自分を嫌うな: もっと自信をもって生きたい人に贈る「心の処方箋」

著者 :
  • 三笠書房
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本棚登録 : 164
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837925019

作品紹介・あらすじ

齋藤孝氏(明治大学教授)推薦の「心のバイブル」!


あなたは人生をもっともっと楽しんでいい。

「こういう自分であるべき」という
思いこみの自分に、あなたは苦しんでいませんか。
今とはまったく逆の自分が“本当のあなた”だとしたら……。
ちょっと角度を変えてみれば、“今の自分”がずっと好きになる!

感想・レビュー・書評

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  • 自分の湧き出る負の感情の根源と対処法を探すべく読んだ。
    24歳でいよいよ人生の八方塞がり。どうしていいか分からず、目に入ったこの本を貪るように読んだ。

    この本のおかげで、嫌な経験から生まれた無意識の感情に蓋をした自分と向き合うことが出来た。
    特に、「後ろ向け、後ろ!」という著者のアドバイスには、道がひらけた、気がする!
    自分には能力がない、と昔から人一倍劣等感を感じていた。
    ”正々堂々勝負”することを避けていた
    まともに優秀な人間と勝負していたら負ける、奇策で戦わないと。っと思っていた。

    ”負ける”ことより、格好悪い想いをして自分が傷つくことを何より嫌った。
    その上、良いように自分が成長した経験がないのだ。
    自信など、 ない。

    何故か!?ここに無意識の選択と原体験があったのだ
    親に”いい子”として育てられた自分、期待を裏切る日々
    落ち込み、更に頑張る自分、馬鹿だと言われて育った
    気づけば親の期待は弟と妹へ
    更に、かまってもらおうと頑張るも空回り
    勉強では勝負にならない、と色んな習い事をした。

    ”自分の為”ではない踊らされたパフォーマンスである。
    長続きはしなかった。
    なぜ、辞めるのか と幻滅される。
    コレならば!と新しい習い事を始める。
    こんな情けない自分の負のテープを何度も何度も流し、”大丈夫大丈夫”とイイ聞かえせてきた。

    が、もう限界。

    今までこういう現実に蓋をして、遠い夢にすがるのも疲れた。
    自分が真に感動すること、興味があることに目を向ける日が来たのだ。

    私のような人は、現実を改善するために常に理想と期待の真逆の結果を生む行動をとり続けてきただろう。

    ”実際の正解は逆が正しいのである。”
    後ろ向け、後ろ!

  • 現実から目を逸らし、他人の評価に依存する自分。という誰もが陥りやすい思考を鋭利な言葉でエグられる。落ち込むのは、自分の思考法が未成熟だから。本書を読んでも落ち込まない自分になりたい。

  • 心理学の大家の本らしく、物々しい佇まいだった。
    すっきりとしたカバーデザインと、「そっと無価値な自分の背中を押してくれる」ようなタイトルから、暖かな慰めを期待した方は、読むのを注意した方がいい。結構ガッツリしたことが書いてある。
    実際、人間性に難のある人が「なぜ」ダメで、「どう」ダメなのかということがかなり細かく、かつ舌鋒鋭く書いてある。それはともすれば、どんどん自分の悪い部分が掘り返されていって、タイトルとは正反対にどんどん自分のことが嫌いになっていくような感じだった。しばしば幼少期の原体験を、歪んだ人格の原因として挙げているが、正直それを今言われたところでなぁ…とも思う。

    この本を受け入れられるレベルにすら達していないのかな、と考えさせられた1冊だった。

  • 説教されてるようで話の内容が殆んど入って来ない。自分には合わないと思った。心と言葉が反対など、哲学的に感じた。

  • 「実際は逆が正しいのである。」

    重い、後半はまさに自分の事をそのまま書かれた感じ。しみる、しみじみしみる。変われる。今この時から変わる。自分の利益、意見を最優先する。嫌われてなんぼ。


    自分で自分を好きになれない人に誰も魅力を感じない. 6

    角を矯めて牛を殺す093

    八方美人は、間違いなく周りの人間に軽く見られている。188



    子供の頃は誰でも親に叱られる。問題は、叱られても親に愛されていると確信できていたかどうかである。222

  • あの人の心理はあんなんだな。
    そして自分の心理はそうだったのか、と
    読み進めていくうちにゾッとする。
    だけど、この本がなかったら私は不幸なままだった。

  • 「実際は逆である」という言葉は、自分の価値観や感じ方を常に疑うため、自動思考に圧倒されないために、おまじないとして使えるかも、と思った。

  • 「心の処方箋」と書いてあったので自己肯定感を高める参考になれば、と借りたけれど「ありのままの自分を受け入れてくれる人を見つけること」と自分自身ではどうしようもないことが書いてあったのであまり参考にならなかったかな・・・と思った。納得する部分も多かったけど、自分が求めていたものではなかったかな。

  • 自分に当てはまる部分や気づきが多すぎて1度読んだだけでは処理し切れない。もう一度読み返したい。

  • 自分に気づく心理学と 同じ人の本

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著者プロフィール

1938年、東京生まれ。東京大学教養学部教養学科を経て、同大学院社会学研究科を修了。元ハーヴァード大学ライシャワー研究所客員研究員。現在、早稲田大学名誉教授。
主な著書に、『自分の心に気づく言葉』『心を安定させる言葉』(以上、PHPエディターズ・グループ)、『心の休ませ方』『自分のうけいれ方』『不安のしずめ方』『自分に気づく心理学』『やさしい人』『絶望から抜け出す心理学』(以上、PHP研究所)、『なぜ、あの人は自分のことしか考えられないのか』(三笠書房)、『心と体をすり減らさないためのストレス・マネジメント』(大和書房)などがある。

「2023年 『ブレない心のつくり方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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