はじまりは たき火 火と くらしてきた わたしたち (福音館の科学シリーズ)
- 福音館書店 (2020年1月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834085334
作品紹介・あらすじ
人間は大昔から火を頼ってくらしてきました。火は暗い夜を明るく、寒い冬を暖かくしてくれます。食べ物を煮炊きし、土の器や金属の道具などを作ることもできます。やがて蒸気機関や発電機が発明され、火から、ものを動かす力や電気を作れるようになると、文明はさらに発展しました。しかし一方、燃料として資源を使いすぎて、環境を害する様々な問題が起きました。火をめぐる歴史から、便利なくらしの光と影が浮かび上がります。
感想・レビュー・書評
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人間の暮らしとエネルギーの関係についての絵本です。
火は光と熱を発し、人間はその恵みを活用してきました。
火とは太陽エネルギーを蓄えた植物や石炭などの燃料が変換された姿なのです。
技術の進んだ現代では電力が幅を利かせ、火力以外でもエネルギーを生産できるようになりました。
しかし莫大なエネルギーの生産と消費が有限のリソースを切り崩していることを、わかりやすい文章と綺麗な絵が我々に訴えかけます。
資源の大切さを学べる一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人類の歴史の中で果たしてきた火の役割。エネルギー源の移り変わりと、これからの問題をわかりやすく書いている。
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5歳児が賞賛。「今日読んだ本の中で、1番好き。文化の本だから。」と言っていました。
大人も勉強になる。
難しい内容をあっさり簡潔に描いてある良書と思います。
環境問題,エネルギー問題などにも言及してあり、SDGs関連本だと思いました。 -
はじまりはたき火だったんだ。
火がヒトにもたらしたもの。
火(エネルギー)を得るために、費やしてきたもの。
最後のエネルギー消費量の年表は、やさしい絵と色で書かれているのに、芯が冷えていきます。
イラストは懐かしく温かい絵で、文章も落ち着いたものでした。
この科学絵本を手にとれる子どもには、種が蒔かれるのではないでしょうか。 -
図書館本。火の発見から蒸気機関、発電へとエネルギーが変わっていった。発明と発展と。権利と義務、ではないけれど、発展と表裏一体で守らなければならない義務も同時進行である。そこを長女と考えていきたい。
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火や文明のことがわかります
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「人間は大昔から火を頼ってくらしてきました。火は暗い夜を明るく、寒い冬を暖かくしてくれます。食べ物を煮炊きし、土の器や金属の道具などを作ることもできます。やがて蒸気機関や発電機が発明され、火から、ものを動かす力や電気を作れるようになると、文明はさらに発展しました。しかし一方、燃料として資源を使いすぎて、環境を害する様々な問題が起きました。火をめぐる歴史から、便利なくらしの光と影が浮かび上がります。」(『読んでみない?科学の本 しらべてみようこんなこと』子どもと科学をつなぐ会 編 連合出版 2000 の本での紹介より抜粋)
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良かった