京大変人講座: 常識を飛び越えると、何かが見えてくる (単行本)

  • 三笠書房
3.80
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本棚登録 : 577
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837927792

作品紹介・あらすじ

京都大学発! 行列のできる授業が書籍化!

「京大変人講座」とは――京大に連綿と受けつがれている「自由の学風」「変人のDNA」を
世に広く知ってもらうため発足した公開講座。

普通の人が思いつかないこと、ありえないほど
ワクワクすることを実現する場所だ。

★変化の最先端が「変人」なのだ
霊長類学・京大総長 山極寿一×ナビゲーター 越前屋俵太

★学校では教えてくれない「恐怖の地球史」
岩石学・小木曽哲

★なぜ鮨屋のおやじは怒っているのか
サービス経営学・山内裕

★「安心・安全」が人類を滅亡に導く
法哲学・那須耕介

★「不便なモノ」が社会を豊かにする!?
システム工学・川上浩司

★「ヘンな生き物たち」のサバイバル術
生物学・神川龍馬

★「無計画」という最適解
地球物理学・酒井敏

感想・レビュー・書評

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  • "変人だよね"と言われることがむしろホメ言葉だという京大の先生たちが、常識を飛び越えたことで見えてくるものを熱く語った本。
    面白い!
    そして、変わり者、主流に馴染めないことを気にやんでいる人はこれを読めば元気をもらえる。

    大学に対して、競争的研究費をどれだけ取ったか、インパクトのある成果が出たか、といったことに目が行きがちな世知辛い世の中だけど、京大の伝統といおうか校風といおうか、変わった研究、変人養成を奨励する雰囲気を大事にしてほしい。

  • 【ギフテッドではない楽天家】
    考え方が実におもしろいです。

    おもしろい考え方を許容できる風土がすばらしい!
    人と違うことを考え、意見を述べると除け者にされる環境ではこのような発想は育ちません。

    人と違うと安心できない人もいるでしょうが、わたしは基本的に人と違うことを好みます。
    「常に少数派」これがわたしの座右の銘です。(←知らんがな)

    常日頃から過半数を超える人と違う動きを心がけています。

    結構、楽しいですよ。是非やってみてください。

  • どの講義もさすが京大 と思える自由さがあり
    研究者として 自ら変人であろうとする
    そんな気風に魅力を感じます
    常識的な考え方に一石投じる面白さでした

  • 京大と銘打つ通り、京大の先生方の特別講義の集めたもの。変人なのかもしれないが、文章や中身は至ってまとも、むしろ読みやすい。
    世知辛い世の中になったのは、同調圧力のせいであり、それに負けるなと頑張っている人たちに向けたエールでもありました。
    やはり京大の方々は面白い人多いですよね。自分の周りでもそう思う。

  • 様々な分野の京大教授から学問のエッセンスを分かりやすく得られる。単なる雑学の寄せ集めではなくそこから一歩踏み込んで、世の中の見方、社会と自然との繋がりや矛盾に対する価値観も変わる。今よりも少し気楽に生きやすくする為の視野を優しく広げてもらった心地。

  • 寿司屋の大将の話が一番おもしろい。人間ってしょうもないけど、面白いよね。

  • 東大にはない気風がちょっと羨ましくなる。学問って、こういうものだよね、みたいな感じ。別に変人とは思わない

  • 普段あまり深く考えてこないけど、なんだかなと思っている部分に凄く頭いい人が突っ込んだ感じ。
    ちょっと同意しづらい章もあるが、それもまた一つの側面なんだろう。
    個人的に頷きまくったのは、第3章「安心・安全が人類を滅亡に導く」。今不安や疑心暗鬼でトゲトゲしい事が多いのは人に丸投げして不安カスケードに嵌ってしまっているのかも。
    第6章での「知識の体系は根っこでつながっている」も好き。狭い分野でも、これがあることを今実感しているからかな。
    全体に、結局人間も含め生物って論理的ではないし、何が起こるかわからないし、カチカチしようとしても思い通りにいかないことも多いよ、という雰囲気が流れている気がする。

  • 変人と言われて悩んだことがある人はこれを読むとポジティブになれます。変人こそが世界を変えると考え方も変わるかもです。本の内容も難しい内容はなく、日常生活の中にある疑問から発展するお話が多いので、非常に気軽に読むことができます。

  • [第4刷]2019年7月10日

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著者プロフィール

昭和34(1959)年、千葉県生まれ。千葉県立千葉高等学校、早稲田大学教育学部を経て、早稲田大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得退学、文学修士。中京大学文学部・大学院文学研究科教授。

「2022年 『森鷗外 ー作品と周辺ー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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