そうだったのか! 中国

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834251296

作品紹介・あらすじ

2008年北京オリンピック、2010年上海万博、好景気に沸く中国のその実情は?近くて遠い国、中国がわかる!「そうだったのか!」シリーズ第5弾!池上彰書下ろし。

感想・レビュー・書評

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  • 中国について新しい情報を知りたくて読書。

    非常に読み応えがある一冊。参考文献が豊富で、今後の読書のいい指針となる。著者の情報収集力、読書力のすごさを垣間見ることができる。

    中国現代史はこの一冊を読んでおけば大丈夫という内容だと思う。

    チベット、台湾、最終章 中国はどこへ行くのかを特に興味を持って読ませてもらった。

    ぜひ『そうだったのか!北朝鮮』に期待したい。

    読書時間:約3時間45分

    本書は日本領事館大連出張所でお借りました。

  • イデオロギーが全く異なる中国。
    その国家の近・現代史がやっと理解できました。

    文化大革命・第2次天安門事件など、
    教科書で理解していたつもりの出来事が
    この本を読むと少し身近なものに感じました。

    マルクス・レーニン主義が理解できないと、
    厳しいところがありますが。

    学生さんが読んでも十分楽しめます。

  • 中国の近代史には興味があるけど、歴史の本を開く勇気と忍耐力がない…。そんな私にはもってこいの一冊。
    分かりやすく簡潔にかいてあって分かりやすかった。

  • ダンナさんの本棚より。
    どーにも読む本がなくて苦肉の策で手に取りましたが、面白かったです。
    勉強になりました。
    ただ、写真が豊富で題字が大きいので、中国の街中で読んでると人目が気になります…どきどき。

    もともと近代史は激ニガテでしたが、あまりの忘れっぷりに唖然。
    思わずノートを取りながら読んでしまいました。
    そういえば副選択だった世界史、近代史のあたりは完全自習になってしまって、入試に日本史・世界史両方必要な私ともう一人だけに先生が内緒話のように授業をしてくれたのを思い出します…。

    でも、忘れてる。
    世界史はおろか、日本近代史もヤバイ。
    山川の教科書を読みたくなりました。
    あとマルクス。

    しかしこの本、よく中国の税関通ったなあ…。
    逆に没収された本がどんな内容だったのかが気になる。

  • そうだったのかシリーズ、やっぱりとてもわかりやすい。

    偏ったTV報道などで変な先入観を持たず、これまで起こった事を自分なりに正しく認識することが大切。
    一部の人たちの行動に反応するのではなく、それに至った背景を理解する。
    知らなかったじゃ済まされないことも多く、無用な摩擦を避けるためにも、これから中国でビジネスをしようとする人は一度これを読んでおいて損はないかも。

  • 池上彰は自分の中でニュースを誰にでもわかりやすく説明できる知識人の一二を争う人(もう一人は細野真宏)。この中国の現代史に関した本も本当にわかりやすい。台湾の問題やチベット問題も網羅されている。この一冊を押さえておけば、中国の現代史の概要は抑えられるのではないか。もっと中国を知りたい人は、『マオ』や清水、毛利の本など10冊ぐらい読めば中国のことは大体わかるんじゃないかな。

  • 週間こどもニュースのお父さんらしく文章がですます調で平易。キーワードにはそのページの隅に解説コラムが添えられていて親切。写真も新鮮なものが多く、さくさく読み進められる。
    とりあえずこれ一冊読めば、中国共産党とは?チベット、香港、台湾との関係は?これまでの日中関係は?という疑問がざっくりとわかる。

    とにかく毛沢東の大躍進政策はむちゃくちゃ。嘘みたいな話が続くのでさすがに疑ってしまうけど…
    現代国際社会を生きる中国は共産党独裁の非民主的政治を堅持しながらも資本主義経済をひた走る。最近は土地の私有も許可されたが言論だけは今後も統制されるだろう。最も多くの情報を得る手段を持つ大学生層ですら天安門事件が何か、四人組、趙紫陽、胡耀邦とは誰なのかを知らないという。また、趙紫陽の天安門での学生の説得に付き添った現首相の温家宝は当時のことについていっさいコメントしていない。

    巻末に参考文献からピックアップしたものを紹介していてこれが便利。
    台湾では国民党の馬英九が新総統になったし、四川大地震もあったし、オリンピック直前にはチベットで大規模なデモがあった。文庫落ちにあたってはそのへんの追記と、北京オリンピック前後のルポを追加して欲しい。
    09.1.4

  • 「週刊こどもニュース」でおなじみの池上彰氏の著書。彼の培った誰にでも分かりやすい表現で書かれているこの本は、中国を知る入門書としては最適。巻末の参考文献は非常に多く、より中国を知りたいと思った際の本探しに役立ちます。

  • 中国問題入門のための基本書。

    中華人民共和国の成立から現在までの中国を概説する、さまざまのポイントが解りやすく説明されている好著。
    「天安門広場から中南海にかけて広大な核シェルター用の地下都市」「北朝鮮への旅はタイムトラベル」

  • 大学で学んだわりに、人に説明できるほど理解していない中国現代史。
    もう一度学びたいと思うので、
    この本を先生にして勉強します。

    池上彰氏はすごいと思う。
    難しいこと、複雑なことをわかりやすく伝える。
    それができる人が本当に賢い人。

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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