということ。

  • 具体的にあったエピソードでほめる

    すごい、さすが、素晴らしい
    とまずほめる。あとはそれから考えよう

    目につくものを探し、ほめるポイントを決めたらまずすごいと呟く。
    具体的にどこがすごいか説明し、さすが○○さんの○○と説明し、素晴らしいと呟く

    褒めづらい場面では、「そうくるか」「惜しいなぁ」

    話の聞き方で特にポイントなのは、メモをとる

    すみませんではなく、ありがとう。ありがとうの量を増やす

    どうやったらそんなことできんですか?と質問でほめる

    いい質問ですね、ありがとう。で質問をほめる

    正しい事の指摘はモチベ下げる

    出来るだけ小さな事実をほめる

    褒めっぱなしにせず、成功の要因分析を一緒にする

    言葉や行動は自己暗示につながるので、ポジティブな言動をとるようにする

  • 誉める事の情熱は伝わってきて、人をほめることにより幸せになろうというメッセージは素晴らしいと思う。

    しかし終始書きぶりがハイテンションで歯に浮くようなセリフが多かったのでついていけなかった。

  • ほめる、を漢字で書く=褒める、誉める。衣を保つ。
    「ほめ達」検定。
    問題が起きたら、これは何のチャンスだろう?と考える。

    3sプラス1=すごい、さすが、すばらしい。そうくるか。
    まず先に褒める。何を、はあとから考える。
    困ったら、そうくるか、とほめる。

    すみません、ではなくありがとう、という。
    質問してほめる、お願いごとをしてほめる、フランクリンメソッド。

    成功の原因をインタビューする。失敗だけでなく成功の原因追及。

    信頼を裏切る、ことはあるが、尊敬を裏切ることはできない。=信頼する、というより尊敬したほうがいい。

    ほめっぱなしは叱りっぱなしと同じくらい罪深い。結果をほめるのではなく、経過をほめる。

    ほめる、と決心すること。まずはほめよ、理由はあとから考える。

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著者プロフィール

一般社団法人日本ほめる達人協会理事長。
1968年生まれ。関西大学法学部卒業。大手不動産会社に入社し、最年少トップセールスを記録。その後、家業の不動産管理会社に専務取締役として就任。ホテル運営において、人材定着不足に悩む。その中で言葉の持つ力と効果に気づき、朝礼とスタッフへの言葉がけを強化。たった1年で年間数百万円かかっていた人材募集費を0円にする。
ほめ達研修採用企業の航空会社スカイマークは、2017年より4年連続定時運行率が日本一に。「ほめ達!」を導入し、「ほめちぎる教習所」に生まれ変わった三重県・南部自動車学校は、生徒数増加、免許合格率アップ、卒業生の事故率が半減と素晴らしい成果を上げている。
著書に、『結果を引き出す 大人のほめ言葉』(同文舘出版)、『ほめる生き方』(マガジンハウス)などがある。

「2021年 『一目置かれる人が使っている背筋がスッと伸びる日本語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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