はじまりは たき火 火と くらしてきた わたしたち (福音館の科学シリーズ)

  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834085334

作品紹介・あらすじ

人間は大昔から火を頼ってくらしてきました。火は暗い夜を明るく、寒い冬を暖かくしてくれます。食べ物を煮炊きし、土の器や金属の道具などを作ることもできます。やがて蒸気機関や発電機が発明され、火から、ものを動かす力や電気を作れるようになると、文明はさらに発展しました。しかし一方、燃料として資源を使いすぎて、環境を害する様々な問題が起きました。火をめぐる歴史から、便利なくらしの光と影が浮かび上がります。

感想・レビュー・書評

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  • 人間の暮らしとエネルギーの関係についての絵本です。
    火は光と熱を発し、人間はその恵みを活用してきました。
    火とは太陽エネルギーを蓄えた植物や石炭などの燃料が変換された姿なのです。
    技術の進んだ現代では電力が幅を利かせ、火力以外でもエネルギーを生産できるようになりました。
    しかし莫大なエネルギーの生産と消費が有限のリソースを切り崩していることを、わかりやすい文章と綺麗な絵が我々に訴えかけます。
    資源の大切さを学べる一冊。

  • 人類の歴史の中で果たしてきた火の役割。エネルギー源の移り変わりと、これからの問題をわかりやすく書いている。

  • 5歳児が賞賛。「今日読んだ本の中で、1番好き。文化の本だから。」と言っていました。

    大人も勉強になる。
    難しい内容をあっさり簡潔に描いてある良書と思います。
    環境問題,エネルギー問題などにも言及してあり、SDGs関連本だと思いました。

  • はじまりはたき火だったんだ。
    火がヒトにもたらしたもの。
    火(エネルギー)を得るために、費やしてきたもの。

    最後のエネルギー消費量の年表は、やさしい絵と色で書かれているのに、芯が冷えていきます。

    イラストは懐かしく温かい絵で、文章も落ち着いたものでした。
    この科学絵本を手にとれる子どもには、種が蒔かれるのではないでしょうか。

  • 火の起源

    かみなりから〜

    エネルギーとわたしたち
    太陽のめぐみ

    うけるものから取り出すもの、つくりだすものへ

    限りあるもの

    ゆたかなくらしとは?

  • 図書館本。火の発見から蒸気機関、発電へとエネルギーが変わっていった。発明と発展と。権利と義務、ではないけれど、発展と表裏一体で守らなければならない義務も同時進行である。そこを長女と考えていきたい。

  • 火や文明のことがわかります

  • 「人間は大昔から火を頼ってくらしてきました。火は暗い夜を明るく、寒い冬を暖かくしてくれます。食べ物を煮炊きし、土の器や金属の道具などを作ることもできます。やがて蒸気機関や発電機が発明され、火から、ものを動かす力や電気を作れるようになると、文明はさらに発展しました。しかし一方、燃料として資源を使いすぎて、環境を害する様々な問題が起きました。火をめぐる歴史から、便利なくらしの光と影が浮かび上がります。」(『読んでみない?科学の本 しらべてみようこんなこと』子どもと科学をつなぐ会 編 連合出版 2000  の本での紹介より抜粋)

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著者プロフィール

まつむら ゆりこ 福岡県生まれ、現在は沖縄・石垣島在住。新聞記者として20数年働き、その後は子どもの本や短歌の仕事に携わる。著書に『少年少女のための文学全集があったころ』(人文書院)など、絵本に『はじまりはたき火』(小林マキ絵)『夜空をみあげよう』(ジョン・シェリー絵)、訳書に『風の島へようこそ』(アラン・ドラモンド作/以上、福音館書店))、『エマおばあちゃん、山をいく』(ジェニファー・ サームズ作/廣済堂あかつき)など。

「2022年 『ここが わたしの ねるところ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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