クリスマスの小屋 アイルランドの妖精のおはなし (世界傑作童話シリーズ)

制作 : ルース・ソーヤー 再話 
  • 福音館書店
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本棚登録 : 130
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834085631

作品紹介・あらすじ

流れ者の娘オーナは、逆境の中でもいつか自分の小屋を持つという夢を持ち前向きに生きていきます。オーナが老いを迎えたある年のクリスマス、妖精たちはオーナにすばらしい小屋を作り、贈りました。それから百年がたった今でも、毎年ホワイトクリスマスになると、オーナは世界中の飢えた者たちをその小屋にを招き入れごちそうをしているのです。―アイルランドの美しい伝説が、稀代のストーリーテラーにより幻想的に語られます。

感想・レビュー・書評

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  • お話しを綴ったのはアメリカ人。
    アイルランド出身の乳母から沢山寓話を聞いて育ったそう。

    自身でもアイルランドに旅して出会ったお話の1つ。
    アイルランドといえば妖精伝説。
    昔は好きで妖精関係の本を読んでいたっけ。

    素敵な表紙に惹かれて借りました。

  • 今月の新刊エッセイ|上條由美子さん『オーロラの国の子どもたち』|ふくふく本棚|福音館書店公式Webマガジン
    https://www.fukuinkan.co.jp/blog/detail/?id=221

    Eriko Kishino
    http://erikokishino.com/

    クリスマスの小屋|福音館書店
    https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=6690

  • アイルランドで昔から語り継がれている、昔話。マッチ売りの少女やフランダースの犬のような、悲しくも美しいお話でした。
    クリスマスがテーマの本はキラキラやワクワクが感じられるお話が多いですが、本書は静かに、小さな奇跡を感じられるお話となっています。
    読むのではなくてオーディオブックで聴くのも合ってるんじゃないかなぁ…!

  • 「流れ者の娘オーナは、逆境の中でもいつか自分の小屋を持つという夢を持ち前向きに生きていきます。オーナが老いを迎えたある年のクリスマス、妖精たちはオーナにすばらしい小屋を作り、贈りました。それから百年がたった今でも、毎年ホワイトクリスマスになると、オーナは世界中の飢えた者たちをその小屋にを招き入れごちそうをしているのです。―アイルランドの美しい伝説が、稀代のストーリーテラーにより幻想的に語られます。」

  • 心に静かな雪が積もるような、アイルランドらしい温かく切ないお話。

  • たったひとつの夢を叶えられないまま、人生の終わりに近づいた老女。奇跡が起きたのは、クリスマス・イブでした。

    妖精が登場する幻想的なシーンは楽しく、家庭的なあたたかさに包まれて物語は終わります。

    読んだあと、心地よい眠りにつける本です。

  • 旅のいかけ屋が、生まれたばかりの女の子をある小屋の前に捨てた。オーナと名づけられ、優しい子に育ったがいかけ屋の子どもと結婚しようという者はいなかった。

    アイルランドに伝わるホワイト・クリスマスの妖精の話だとか。ちょっと悲しい話だ。

  • 流れ者のいかけ屋に捨てられた赤ん坊は、村の小さな小屋のおかみさんに拾われ、育てられた。娘は美しく成長したが、流れ者の捨て子と結婚してくれる若者はいなかった。娘はあちこちの小屋にやとわれ、雑用をこなして生計を立てていたが、いつか自分の小屋を持つことを夢見ていた。しかし村が飢饉に襲われたとき、年老いた女に食べ物を分けてくれる人は誰もいなくなり…。正直で親切な娘が、最後は妖精によって救われるおはなし。

  • 流れ者の娘オーナは、いつか自分の小屋を持ちたいという夢を持ち、逆境にもめげず懸命に生きている

    年老いたある年、カルナウィーンの村を飢饉が襲うと、オーナは自分の食べ物を残して住み込みの家を出ていくことにする

    クリスマス・イブのその夜、オーナが出会ったのは……

    アメリカを代表するストーリー・テラーであるルース・ソーヤーが再話したアイルランドの伝説“The Wee Christmas Cabin of Carn-na-ween”(カルナウィーンのとても小さな[=Wee]クリスマス小屋)の邦訳、2020年10月刊

    オリジナルは THE LONG CHRISTMAS by Ruth Sawyer(1941)所収の13のおはなしから

  •  アメリカを代表するストーリーテラーだったルース・ソーヤーがアイルランドの旅で出会った「お話」を再話した本作。
     生まれたばかりの赤ちゃんが、ある村の一軒の小屋の戸口に置き去りにされる。その小屋の夫婦が自分たちの子どもと一緒に、その赤ちゃんも育てていく。成長していった少女「オーナ」は夢を抱くようになる。「いずれ自分も小屋が欲しい。」なかなか夢はかなわないのだが、最後に不思議な出来事が起きるのだ。
     温かい気持ちになれ、クリスマス前の今頃に読むには最適な作品だ。

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