憲法なんて知らないよ ―というキミのための「日本の憲法」

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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834250848

作品紹介・あらすじ

作家・池沢夏樹が提案する大胆な新訳憲法。

感想・レビュー・書評

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  • 小、中学生向きに分かりやすく丁寧に書かれています。憲法は国の基本的な枠組みを明文化したものです。そして、統治者を縛るものです。個人、組織、政党の独裁を禁止するものであることは言うまでもありません。あくまでも民主主義を貫き通すことが大事なんだとこの憲法は言っています。憲法を逸脱した疑いがあるような事柄をたった何人かで決めていいものか、もっと俺たちの声も聞けよ!とぼくは叫んでいます。

  • 大好きなお店の本棚にあって読んでみた。
    いいなぁ、と思った。

    かなり前に出された本だけれど、今、読んでも色褪せて居ない。

  • 池澤夏樹による日本国憲法の口語訳。
    恥ずかしながら憲法の文章が、原文が英語で作成され、それを日本語訳したものだということを知らなかった。
    初版は2003年だが、いまだからこそという気もする。
    娘が中学生くらいになったら読ませたい。

  • こちらは、前文と103条の憲法すべてを英語版から新訳したもの。意味が頭に入ってきやすい。これもアプローチのひとつとして。
    あとがきに、憲法というのは、法律の中でも最も文学的な法、とある。憲法は抽象的な分だけ日常的とも。
    身近に感じられれば、そのぶん考えられることはたくさんある。はず。

  • こういうわかりやすいのいいです。文学者にもっと啓蒙されたい。

  • まえがきとあとがきとそれからを読むだけでも価値あるね。
    池澤さんの文章がいい。わかりやすくて、でも、ちゃんと心に残る。
    平和を長い間求め続けた人たちの成果。
    日本国憲法は理想的だからこそ今、こんなふうに守られている。

  • 日本憲法の新訳です。
    前文が熱いですねやはり。
    とても分かり易いです。
    日本人なら読むべし!

  • あ、だから憲法って大事なんだ、、、と思いました。超いまさらだけど。中学生ぐらいの時に読みたかった。

  • [06.11.05]<t市

  • これはイラク戦争が始まったときに出た本で、その頃は結構こういう本がちょこちょこ出ていた。
    今、まさにそういうのが出てきていい気がするんだけど、あのときより少ない気がする。
    やっぱり作家の言葉は美しいし力がある。
    「まえがき」はこども向けの文章なのにこんなに美しい。
    ついでに憲法の新訳も美しい。
    後ろに英語の原文と、今の憲法が全部ついているんだけれど、読み比べるとやっぱりわかりにくいんだなあと思う。
    憲法「前文」もすばらしい。

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著者プロフィール

1945年生まれ。作家・詩人。88年『スティル・ライフ』で芥川賞、93年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞、2010年「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」で毎日出版文化賞、11年朝日賞、ほか多数受賞。他の著書に『カデナ』『砂浜に坐り込んだ船』『キトラ・ボックス』など。

「2020年 『【一括購入特典つき】池澤夏樹=個人編集 日本文学全集【全30巻】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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