ベスト・パ-トナ-になるために: 「分かち愛」の心理学

  • 三笠書房
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本棚登録 : 96
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837954965

感想・レビュー・書評

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  • 相手を受け入れるため、相手のいい所に気づくため、相手に補ってもらってることに気づくための、ヒントが満載だった。
    知らず知らずに自分本位だった私に、相手の捉え方を教えてくれた本。
    恋愛だけじゃなく、人と関わる上で寛大な心を持つことって大切なんだな〜と思いました。

  • なるほどねー。そういうもんだと分かってしまえば、意外と上手くいくのかな。問題は実践できるかどうか!

  • 面白かった。こういった類の本で、初めてなるほどと思う部分があり、純粋に聞き入れることができた。
    特に心に残ったのは、第七章。「恋愛感情が、それまで胸の奥深くに凍結させてあった抑圧感をとかし、表面に引っ張り出したのである。そして、不安定な感情を生み出し、しだいに二人の関係にも浸食していく。」というくだり。
    現在の恋愛に過去の自分の感情を重ねてしまって下手な道を辿るなんて不幸な話、あったらもったいなさすぎる。今までの経験が個々人の価値観や考え方を形作り現在の生き方に影響を与えるのはわかっていたけれど、不和を生み出す原因は八割方現在にあると思っていた。でも本書によると、九割が過去への不満や不安だとのこと。そう思えば、一時の不安定さで今この瞬間や目の前の大事な人を失うのはとても惜しい。もっともっと人と触れ合い、自分と向き合っていかないといけないなぁと思う。

  • すごい!まだ3頁しか読んでないのに、目からウロコだくだく状態!こんなに古い本なのに、傑作と謳われるだけある!ちなみに邦題はものすごくダサいけど、原題は「men are from mars, women are from venus.」と、なかなかシャレてわかりやすいタイトル。
    男女関係に不安な人、問題ある人、興味ある人、しっくりこない人は必読!!!

  • 読んで目から鱗が落ちた。

    言われてみれば、なるほど!と思うのだけれど、
    中々皆さん気づけずにいる男女の差を 博士が沢山の実際例を挙げながら教えてくれる本です。

    少し時代遅れに感じる人も居目かもしれませんが、読んでおくと為になる事は間違い無しです。

  • 10年くらい前に読んだ本だが、本棚の整理の際に再会を果たしたので登録してみた。
    男と女は火星人と金星人くらいかけ離れていることを認めるところから真の理解は始まる。
    相方のことが分からない、相方に分かってもらえないと感じたら、読むとヒントあるかも。
    そろそろ読み直してみるか...

  • 男と女は同じ人間だからと思っていたけれど、考え方がかわった本。

  • 「男女の違いに対する深い洞察」読んでいて「それってあるある」という箇所が連発。ジョン・グレイ博士の解説は的を得ていて素晴らしい。確かに、頼みもしないのに色々言ってくる、女性の“教育委員長”ぶりには辟易とする。しかもこの特徴は年齢や世代を問わずすべての女性にあるようだ。男は火星から、女性は金星からやって来た別の生き物なのだという認識は男女関係をより良くするための素晴らしいメタファーだと思う。「もっとも誤解されやすい女性の愚痴」や「男性が発する典型的な六つの簡略な警告信号」は秀逸。深く愛し合っている男女でも突然相手のことが嫌になる状態の時の乗り越え方も書いてあり、素晴らしい。「男性が最愛の女性の愛情タンクを満タンに保っておくための98の小さな愛情表現法リスト」など、実践していくには、時間をかけてトライ&エラーを繰り返して身につけていくしかないだろうが、男性、女性、ともにお互いがより素晴らしい関係を築くために必読の本。

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著者プロフィール

(John Gray)
1948年生まれ。イギリスの政治哲学者。オックスフォード大学で博士号取得後、オックスフォード大学、ハーヴァード大学、イェール大学その他で教鞭をとり、2008年に引退するまでロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授(ヨーロッパ思想)。著書 『グローバリズムという妄想』(日本経済新聞社、1999)、『自由主義の二つの顔:価値多元主義と共生の政治哲学』(ミネルヴァ書房、2006)、『アル・カーイダと西欧:打ち砕かれた「西欧的近代化への野望」』(阪急コミュニケーションズ、2004)、『ユートピア政治の終焉:グローバル・デモクラシーという神話』(岩波書店、2011)、『バーリンの政治哲学入門』(岩波書店、2009)、『わらの犬:地球に君臨する人間』(みすず書房,2009)、『猫に学ぶ:いかに良く生きるか』(みすず書房、2021)他多数。The Guardian, Times Literary Supplementその他の紙誌に定期的に寄稿。

「2021年 『猫に学ぶ いかに良く生きるか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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