大根はエライ (たくさんのふしぎ傑作集)

著者 :
  • 福音館書店
4.02
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本棚登録 : 277
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834083804

作品紹介・あらすじ

さまざまな料理で使われている大根。生でも煮てもおいしい。薬味として主菜の味を引き立てたり、いっしょに煮たものの味を引き立てたり。人気も実力もあるのに、どこか奥ゆかしい。メインの食材を引き立てる脇役に徹している感じがします。日本でいちばん食べられている野菜なのに、なぜでしょう? その理由を考えるうちに、大根に「派手に生きるだけが人生じゃないぜ!」と教えられているような気がしてきます。

感想・レビュー・書評

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  • 謙虚な大根の絵がかわいいー!
    うちの食卓にも捨てるとこなし、で、しょっちゅう並んでる。
    大根足って、誉め言葉だったのね、自分で自分を誉めてました。笑
    因みに大根おろしは
    竹製の鬼おろしを使うと美味しいよ。

  • 大根の本当にエライところは、エライんだぞ!と威張らずに、でもその場その場でそっと皆を支えていることなのかもしれない…

    これを読んだら、あなたもきっと大根のような生き方をしたくなるかも?!

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    小3以降向けの科学雑誌「かがくのとも」の傑作集絵本です。
    そのため、絵本裏には「小学中級から」と書かれています。

    わが家では小2の娘に読み聞かせをしましたが、1ページあたりの文字数は少なめですが、ページ数が思ったよりあったためか、読み切ることはできたものの、後半部分で娘の注意がそれてしまいました。
    小2くらいまでに習う漢字にはルビがありませんので、やはり読み聞かせや子どもひとりで読む場合は、小学校中級からが良いようです。


    絵はほのぼのしていて和むのですが、所々ででてきた大根料理が、絵だとどんな料理かよくわからなかったものもあったので、その部分は写真も併用していただけるとなおよかったです。

    読んでいてわたしも知らなかった知識もあり、親子でタメになりました。
    大根は日本古来の野菜だと思っていたら、大陸からもたらされた野菜だったので、びっくりしました。

    大根のスゴイところがよくわかるだけでなく、スゴイのにスゴイんだぞ!と威張ってないところこそ、大根のいいところだなと思いました。
    謙遜しすぎもよくはないけれども、でも「俺はスゴイ」と知識をひけらかして威張っている人ほど、実は偉くないんですよね、ホント。

    そんな人生の教訓まで得られる、科学的で哲学的な絵本でもありました。

  • 謙虚な佇まいの大根。その素晴らしさを教えてくれる。
    大根役者や大根足など言葉の由来も紹介されて、
    大根づくしの一冊。

  • 大根はホントにエライ!
    なんにでも合うもんね
    でしゃばらずホントすてきです
    かわいいイラストで大根賛美
    知らないこともいっぱいありました
    今夜の箸休めはしらす大根にしましょう

    ≪ 謙虚で万能 いうことなしの だいこんに ≫

  • たくさんの不思議傑作集第1刷
    孤独のグルメの久住さんが文・絵。
    春の七草のスズシロが大根のこと。
    大根の解毒効果で食あたりしないことから「あたらない」が、「芝居が当たらない」大根役者に。

  • 「イイ味出してる脇役」さん。そのとおりです。脇役の大根食べたくなります。

  • そうだね~!!!

  • 大根は色々な食べ物につかっていたのがびっくりした!

  • いつもお世話になっている大根(^^)♪本当に偉いと思う(゜∇^d)!!可愛らしい絵で謙遜しているのを見ると、ますます愛しく感じる~(*≧∀≦*)

  • まさかと思ったけど、作者が「孤独のグルメ」の久住先生だった。
    (孤独のグルメの印象が強くて、「久住先生、絵が描けるんだ…」と驚いた。
    彼も漫画家なんだから、当たり前なんだけど。)

    美味しそうな調理方法や、慣用句、広まったルートまで
    さまざまな角度から光が当てられている。

    4歳児より、大人の私が楽しんで読みました。

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著者プロフィール

1958年生まれ。マンガ家/ミュージシャン。美学校出身。滝本淳助とは、『タキモトの世界』や「東京トワイライトゾーン」(「タモリ倶楽部」内のコーナー。1989年に日之出出版から書籍化)などでコンビを組んだ。

「2015年 『滝本夢絵日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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