人生うまくいく人の感情リセット術 (知的生きかた文庫 か 64-1)
- 三笠書房 (2018年12月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837985716
作品紹介・あらすじ
累計63万部突破のベストセラー著者、樺沢紫苑先生、初の文庫本!
仕事がうまくいかず焦る。人間関係にイライラする。
将来のことがなんとなく不安……。
誰でも、マイナスの「苦しい」感情を抱えてしまうことがあります。
そんな「苦しい」感情を放置すると心も体も不健康になり、ますます苦しくなるのです。
人生うまくいく人は「苦しい」感情をすぐにリセットする。
それだけでなく、プラスの「楽しい」感情にさえ変えてしまう――。
本書の「感情リセット術」は、「脳科学」と「心理学」に基づく科学的メソッド。
それゆえ、誰でも簡単に実践でき、その効果は即効です。
たとえば……
◎気分や調子を「数値化」する
◎よかったことを「3行」で書く
◎「笑う・泣く」日をつくる
◎「過去の自分」と比較する
などなど、一瞬で「気持ち」を変える法を一挙に紹介!
感想・レビュー・書評
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良書 苦しいと楽しいは気の持ちようという本
苦しいホルモン
①ノルアドレナリン
②アドレナリン
③コーチゾール
楽しいホルモン
①ドーパミン
②エンドルフィン
③セントロニン
・苦しい人はまわりが見えない⇒鳥の目で全体をみましょう
・苦しい⇒その先に楽しいがある、楽しいをイメージしよう
・目標が大きいと苦しい⇒目標を細かく分ける、工夫を入れる
・過去と他人は変えられない⇒未来と自分は変えられる
・期限付きの目標をもとう
・人間関係が大事、自分から変わっていこう
・ツイッターや、日記を書くことは癒しの効果がある
・怒りは相手ではなく自分を傷つけるもの
・しっかり睡眠をとる、寝る前に刺激の高まることはしない
構成は以下の通りです。
はじめに
1章 この1冊で「世の中の悩みの9割」が解決できる
2章 人生うまくいく人の「一瞬で気分を変える」法
3章 できる人の「一気にやる気を高める」法
4章 人間関係うまくいく人の「嫌いを好きに変える」法
5章 毎日充実している人の「どんな悩みもサッと消す」法
6章 「感情のリセット力」を高める脳の習慣詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
感情をリセットする方法、つまり自分自身を変える方法にフォーカスしているので、どれもすぐに取り組むことができるものばかりで有益だった。
ストレスを感じた時に繰り返し読み、実践したい。 -
ものすごく読みやすかった。
サクッと読めて大半のストレスを軽減できる。
4年前に買ったままであった本を何となく読んでみた。本書もまさか樺沢さんの本だと思っていなかった。
捉え方次第でストレスへの感じ方が変わることを再認識。
返報性の法則は先に使った人に主導権が発生する。状況を変えたい人は勇気を出して最初の1歩を先に踏み出せば良い。これが今回新たに気づけたこと。
ボランティア活動が自分のためになることも大きな収穫であった。つい先日東京マラソンのボランティアに参加し為、その経験と照らし合わせながら読み進めたことで、自分の奥底で深い理解が成されたと感じる。
インプットである読書により得た知識とアウトプットの行動が結びついた部分であった。
様々思い悩んでいる方は、手に取って気になる部分を読んでみてほしい。
自分の考え方が自分を苦しめている。そのことに気付けるかどうかで、生きやすさが変わると信じる。 -
悩みの9割はネガティブな感情。
つまり、『ネガティブ』を『ポジティブ』へと変えることができれば良い。その思考法が記してある。ケ・セラ・セラをモットーに。 -
不安にかられたら手に取る本。
・心配事の96%は起こらない
・『今ここ』に集中する。
この言葉をもらえただけで充分。
いいこと日記を始めるきっかけになった本。
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樺沢先生の本は参考にさせていただいていて、3行ポジティブ日記、親切日記を続けています。
今作は好きか嫌いではなく、普通を増やす。と、いうのが参考になりました。嫌いと思う前に普通と考えてストレスを減らしたいです。 -
「なんくるないさー」とつぶやいて、悠々と生きていきたい。
3大ストレスホルモン・・・ノルアドレナリン、アドレナリン、コルチゾール
「楽しい」・・・ドーパミン、エンドルフィン、セロトニン
◯他人を変えるには時間がかかる
◯1日の「楽しい」を思い出してみる
・楽しいことをイメージして、苦しい気持ちはリセットされて、楽しい気持ちに変わる
◯苦しいを乗り越えた自分をイメージする
◯感情を数値化する
・「今の気分」に点数をつける
◯ストレスのリセット術を知っておく
・なんとかなると考える
ストレスの定義
1ストレスに対して興奮した整理反応があり、それが第三者により測定可能であること
2ストレッサーの要因は、嫌いなものであること
3自分はストレッサーを制御できないと感じていること
◯「考えれば解決できる問題」だけ考える
・「今自分にできること」を必死にやるしかない
(過去と他人は変えられない。しかし、今ここから始まる未来と自分は変えられる)
◯「今、ここ」に集中する
・「今」どうするかだけ考えて、不安や焦りをリセットする
・心配事の96%は起こらない
◯仕事は「人間関係が9割」
・人間関係がうまくいけば「人生はうまくいく」
・人は変えられない。しかし、人間関係は変えられる
・「人間関係」を変える第一歩は相手を「肯定」すること(同じ土俵に立つ)
・相性のいい、悪いは、ただの思い込み
・マイナスのラベリングをしないことが大切
「好きではない=嫌い」ではない。どうでもいい人(ふつうの人)とみる
・「あいさつ」「雑談」「聞く態度」で人生に差がつく
・「話す」と「聞く」の割合を2:8にする
◯表現するだけで感情はリセットされる
・日記。「内省」による癒し。自分の内面と対話すること
・3行ポジティブ日記
・ネガティブを「書いて」忘れるは、一回だけが重要
・怒りは「相手でなく、自分を傷つける」と肝に銘じる
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子育てで悩んでた時に本屋で目に止まり、共感しながらノンストップで読んだ一冊。
参考になったフレーズ(●は特に意識すること)
〇目標を設定、達成した自分をイメージ、繰り返し確認、楽しみながら実行、達成するプロセスを変える、自分流の工夫をする
〇過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる
〇今どうするかだけ考えて、不安や焦りの感情をリセット
〇自分で〆切を設定すると、集中力とモチベーションが高まる
〇人間関係を変える第一歩は、相手を肯定
マイナスのラベリングをしない
●「返報性の法則」
好意を差し出すと好意が返ってくる
悪意を差し出すと悪意が返ってくる
●「話す」と「聞く」は2対8
〇相談の目的には「問題解決」と「共感」がある
〇筆記エクササイズで20分表現によりストレス軽減
〇3行ポジティブ日記
ポジティブ思考が強化、自己洞察能力や内省能力が高まる、表現による癒しやストレスが発散される、楽しい幸せを発見する能力が高まる、人生が楽しく毎日が幸せになる
〇「笑う」が先、「楽しい」はその後
●怒りは「相手ではなく自分を傷つける行為」
●自分の心を「のれん」にしてみる、柔らかく受け入れる
〇対象との距離が少し離れると、長所やいいところが目に入る
〇睡眠不足は「心の赤信号」
1日7時間半〜8時間が最強
〇睡眠は記録と感情の整理、リセット
〇1回1時間以上中強度の有酸素運動を週2回以上する(ウォーキング、ランニング、自転車、水泳、エアロビクス)
〇夜の過ごし方
40度未満の入浴、ストレッチ、ゆったり休む、深呼吸腹式呼吸、3行ポジティブ日記(寝る前15分は記憶のゴールデンタイム) -
著者の本は何冊か読んでいるので目新しい部分は特になく。文庫版なので助かる。心身に不調を感じてきたときに、本書をさっと確認して考えと行動を生活に再度取り入れられるサイズ感が良いので手元に置くにはベスト。空き時間に気軽に読めるのも良い。
個人的には、嫌いな相手の良いところなんかわざわざ探す方がストレスになるのではと考えるタイプなので、その辺りは参考程度。考え方と理由には納得。全体的に、要点を押さえた手軽なストレス対処本といった感じ。 -
星:2.0
ポジティブシンキングなど、どこかで聞いたことがあるような話の寄せ集めで得るものが少なかった。
評価が高い理由が私には分からなかった。