- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837957423
作品紹介・あらすじ
著者チェスターフィールドは、イギリス最大の教養人の一人と称され、
大使、閣僚としても活躍した。本書は、その彼が、
自分の息子にあてて人生全般の心得を切々と説き送った教育的書簡。
著者一流の機知と常識、愛情あふれる名文は
全世界で読み継がれてきた。
日本のすべての父親、母親、息子、娘にとっても、
最高の「人生ガイド」となっている。
感想・レビュー・書評
-
17世紀と多少異なる点はあっても芯の部分はほぼ同じだと感じた
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人生論のなかでも、きわめて実際的な教訓に道た本ではないかと私は思う。
それをよく示すのが、「虚栄心も役に立つ」とする考え方だ。他人から認められたい、自分をよく見せたいという気持ちは、それだけでは弱点にしかならないけれど、その気持ちが自分を押し上げてくれることもある。そして事実、自分をよく見せることも必要なのだと言う。強固な基礎のうえに、豪華な建物を築くのだ。
また社交に関しても、小さな欠点には目をつぶって、ほめて気持ちよくなってもらって友達になる方がいい、と言う。
こうした教訓の一つ一つが、チェスターフィールド伯の人生、政治家としての経験に基づく生きた知恵なのだろう。父親としてこうありたいと思うし、子どもとしても、成人した今になればこうした話を聞きたいと思うかもしれない。
一般的には、父親からのアドバイスとはとにかく煙たいものだ。だから、「実の父の言うことは聞きたくないが、自分の生き方を考えたい」という若者にこの本をおすすめしたい。とにかく実際的で、そのまま受け入れるかはともかくかならず役には立つ。 -
昔も今も人間はそんなに変わらない。
-
父親が人生で学んだ事や言いたい事を全部書いて、息子に向けた手紙をまとめた本。息子といっても高校生から新社会人にならないと理解できない気がする。あるいは30代かも。
こんなに言いたい事をじっくりと本に書いたら自分が死ぬ時の不安を少し和らげられる。 -
H25.9.7
-
★1000円
●とても大切な話し。
●人生の目的を集約している。(国と時代背景が違うのでそこは自分で考える事。)
●3世紀前の話しなのに、現代と価値観が遜色ない事が興味深い。