14歳からのお金の話

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838716548

作品紹介・あらすじ

世の中の不思議を、お金から考える。

感想・レビュー・書評

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  • とにかく文章がわかりやすい。
    ただの説明にとどまらず、たとえ話や「そうなるとどうなる」といった問いかけもある。四コマ漫画は本旨にあまり関係がないものもあるけど、親しみやすくて読みやすい。子供がもう少し大きくなったら与えたい。

  • 子供が借りてきてたのを横から。さすが池上さん、経済のことが分かりやすく書かれていた。さて、子供は最後まで読むかな?

  • 恥ずかしながら27歳にしてお金や経済の話は分からずに生きてきてしまった。
    お金を勉強したいと思い色々な本を読んでみたが難しくて挫折…そこで簡単に読めそうな本を探していたらこの本に出会った。
    さすが池上彰、分かりやすくお金と経済を解説してて非常に読みやすくて、一気に読んでしまった。文字量が少なめで経済用語も、たとえ話を交えながら説明してくれるのですんなり頭に入ってくる。イラストと4コマ漫画もかわいくて面白い。
    ただ、フリーター歴が長い自分にとっては辛辣な意見もあり考えさせられた。

    パート社員や派遣社員は、正社員と同じような仕事をしながら、給料はずっと低いのです。この結果、「ワーキングプア」が問題になっています。ワーキングプアとは、「働いても貧しい人」という意味です。いくら一生懸命働いても、給料が増えず、家族を養っていけないような状態の人が多くなっているのです。
    P153

    そうそう、アルバイトと正社員を両方経験したけどバイトだと給料ひくいのよね。正社員のときは手取り20万くらいで、バイトのときは手取り15万くらいだった。生活ギリギリで貯金なんて出来たもんじゃない。同年代の正社員の友人たちと比べて泣きたくなるときもあった。一番驚いたのは、営業マンの友人が手取り40万くらい稼いでたこと。これには度肝を抜かれたわ。同い年なのに仕事しだいでこんなにも変わるのかよ。その人は彼女と同棲してて近いうち結婚するらしい。いやー、フリーター生活でひいひい言ってる俺とは住んでる世界がまったく違うね。

    俺は独身で家庭を持っていないからまだしも、もし結婚してたらフリーターじゃ絶対に家族を食わせていけないだろうな。世の中にはフリーターでも結婚してる人いるけど生活カツカツで貧しい生活を送ってそう。結婚するならせめて正社員にならなきゃね、奥さんと子供がかわいそうだよ。まあ俺には結婚願望一切ないし、生涯独身を貫くから関係のない話だが。

    正社員にならずにアルバイトしながら、責任は重くないですから、気軽に働けるという利点もあります。しかし、会社の都合ですぐに仕事がなくなるかもしれません。給料も安いままです。簡単な仕事ばかりをしていては、専門の技術や知識は身につきません。年をとってから、仕事が見つからないということになってしまう可能性が高いようです。
    P154

    んー、たしかにバイトは正社員と比べると責任感は重くないから気軽に働ける。でも、専門の技術や知識が身につかないってのは一概にはいえないと思う。俺はゲームライター系のバイトを3年間してたけど、そこで情報収集する能力やアフィリエイト関連の知識を身につけられたし。この経験は無駄になってるとは感じない。いずれはそれを活かして副業として、ブログを立ち上げたりライター業務をしたいと思っている。俺の場合は特殊なバイトだったからそう思うけど、コンビニとかレストランとか単調な仕事だったら専門の技術や知識は身につかないってのも分かる気がする。

    あなたも大きくなったら、働くことになるでしょう。そのとき、フリーターやニートだと、とても不利な状態になることがわかりましたね。漠然と、「何でもいや、楽していれば」と考えると、やがて困ったことになるのです。自分は、どんな仕事を選ぶべきか。いまのうちに、少しずつ考えてみてください。
    おわりに

    「何でもいいや、楽していれば」と考えながら生きて生きた結果がいまの俺のです。フリーター生活が長かったり、ニートの時期があったりでなかなか正社員の仕事にありつけない。もっと早くこの本と出会ってたかった。中学生のときにこの本を読んでたら、将来どんな仕事しようか、大人になったらどう稼ごうか、などと少しでも将来の仕事のことを考えてたかもしれない。そんなことを思う、27歳である。

  • 僕的に漫画を読みすぎたせいか長い本を今まで全然読まないし読めなかったんです。ですがこの本は違く1ページ1ページ書いてある量が多すぎず少なすぎず読みやすくてびっくりしました‼️それにちっちゃいけど4コマ漫画もしっかり面白くていつのまにかハマってましたwぜひ僕のような長い本は苦手な人でも読んでみてください‼️絶対ハマります。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00378930

    世の中の不思議を、お金から考える。
    千円札は「千円」と書いてあるけれど、よく考えてみると、ただの紙切れですよね。あなたが勝手に「千円」と書いた紙を作っても、それはお金になりません。それが「日本銀行券」と印刷してあると、みんながお金として使うのです。不思議ですね。(前書きより)
    そんなお金の成り立ちからはじまって、貯蓄と投資の違い/会社はだれのもの/景気をよくするには/年金とは/環境を守るにも経済の考え方が必要・・・。と、現代のお金とそれにまつわる社会問題を、幅広く紹介。新聞を読むために絶対必要な知識が、わかりやすくスラスラ身につきます。(出版社HPより)

  • マンガの挿絵もあって、分かりやすく
    経済の基本を学べる。子供も大人も!

  • 小学5年の子どもに向けて購入。子どもと会話するために読んでみたが、大人でも学べる内容だった。基本的な仕組みや歴史からお金や経済、国の在り方を説明。その説明をしたうえで、働くことの意味合いや楽しさをメッセージしている池上さんらしい本。

  • "このかたの本は理解しやすくかかれていますよね。どれも。。
    先に読んだ本に比べ、ターゲット年齢層があがる分だけ 
    経済について理解をする点、幅が増えていますね。。
    働くことの重要性。中高生から理解していかなければ日本の未来はありません。。 "

  • 15年ほど前の本なので内容が古いものもありますが、当時を生きていた人が読むには問題ないと思います。
    内容は噛み砕かれていて分かりやすい。
    ちょいちょい読み直したくなる、そんな本です。

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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