ゴッチ語録 A to Z

著者 :
  • ぴあ
4.20
  • (10)
  • (10)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 107
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835618012

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今から10年と少し前。名盤『マジックディスク』が発売され、東日本大震災が起こり、横浜アリーナで行われたNANO-MUGEN FES.にWeezerが来たあの頃を思い出しながら読んだ。

    マジックディスクの5曲目、『迷子犬と雨のビート』を何度もリピートで聴きながら就職活動をしたあの夏。
    年末にお付き合いしていた人と別れて、だらだらと3月の卒業式を待っているときに起こったあの大きな地震。
    この仕事は自分には向いていないのでは、と悩んでいたときに横浜アリーナで観たWeezerのライブ。

    10年経てば全部が夢だったように思えるから不思議だ。当時は自意識に押し潰されて死にそうなほど苦しかったのに、今となってはそんな日々すら眩しく見するのか
    東日本大震災の後、ゴッチは政治的な発言を多くするようになったように思う。ミュージシャンが政治を語ることを嫌う人も数多くいて、ゴッチのTwitterは炎上することも多い。
    でも、一人の人間として政治を語ることは決して間違いではないはずだ。
    2021年のフジロック開催前後でもゴッチのTwitterは炎上した。”コロナ禍で開催されるオリンピックを批判したくせに、同時期に行われるフジロックには出演するのか!”とゴッチに怒っている人もいた。それも間違いではないと思う。
    誰もが自分の意見を言っていいはずだし、自分の発言に対しては自分が責任を持たなくてはいけない。ただ、他者の意見を批判する際は、意見そのものを批判するべきであって、人格を否定するようなことは言ってはいけない。我々の生きている社会はこんな感じだ。

    ずっとアジカンのサイト上で、ゴッチの日記を読んできた自分からすれば、本当は、ギターの健ちゃんが酔っ払って失敗した話や、レモンサワーが安い店なのに生ビールを飲む山ちゃんの話、料理人になったキヨシの話が聞きたい。読む側としてはそっちのほうが楽しい。
    けれど、ゴッチが政治の話がしたいのなら本人の自由にするべきだと思う。
    批判覚悟で発言する人は、誰が何と言おうと立派だ。

    (ゴッチと有田さんの対談がとても興味深かった。有田さんは頭のいい人だと思う)

    Weezer『Only In Dreams』
    https://www.youtube.com/watch?v=ha3QivnjbIU

  • アリペイ×ゴッチ。異色と思いきやアリペイが深い!

  • すごい読みやすいし、面白い文章を書ける人。
    文章力がある。中身のあるなしを問われれば、ギリ無い方に傾いちゃうかもしれないけど。笑
    個人的にこの人のファンなので、頭の中が覗けるだけで面白いです。

  • アジアンカンフージェネレーションの後藤正文さんのエッセイ集。
    後藤さんどころかアジカンのことも全然知らないのだけど、「The future times」という新聞から興味を持った。
    音楽とか文学とか、そういう枠はどんどん無くなっていっている気がする。

    【The future times】
    http://www.thefuturetimes.jp/

  • ASIAN KUNG-FU GENERATION ゴッチのゴッチ語録。
    気になる。

    レビュー見たらますます読みたい。

  • 前作とは異なり、音楽だけではないゴッチを知りました。特に震災後の氏の発言、行動にはいろいろと考えさせられます。

  • 2012.2.22読了

  • ゴッチとくりぃむしちゅー有田の対談ページだけでもこの単行本を買う価値があった。

  • ライブ楽しみ!!!

  • 松尾スズキさんに影響された文体と自分で言ってましたが、
    ホント楽しく読めました。

    A to Zということでざっくばらんなカンジで
    後藤サンの趣味や嗜好をずみずみまで語り尽く…
    すにはこのページ数じゃ足りませんかね。笑

    でも後半のインタビューのコーナーは
    ホント後藤サンのホンネが映し出されていたんじゃないかと思う。

    アジカンファン必見だと思います。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1976年、静岡県生まれ。日本のロックバンド・ASIAN KUNG-FU GENERATION のボーカル&ギターを担当し、ほとんどの楽曲の作詞・作曲を手がける。ソロでは「Gotch」名義で活動。また、新しい時代とこれからの社会を考える新聞『THE FUTURE TIMES』の編集長を務める。著書に『凍った脳みそ』『何度でもオールライトと歌え』(共にミシマ社)などがある。

「2022年 『撤退論 歴史のパラダイム転換にむけて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

後藤正文の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×