はからはじまるカルシウムのはなし (福音館の科学シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 195
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834085945

作品紹介・あらすじ

この作品は、「カルシウム」という子どもたちが耳にすることも多い元素を主人公として、物質の循環を実感してもらうことをテーマとした作品です。土に埋めた男の子の歯を皮切りとして、コマツナやカタツムリ、マイマイカブリ、というようにカルシウムの居場所はどんどん移っていきます。時には水のなかにも……。果たして最後はどこにたどり着くのでしょうか。

感想・レビュー・書評

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  • 歯から始まる歯磨きの話…ではなく、歯から始まる自然と暮らしとわたしの話。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    てっきり歯磨きとか歯の成分の話かと思って読みましたが、歯の成分の話ではあるけれども地球と自分の歯の壮大な話でした。
    歯のカルシウムがどう地球とつながり、日々の暮らしとつながっているのかをカルシウムと一緒にめぐることができる絵本です。

    小3の娘は、自然科学の絵本にいまひとつ反応が薄いのですが、それは自然科学の本は図鑑のような説明の本が多いからかもしれません。
    でもこの本は説明を読む感じではなく、カルシウムと一緒に地球をめぐっていくので、全然難しくないです。
    知識の本としてみれば、この本はおそらく自然科学の「概論」にあたります。
    ですがそんなくくりは置いておいて、勉強としてではなく、自然と自分がこんな風につながっているんだね!という大きな大きな概念を、たのしく知ることができる本ですので、読み聞かせのラキンナップにちょいっと入れてみてほしいなとおもいます。

    ※読み聞かせ→5歳~、自分で読むなら→小学校低学年~(裏表紙より)

  • 歯を土に埋めると、カルシウムになって、色々なものになるのがすごかったです。(小学一年生)

  • 読み聞かせ:5分半

    題名の通り「は からはじまるカルシウムのはなし」。すべての生き物は循環していることがわかる科学絵本です。
    小さめの絵本ですが絵がはっきりしているので読み聞かせにも。

  • 初めて歯の抜けた息子にピッタリな一冊。カルシウムと物質循環のお勉強にも良い。一年生になったらもっと理解深まりそう。再読したい。

  • 「地球をめぐるカルシウムのぼうけん

    この作品は、「カルシウム」という子どもたちが耳にすることも多い元素を主人公として、物質の循環を実感してもらうことをテーマとした作品です。土に埋めた男の子の歯を皮切りとして、コマツナやカタツムリ、マイマイカブリ、というようにカルシウムの居場所はどんどん移っていきます。時には水のなかにも・・・・・・。果たして最後はどこにたどり着くのでしょうか。」

  • ポップな色使いとデザインがすてきな科学絵本

  • 流石に福音館の科学シリーズですね、と書いたものの、このシリーズはじめて読みました。なかなかいい絵本でした。男の子の齒が抜けて土に埋めるところから始まります。それが最後のページでは女の子の齒に辿り着きそうです、に辿り着くのでした。

  • ぼくは、カルシウムもじゅんかんしているって知らなかった。そもそも歯にカルシウムが含まれているのも初めて知った。へーっていう感じで、おもしろく読んだ。
    ぼくは、ぬけた歯を投げたけど、もう分解されて、アリが食べたくらいかな。
    絵は、おしゃれな感じだけど、その分こわさが目立つ。特に、マイマイカブリがカタツムリを食べちゃうところが、気持ち悪かった。魚のうんちはおもしろかった。
    最後にお話に出てくるキャラクターたちがしょうかいされていて、何を食べてカルシウムをとっているかがわかって、それもおもしろい。(小5)

  • カルシウムがどこからどこへいくのか

    ぼくのは

    つちになって

    こまつな

    かたつむり

    からはつちになって

    ブナのは

    しか

    つの

    つち

    あめ

    かわ

    うみ

    さんご

    ブダイ

    ふん

    うみのみず

    かいそう

    おんなのこのは

    5分30秒

  • カルシウムが生物にどのように役立っているかを食物連鎖が分かるように書かれている。
    小学低学年でも読める説明文。しかい、深い内容。何かを感じ取ったこどもは、科学好きにそだつだろう。
    幼稚園、小学生のこどもがいたら読ませたい。

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著者プロフィール

サイエンスライター・編集者。著書に『バナナのはなし』『いつもとなりにねこじゃらし』(福音館書店かがくのとも)、『カビのふしぎ 実験しよう』『カビのふしぎ 調べよう』(汐文社)、訳書に『ワンダーガーデン 生命の扉』など。

「2021年 『小さな小さなウイルスの大きなはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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