このかみなあに? トイレットペーパーのはなし (福音館の科学シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834085808

作品紹介・あらすじ

毎日お世話になっているのに、あまりにみぢかすぎて注目されない紙、トイレットペーパー。でも、子どもたちはちがいます。廊下で転がしてみたり、体に巻いてみたりと……つい遊んで叱られたりしてしまいます。いろいろな特徴があるので、好奇心をくすぐられるのでしょう。ロール状に巻いてあって、薄くて長くて柔らかい、などなど……トイレットペーパーは普通の紙にはない特徴をもっています。人間の叡智が詰まっているのです。

感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    毎日お世話になっているのに、あまりに身近すぎて注目されない紙、トイレットペーパー。でも、子どもたちはちがいます。廊下で転がしてみたり、体に巻いてみたりと……つい遊んで叱られたりしてしまいます。いろいろな特徴があるので、好奇心をくすぐられるのでしょう。ロール状に巻いてあって、薄くて長くて柔らかい、などなど……トイレットペーパーは普通の紙にはない特徴をもっています。人間の叡智が詰まっているのです。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    日常何気なく使っているトイレットペーパーについて、写真を交えつつ、様々な特徴を平易な言葉で表現している本です。この「言われてみれば確かに!」と思える特徴こそ、ほぼ毎日使うトイレットペーパーをいかに心地よいものにするかという、多くの開発者の努力の結晶なのだと気づかされました。トイレットペーパーってただの紙じゃないんですよ!薄くて柔らかく、吸水性に優れ、水に溶けやすく、そして非常に長いがコンパクトなロールになっている。こんな紙、作ろうと思ってもなかなか作れません。うーん…恐るべし、トイレ快適性に対する人類の果てしない欲求。

  • トイレットペーパーの話。いやこれ、子供たち、いたずらしないのかしらって思いました。実験!絵本のようになるのか試してみたいって言われたら…。保護者の皆さん、学校の先生頑張ってください。後のちょこっとした豆知識が、面白かったです。

    追伸 知り合いの保護者の方から。多分去年トイレットペーパー不足から、話せばすぐに気づくから大丈夫よっと。納得。

  • 身近なトイレットペーパー

  • トイレットペーパー研究。
    トイレットペーパーは一巻きは、どれくらいのびるのか。
    ←小学校の廊下でコロコロ。運動場でみんなで手に持って、パチリ。楽しそう。

    トイレットペーパーの型押し。
    ←たにうちさんならでは。

    ふわふわ。すけすけ。

    よじって石をぶら下げ、色にそまる。
    水にとける。

    〇巻末のトイレットペーパー会社さんへの10の質問。大切に覚えとこ。そして、大切に使わなきゃ。
    〇読んだあと、しばらく子どものトイレットペーパーへの視線が気になりそう。
    〇表の見返しの紙がトイレットペーパーぽい。

  • トイレットペーパーがよくわかります。
    まず一人で読むねー と読んでくれました。
    水にすいこまれたところは すいこまれちゃったねー とわかっていました。

  • 本文は、とても簡単で、幼児でもOK。大人目線としては、トイレットペーパーを見直した。笑
    しかし、巻末のQ&Aは、小学校中学年くらいにちょうど良い内容で、幼児には、やや難しいというギャップが。

  • 身近なトイレットペーパー、作っている会社の協力のもとできた絵本。最後の「トイレットペーパーのひみつ」に、ヘェ~だった。

  • 今は当たり前にあるトイレットペーパーの話。
    それをイメージしてか、通常の本よりさらに細長い。
    読み聞かせると喜ばれそう。

    終わりはちょっとあっけないが、そのあとの「トイレットペーパーのひみつ」は知らないことも多く、「へえー」の連発でおもしろかったです。

    私の子どものときはトイレで使う紙は「ちり紙」と呼んでいて、「ちり紙交換車」が地域を回ってたなあなんてことも思い出しました。

  • 誰もが毎日つかう紙、トイレットペーパー。長くて薄くて柔らかくて…。細長い絵本の形を生かして、トイレットペーパーの特徴を楽しくおしえてくれます。背景にも工夫があって美しい絵本です。

  • 丸ごとトイレットペーパーのお話。
    トイレットペーパーの特徴。
    ・長い
    ・やわらかい
    ・重ねるとふわふわ
    ・1枚だと薄くて透ける
    ・よじると強くなる
    ・水がかかるとよわくなる
    ・水をたっぷり吸う

    巻末にQ&Aあり。
    個人的に役に立ちそうな情報は、JIS規格で100秒以内に溶けるように定められているが、それでは節水型でつまるという話。丸富製紙さんでは20秒以内で溶けるようにしているとのこと。
    あと興味深いのはイタリアでは1回につきミシン目1つか2つしか使わないという話。値段が高いので。う~ん、足りるのか?日本では平均70cm(4人家族で20ロール/1カ月)くらいだそうです。

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著者プロフィール

谷内つねお 1953年、和歌山県に生まれる。1978年に渡米(ボストン)しデザインスタジオを設立。アートディレクターとして活動。1989年に帰国後は、アート、デザイン関係の仕事に関わるだけでなく、展覧会を開いたり大学で教鞭をとるなど、多方面で活躍する。近年は子ども向けのワークショップなども開催している。『しろいかみのサーカス』『おいかけっこ』、『1まいのかみのどうぶつたち』(かがくのとも 2016年2月号)、『しろいかみ』(こどものとも0.1.2. 2018年2月号)、『げんきなかみ』(ちいさなかがくのとも 2012年5月号)など著作多数。海外版も多数刊行されている。

「2020年 『このかみなあに?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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