- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834251784
作品紹介・あらすじ
人間はどのようにして原子力を手に入れたのか。それが爆弾に使われたのはなぜなのか。世界はどうして核兵器を捨てられないのか。被爆国でありながら、なぜ日本は原発の道を選んだのか。安全神話はなぜ崩れたのか。事故後の原発はどうなるのか。使用済み核燃料は安全に処理できるのか。人間は本当に原子力をコントロールできるのか。
感想・レビュー・書評
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原子力の歴史や各国の現状、3.11後の日本など、ちゃんとした知識のないわたしでもわかりやすかったです。
日本は非核三原則があるからだいじょうぶ、と簡単に考えていましたが、アメリカの核の傘下にあることを知り、考えなければならないことだらけだと感じました。
また原発についても、脱原発を唱えるのは簡単ですが、その危険性や有用性、日本にとっての経済効果などいろんな面から見て、考えていかなきゃなとおもいました。 -
原子力発電、について知りたかったのですが、原子力・原子力爆弾等広い知識を得ることができました。なぜ原子力が生まれたか、という歴史をたどると、原子力についてすんなり理解できます。そして、もっと知りたいな、と思わせてくれました。原子力については一番おもしろかった本。
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原子力の可能性に期待し進学先も検討して読んでみたが、絶望の方がはるかに多くて正直知りたくなかったと思った。
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原子力について概要を知るために読破。原子力の始まりと世界的な核開発の歴史、原発の仕組みと日本に導入された背景、原発事故の要因や原発が産み出す負の遺産等について分かりやすくまとめられている。東日本大地震後の脱原発の世論が高まった2012年に出版されているものの、事故から10年を経た2023年現在では燃料価格の高騰により電気料金が値上がりしており、再び原発に注目が集まっている。今後の日本のエネルギー政策に関心を持つようにしていきたい。
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原子力とは?から始まり、原爆、原子力発電、これからのエネルギーをわかりやすく解説してくれるさすが池上彰の本といった内容です。個人的には、世界で唯一原爆被害にあった日本でも原爆の開発をしていたことに驚きました。
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原発について色々本を読んでみようと思い立って、たまたま見つけた本。原子力についてもよく知らないし、わかりやすく書かれてそうでちょうどいいなと。
日本の、核保有についての考えに衝撃。唯一の被曝国なのに?
とても勉強になりました、詳しくない人はぜひ1回読んでみるべき。 -
【仕事】高校生からわかる原子力/池上彰/20160713(87/513)<238/47409>
◆きっかけ
・原発見学の予習
◆感想
・全くバックグラウンドのない池上さんが、こうも分かりやすくしかし詳しく原子力の本を書くのは凄い。情報の収集、整理、表現の方法等参考になることが多い。
・原子力についての池上さんの持論を期待していたが、それがないのは残念。
◆引用
・日本で深刻な事故を起こしていながら、日本の原発は安全です、と海外に売り込めるものなのか?確かに、津波さえこなければ日本の技術は世界最高レベルなのかもしれませんが、日本国内で脱原発を、との声がある中で、海外に売るというのは、方針として如何なものなのでしょうか。それとも、深刻な事故を経験して、日本の原発技術は一層安全なものになりましたという売り込みは可能なのでしょうか。 -
「高校生からわかる」シリーズをどんどん書いてほしい。
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世界の原子力にまつわる歴史を基礎的にまとめた感じ