てんてんの大丈夫、きっとうまくいく。

著者 :
  • 三笠書房
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837923435

感想・レビュー・書評

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  • 「十牛禅図」。
    その図自体は、観たことがあったけど、理解はしていなかった。
    この本は、それを細川さんの幼少期から漫画家で有名になるまでを「十牛禅図」に照らして解説している。

    牛=自分の心。
    こいつは、放浪癖があるし、暴れたりもする。
    こいつを手懐けるのは、結構しんどい技術が必要。

    しかし、細川さん、旦那さんに巡り合って本当によかったね^^

  • 昔の貂々さんと考え方が似ているので、貂々さんの真似して前向きに考えれるようになりたいです。
    貂々さんがやられていたことをしっかりメモしたので実践していきたいです。

  • 978-4-8379-2343-5
    C0095¥1000E.

    てんてんの大丈夫、きっとうまくいく。

    著者:細川貂々(ほそかわ てんてん)
    発行所:株式会社 三笠書房

    嫌いな言葉は、「頑張る」「前向き」
    やりたいことが見つからない、
    うまく人とあわせられない、
    まんがが打ち切りになってしまった。
    焦って前に進めないでいるうちにツレがうつに・・・。
    八方ふさがりに思えた私の人生を変えた”小さなきっかけ”
    悩んだとき、迷ったとき、新しい一歩を踏み出したいとき
    --きっとヒントが見つかるはずです!

    目次
    はじめにーー私はずーーっと迷い続けて生きてきました。
     1 尋牛 (じんぎゅう)周りの人はちゃんとできているのにどうしてあなたはできないの?
     2 見跡 (けんせき)私は何をしたらいいんだろう?
     3 見牛 (けんぎゅう)いいことなんて何もない
     4 得牛 (とくぎゅう)ずっと自分に自信が持てなかった
     5 牧牛 (ぼくぎゅう)思えば私の人生「落ちこぼれ」の連続だった
     6 騎牛帰家 (きぎゅうきか)どうして自分ばっかりうまくいかないんだろう
     7 忘牛存人 (ぼうぎゅうそんじん)私が夢をかなえるときしてこなかったこと
     8 人牛俱忘 (じんぎゅうぐぼう)私がのろのろと前に進めないでいるうちに
     9 返本環源 (へんぽんげんげん)私の頭の中には常に女王が住んでいた
     10 入廛垂手(にってんすいしゅ) 私の夢って何だったんだろう?
    -----------------------------------
    てんてんさんのツレさんが「十牛禅図」を教えてくれたそうで、それに当てはめて、現在の貂々さんを説明した一冊。だそうです。

    十牛禅図のことはよくわからないけれど、いろいろ大変なことにも遭遇したりしながら暮らしている(生きている)てんてんさん。
    ツレさんは貂々さんの宝物だねぇ。よかったね自分の片割れに逢えて。

  • てんてんさんの幼少期を読んでこういうのって本当に卑屈になる原因だと思いました。でも周りが悪いわけじゃない、その子の能力が「ふつう」に足らないってだけで、こういう風にネガティブ思考になるっていうのに共感。ツレに出会えてよかったなぁと思いました。人との出会いを大切にしたくなりますね。

  • みんな、いろんなことを乗り越えて生きていくんだなあ。

    好きなことを仕事にする。
    うらやましい。というだけじゃなく、人よりのろくてもいいから、わたしもきっとそうなるよ。
    大丈夫。

    十牛禅図。
    また見直してみよう。

  • なんかわかるなー
    納得の一冊

  • なんか無理やり十牛図に落とし込んだ自分語り
    一回売れると、こういう内容でも本にできるんだなー
    という印象
    1000円と言う微妙な価格設定なのもそのせい?

    あなたの生き方を前向きに、という話。
    自己啓発本のにおい。

    作者はセツ・モードセミナー出身
    漫画系とアート系の雰囲気の違いがなるほど

    ちなみに本書の解説役を務めるツレとも
    そこで知り合ったみたい
    ツレはも青年マンガのアシスタントをしていたそう

  • 細川さんがまんが家になっていく過程を、十牛図と絡めて振り返る本。十牛図のツレ的解説を読んでると、ツレさんのやさしさが伝わってきます。
    しかし細川さんがこんなにマイナス思考クイーンやったとは。いい言葉は口に出しましょう。

  • ツレがうつになりまして、というのは聞いたことあったのだけれど、本書を読むと、「ツレ」ではなくて作者のほうが病気なのではないかと思うほどマイナス思考だったり投げやりだったりで、かなりひねくれた性格だというのがわかる。

    私も「努力」というのが嫌いで、そのくせ「努力」で成功している人を妬み、憧れているところがあるので、他人事とは思えなかった。

    作者はツレの病気をきっかけに自分の甘えに気づき、少しずつ前向きになろうと努力していく。本書のテーマとなっている「十牛禅図」を私は知らなかったし、自分のものとするにはまだまだ修行(?)が足りないけれど、現状から目をそらさないで受け入れることから、まずは始めないといけないと気づかされました。

  • 禅宗の「十牛禅図」に興味があり読んでみましたが、新たな知恵を得ることはできませんでした。作者の名前は初めてみると思いましたが かの有名な『ツレがうつになりまして。』を書いた人だと判明。
    「十牛禅図」と著者の漫画家デビューまでの道のりをを照らし合わせた本。

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著者プロフィール

細川貂々(ほそかわ・てんてん)
1969年、埼玉県生まれ。漫画家・イラストレーター。セツ・モードセミナー卒業。パートナーのうつ病を描いた『ツレがうつになりまして。』(幻冬舎)がベストセラーに。テレビドラマ化、映画化される。その他、水島広子医師との共著「それでいい。」シリーズ、今一生氏との共著『さよなら、子ども虐待』(創元社)、『凸凹あるかな? わたし、発達障害と生きてきました』(平凡社)、『がっこうのてんこちゃん』(福音館書店)、『こころってなんだろう』(講談社)、イラストを手掛けた『セルフケアの道具箱』(晶文社)などがある。現在、兵庫県宝塚市で、生きづらさを抱えた人たちが集う「生きるのヘタ会?」を主宰。

「2023年 『ココロの友だちにきいてみる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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